月刊経営情報雑誌「マスターズ（MASTERS）」（国際通信社）、「アンカー（ANCHOR）」（報道通信社）、「センチュリー（CENTURY）」（USPマネジメント）対談取材記事掲載の経営者が参加する国際通信社グループ運営の異業種ネット

石橋　土肥オーナーがリンパセラピストを目指されたきっかけは？

土肥　以前、大病を患いながらも奇跡的に生還を果たした私は、その体験から「生かされている自分」を実感しました。そして、“人の健康に貢献し、皆様に恩返しをしたい”と思うようになったのです。そこで、かねてよりその素晴らしさを身を以て知っていたリラクゼーションの世界に入ろうと決意。リンパマッサージを皮切りに、整体などを学び、お店を立ち上げました。

石橋　お話を伺って思わず鳥肌が立ってしまいました。ところで、お店のセールスポイントやこだわりは何でしょうか。

土肥　第一に、お客様との出会いを大切にしています。また、ドアを開けられた瞬間に、お客様の姿勢や顔色、表情を拝見し、初めての方には、体調・体質・既往歴など問診して、その方の症状に沿ったメニューを立て施術しております。

石橋　真にお客様の身体症状に合った施術ということですね。

土肥　はい。また、お客様の中には、からだのケアだけでなく心のケアが必要な方もおられます。そのようなお客様とのコミュニケーションには、メンタルヘルス業務員の経験を生かし、的確に対応しております。実は、先ほどから石橋さんの手のむくみが気になります。ハンドの施術を体感してみませんか。

石橋　いいんですか！　お願いして。

土肥　（施術しながら）まあ、かなりの老廃物をリンパ節に溜めておられますね。ですが、こうしてマッサージをしていくと、リンパの流れが整っていきます。ほら、見て下さい。施術した手としない手を比べると、こんなに指の太さが変わったでしょう。いかがですか？

石橋　全く違いますね。右手は老人の手のまま、左手は青年の手になった（笑）。

土肥　リンパマッサージはどなたでも手軽に行えることから、お客様方の要望もあり、リンパセラピー教室を定期的に開催しています。年齢を問わず多くの方に受講いただき、体調に改善が見られたと朗報をいただいております。

石橋　それはすごい。潜在的なニーズがあったわけですね。

土肥　ええ。中にはリンパセラピストを目指す方もおられます。資格を取得された方には教室のアシストをお願いしたり、全国的にも珍しい、リンパセラピストのための貸サロンスペースを設けるなどして、バックアップしています。また先般も、総合病院から、ピンクリボン運動のイベント会場でのリンパマッサージ体験ボランティアの要請があり、行って参りました。「医療現場でのリンパセラピストの活躍」という、私の夢が一歩前進したように思うと共に、あと一押し、リンパセラピストが国家資格となるように富山から発信しております。