2024年09月03日更新
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(株)シンコウ 対談取材記事

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向上心と行動力を武器に多角的な経営を目指す

株式会社 シンコウ

代表取締役 村上 裕介

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─略歴

若干20歳という若さで独立し、全くの未経験から造船業の下請けを始めたという村上社長。現在は船の溶接や部品製造などを手掛け、また介護事業や建設業にも手を広げている。仲間と共にこれから大きく会社を成長させていきたいという社長に、渡嘉敷勝男氏がお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─対談

渡嘉敷 村上社長はずいぶんお若いようですが、お幾つで独立されたのですか。

村上 20歳で独立し、現在23歳です。学業修了後は呉市内の製造会社で2年ほど勤務。ただ私は元々、誰かの元で働くよりも自分で事業を興したいという強い思いがあったので、独立して船の溶接業を下請けで始めました。未経験で人脈もありませんでしたが、とにかく飛び込んでみようと思ったんです。

渡嘉敷 とても思い切った決断ですね。実際に独立されていかがですか。

村上 当初は営業に出向いた時に、私が若いので相手にされないということも度々ありました。そういう時は謙虚に振る舞い、出来るだけ相手に気に入ってもらえるように努めてきました。ただ、自分の会社を持つというのは苦労もありますが、やり甲斐も大きいです。最初は4人で始めましたが、現在は従業員も13名に増え、2012年の7月には法人化も果たしました。工場を借りて船のコンベアの架台などを製造するほか、作った部品の修理や、実際に船に据え付ける仕事もしております。

渡嘉敷 若いからこその苦労がおありだったのですね。では現在は順調に?

村上 いえ。今は造船の仕事が減ってきているので、実は新たな事業展開も色々と考えています。

渡嘉敷 ほう。たとえばどのようなものをお考えですか。

村上 すでにスタートしているのは介護事業です。こちらも全くの未経験ですが、製造業以外にも、もう一つ会社を支える事業がほしいと考えて、専門的な知識をもつ従業員を2人雇って始めました。高齢者が多い地域なので、まだまだ需要があると見込んでいます。介護事業を軌道に乗せることが、まず叶えたい目標ですね。他には、マンション経営や飲食店の経営なども手掛けてみたいと思っています。多角的に事業を展開し、会社を大きくして、従業員を養っていきたいです。そのためにも、私は休日もとれないくらい忙しく営業に出向いていますが、充実感があり楽しいですね。

渡嘉敷 従業員の方をとても大切に思っているのですね。

村上 はい。みんな私と同年代で、社長と従業員というよりは、やはり“仲間”という感覚なんですよ。常に仲間のことを一番に考えて行動するのが私の信念です。

渡嘉敷 社長がそういう考えだからこそ、みなさん信頼して付いて来てくれるのでしょう。

村上 当社は従業員も私同様に若いので、元気も良く、何事にもすばやく柔軟に対応できます。そんな若さと元気を売りにして、どんな仕事でも引き受けていきたい。従業員が活躍できる場を増やすためにも、私自身がもっと営業活動に奔走し、仕事を増やしていきたいです。そしていずれは、50人以上の従業員を抱えるような会社に成長させるのが目標ですね。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

対談を終えて

「20歳で独立するなんて、中々できることではありません。村上社長が常に目標を抱き、実現する行動力をお持ちだからこそ成せる業だったのでしょう。これからの成長が楽しみな会社ですね」(渡嘉敷 勝男さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

株式会社 シンコウ

住  所

広島県呉市川尻町原山1丁目8-15

代表者名

代表取締役 村上 裕介

掲載誌

ザ・ヒューマン  2013年4月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。