2023年02月13日更新
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中嶋康男税理士事務所 対談取材記事

名刺
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税務にかかわるあらゆる業務を網羅し
柔軟な思考で経営を全面的にサポート!

中嶋康男税理士事務所

所長・税理士 中嶋 康男
ライフスマイリスト 代表 上野 修

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─略歴

■感謝の心を原動力に 人を想い人に尽くす──

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

24歳で税理士資格を取得し、2年半の実務経験を積んだ後、2010年に『中嶋康男税理士事務所』を設立した中嶋所長。

夢を叶えた所長だが当初はクライアントがゼロの状態で、景気もどん底だった時期。さらに立ち上げ間もなく東日本大震災が起こり、その影響も大きかった。

決してスムーズなスタートではなかったが、誠実で温かい人柄、クライアントの立場に立った親身なサポートで信頼を蓄積し、今では農業を営む人や企業の経営者、店舗のオーナーなどから頼りにされる存在だ。

そんな厚き信頼を集める所長だが、その姿勢に一切の慢心はない。周囲への感謝を力とし、所長はこれからも人に尽くす税理士として直向きに歩む。


【所長・税理士 中嶋 康男氏の足跡】

愛知県出身。大学在学中に税理士を目指すように。2007年、24歳の時に税理士資格を取得。会計事務所で実務経験を積み、2010年に開業する。税理士の他、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、簿記など様々な資格を持つ。


税務にかかわる様々な業務はもちろん、経営相談、ビジネスマッチングまで、あらゆる角度からクライアントの経営をサポートする『中嶋康男税理士事務所』。中嶋所長と、パートナーシップを結ぶ『ライフスマイリスト』の上野代表に布川敏和氏がお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─対談

独立を視野に勉強をはじめ
2010年に念願を果たす

布川 はじめに、中嶋所長が士業の道に進まれたきっかけからお聞かせ下さい。

中嶋 私が税理士を目指すようになったのは大学3年生の時、就職活動をはじめる時期でした。大学では西洋の歴史を研究していましたが、そうした知識を活かせる就職先が極少なく、方向転換をして税理士を目指すことにしたのです。というのも、何か資格を取ろうと思って簿記の勉強をはじめたのですが、思いのほか自分の肌に合うと言いますか、面白かったんですね。それで簿記の3級、2級の資格を取得し、さらなるステップアップを……と思って税理士の資格に挑むことにしたのです。

布川 税理士の資格はかなり狭き門なのでしょう。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

中嶋 そうですね。税理士試験は何年かかっても良いので、5つの科目に合格しないといけないんです。それで大学4年生の時にはじめて試験を受け、その後も毎年1~2科目の合格を積み重ねました。そして卒業から2年経った24歳の時、2007年にようやく資格を手にすることができたんですよ。

布川 卒業されてからは、どちらかにお勤めをされながら、資格試験の勉強をされていたのですか。

中嶋 税理士事務所でアルバイトをしていました。税理士資格を取得しても、すぐに税理士になれるわけではなく、会計事務所や税理士事務所、一般企業の経理などで、2年以上の実務経験を積まなければいけないんですね。それで、試験に合格してからは別の会計事務所に就職し、そちらで2年半ほど修業させていただきました。そうして2010年の10月に税理士登録ができ、それと同時にこちらの事務所を開業して現在に至っています。

布川 独立したいという思いは、いつごろからお持ちだったのでしょう。

中嶋 税理士を目指して勉強をはじめた時からです。税理士を目指す人のほとんどは、独立することを考えて勉強されたり、お勤めをされていると思います。

布川 独立された2010年は、景気も落ち込んでいたころでしょう。影響はありませんでしたか。

中嶋 確かに先のリーマンショックの影響で景況は低迷推移を続けており、さらには開業してから半年も経たない時に東日本大震災が起こりました。特に震災がもたらした影響はとても大きかったですね。大手企業の工場などが生産をストップし、その周辺にある飲食店も売上げが激減。その中にクライアントもいらっしゃいましたが、厳しい状況の中でも何とか踏ん張って下さいました。経営が順調な時にクライアントのもとを訪問するのは私自身も嬉しいのですが、厳しい状況の時にはどうしても気持ちが沈んでしまいます。震災後は、そういった辛い状況が1年半ほど続きましたね。

自らの経験を活かしながら
人と人とを引き合わせる

布川 現在はどういったクライアントが多いのですか。

中嶋 2割ほどが豊川市内の専業農家さんです。私は『東海税理士会豊橋支部』という組織に所属しているのですが、確定申告の時期に会から農協さんに税務相談のお手伝いということで派遣される機会があり、そのご縁から多くの方をサポートさせていただくようになりました。後は一般企業やお店の方で、経営のサポートなども行っています。

布川 税務や会計のご相談だけではなく、コンサルタント的な立場でもあられるのですね。

中嶋 ええ。どうすれば売上げが伸び、利益を上げることができるのか……という悩みをお持ちの経営者さんが一番多いですね。そういった時はコンサルティングというかたちでお話をさせていただくこともありますし、ビジネスで提携できるような方をご紹介させていただくこともあるんですよ。1+1=2ではなく、3にも4にもなるようなマッチングができればと、3カ月ほど前から新たな取り組みとしてはじめました。そのきっかけとなったのは、私自身がビジネスマッチングを目的とした組織に参加し、今回同席いただいた『ライフスマイリスト』の上野代表と出会うことができたからなんです。

布川 上野代表はどのような業務を手掛けていらっしゃるのでしょう。

上野 保険の代理業をメインに、海外での積み立てなど、投資のご提案を行っています。中嶋所長とは今お話にあったように、半年ほど前にマッチング交流会で出会い、現在は海外セミナーなどを一緒に手掛けているんですよ。

布川 そういったご経験があって、ご自身のお仕事にもマッチングを採り入れていらっしゃるのですね。

中嶋 そうです。今後もますます力を入れていきたいですし、上野代表と一緒に手掛ける海外セミナーにおいても、さらに内容を充実させていく所存です。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

双方にプラスになるマッチングを目指す

▼税理士は税務代理や税務書類の作成、税務相談などの税理士業務に加え会計業務を行う税務の専門家。しかし最近では税法の複雑化や高度化、国際化が進み、税理士に求められることは税務以外にも及んでいる。『中嶋康男税理士事務所』でもコンサルティング業務に力を入れており、さらに新しく人と人とを引き合わせるマッチングにも取り組みはじめた。これまでに実現したのは、広告会社と自動車整備会社とのマッチングだ。両社は共に、中嶋所長のクライアント。まず、自動車整備会社の社長から、自動車整備の事業だけでは厳しいため、新たなビジネスをはじめたいという相談があり、その宣伝のために広告会社の社長を紹介。そこにビジネスが生まれ、良い関係が続いているという。

▼マッチングは単に人と人とを引き合わせればそれで良いというものではない。それぞれの能力、実績、人柄などを充分に知った上で、相乗効果があると思えなければ意味がないのだ。「いわば、お見合いと同じようなもの。下手な引き合わせをすれば、双方に不利益をもたらすことにもなりかねませんから責任は重大です」と所長。「より一層、クライアントの売上げにつながるマッチングを目指していきたい」と意欲を見せている。

対談を終えて

「学生時代は西洋の歴史を学ばれたという中嶋所長。卒業後は全く違う税理士という道に進まれましたが、独立された今、海外セミナーでお話をされるのに、培ってこられた知識が役立っているそうです。今後もこれまでのご経験を活かしつつ、また新たな知識と経験を蓄積していかれることでしょう。」(布川 敏和さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

中嶋康男税理士事務所

住  所

愛知県豊川市国府町池田15番地の14

代表者名

所長・税理士 中嶋 康男

掲載誌

リーダーズ・アイ  2013年4月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。