誠実な仕事を提供することで
顧客への責任を果たしたい
総合ビルメンテナンス
約30の業者と提携し、総合ビルメンテナンスを手掛ける『ファインプラン』。清掃・消防設備や貯水槽、空調設備の整備などビルに関するあらゆる項目に対応し、正確・丁寧なメンテナンスで顧客の信頼を得ている。顧客はすべて紹介によって獲得しており、その点からも同社の仕事に対する評価の高さが窺える。本日は、大西結花さんが同社・代表取締役の小原剛氏にインタビュー。その人柄にふれた。
大西 早速ですが、小原社長の歩みから。
小原 紆余曲折がありましたので話せば長くなりますが(笑)。若い頃はバンド活動をしていた時期もあり、土地家屋調査士事務所にいたこともありますし、エコ商品の販売会社や不動産会社で働いていたこともあるんですよ。企業勤め時代はずっと営業マン。営業マンと聞いて想像されるであろう、深夜までアポ取りに追われたり休日を確保できない暮らしを送っていました。30歳で結婚して、家族を守るためにそうして必死で働いていましたが、肝心の家族と過ごす時間のない日々に、次第に疑問を抱くようになったのです。そんな時に出会ったのが、ビルメンテナンス会社でした。そちらに転職したことが今に繋がっています。
大西 それまでに様々な仕事を経験されていた社長ですが、清掃に関しては?
小原 清掃の“せ”の字も分からない素人でした。ただ、そちらでも営業職に就かせていただきましたので、売る物は変わりましたが培ってきた経験を生かすことができたんです。清掃・設備を任せていただけるお客様を開拓していたわけですが、この仕事について一からきちんと勉強し、1年後には年間にして数千万を売り上げられるようになりました。
大西 それはすごいご活躍ですね。社長なりの営業マンの極意のようなものが?
小原 極意というほどのものはありませんが、私はお客様と良い関係を築くことを第一としてきました。作業は協力業者にお手伝いいただくのですが、自身が確保したお客様に対しては責任がありますので、現場管理に気を配っていたのです。前の会社を退職して『ファインプラン』を設立したのも、そんなお客様を第一とする自身の理想をとことん突き詰めたいという想いからでした。立ち上げから6年ほど経ちますが、お陰様で広告など打たなくてもお客様に恵まれています。
大西 それは、お客様を大切にされる社長のスタイルによるものでしょうね。
小原 お客様に対して誠実であれ──これが私のモットーです。ビジネスとは、人と人が出会い、信頼関係で結ばれることによって成立するものだというのが私の考えなんですね。10年、20年という長きに亘ってお付き合いできる関係を築いていれば、利益は後からついてくると思っています。ありがたいことに紹介などによってお客様の輪が広がっており、また全幅の信頼を置く協力業者にも恵まれました。素晴らしい技術を持つ協力業者としっかりとした体制を敷き、お客様のニーズに応えています。
大西 御社なら、これからまだまだ成長していかれるでしょう。
小原 ありがとうございます。誠実であり続け、また依頼一つひとつに感謝して、お客様を大切にしていきたいですね。
「『誠実でありたい』という言葉が小原社長の人柄を物語っています。周囲から厚い信頼を得られていることにも納得です」(大西 結花さん・談)
名 称 |
株式会社 ファインプラン |
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住 所 |
東京都品川区旗の台5-13-1 |
代表者名 |
代表取締役 小原 剛 |
掲載誌 |
報道ニッポン 2012年1月号 |
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