スピーディーかつ確実・丁寧な作業を
経験豊富な熟練のスタッフが実現する
産業洗浄に従事して30年以上の歴史を持つ『三友産業』。創業から産業洗浄業界を牽引し、超高圧水による洗浄・剥離・切断・はつり、その他配管などの設備工事も手掛けている。産業洗浄は熟練の技を必要とするが、同社は経験豊富な人材を擁し、多岐に亘る要望に対応。そんな同社を率いる阪本社長の下を、タレントの布川敏和氏が訪問し、お話を伺った。
布川 阪本社長で3代目とのことですが、どういった経緯で現職に?
阪本 私は元々畑違いの仕事をしていて、創業者の方とは縁が無いんです。たまたま6年前に、経理を手伝ってほしいと言われ、当社で働き始めました。ですが、先代社長の時代に、現場スタッフの方が辞めて人手が足りなくなってしまったんです。産業洗浄の仕事は何カ月も前から工期が決まっていて、依頼を受けたからには仕事を納めなければなりません。こちらの都合で人が減ったからといって、工期を延ばすわけにはいきませんから、私も現場作業に携わるようになったんです。
布川 産業洗浄というのは具体的にどのような仕事なのですか。
阪本 高圧洗浄の機材を工場やプラントに運んで配管などを洗浄する仕事ですね。工場やプラントには無数の配管が通っていて、中に油や薬品が流れています。それらが詰まると、機器が正常に動作しなくなったり故障の原因にもなり、機械が停止すると工場にとって大きな損害になりますから、未然に防ぐために定期的に配管のメンテナンスを行うんですよ。高圧洗浄機は移動式なので、依頼があれば全国どこへでも洗浄に向かいます。
布川 高圧と言うぐらいですから、水の制御が難しく危険な作業なのでは?
阪本 そうですね。超高圧水でコンクリートを削り取るはつり作業など、非常に危険が伴う仕事もあります。私も現場に入ることがあるのですが、超高圧水を用いる仕事には作業員に対して大きな反動がかかるため、女性には難しいんですよ。何かあってからでは遅いと、嫌がられるお客様もいて、女性が直接作業に携わることは少ない仕事ですね。ですから私も現場に出る場合は機器のオペレーターを務めることが殆どなんです。
布川 しかし、現場の作業も板についてきたのでは?
阪本 まだまだ未熟ですね。現場作業に関しては経験豊富な熟練のスタッフに支えられています。単に配管といっても、様々な素材や形状、長さのものがありますので、それらに対応するには豊富な経験が必要なんですよ。ですから、熟練スタッフの協力が無ければやっていけません。最近ではお客様の検査も厳しくなっていますから、今まで以上に品質を重視した上で迅速に行う必要があります。それに、事故などを起こしてしまうと、信用問題に関わるので、常に緊張感をもって取り組んでいますね。技術や経験が求められる難しい仕事ですが、洗浄後のきれいな状態を確認できた時の達成感と、お客様からの感謝の言葉にやり甲斐を感じています。
布川 最後に今後の展望を。
阪本 この業界で30年以上の歴史を持つ会社はなかなかありません。次の後継者にきちんとつなぎ、『三友産業』を長く続けていきます。利益追求に走らず、仕事を下さるお客様に喜ばれることを大切にしていきたいですね。
布川 これからもスタッフの皆様と力を合わせて頑張って下さいね!
▲高圧洗浄作業車をバックに、『三友産業』を支える社員の皆様と記念撮影。
名 称 |
三友産業 株式会社 |
---|---|
住 所 |
大阪府松原市三宅西2丁目18-20 ロイヤルコートB-203 |
代表者名 |
代表取締役 阪本 繁美 |
掲載誌 |
センチュリー 2013年8月号 |
本記事の内容は、月刊経営情報誌『センチュリー』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。