沖縄県の未来を支える
子どもたちの大きな一歩を後押し──
島田 池之上塾長がこの業界に入られた経緯からお聞かせ下さい。
池之上 私は前職で生命保険の営業をしていました。ある時、飛び込み営業で伺った一件のお宅で、親御さんが「保険に入りたいけど、うちには受験生がいるからそちらにお金をかけないと」とおっしゃるのを聞いて、つい「私が見ましょうか」と言ってしまったんです(笑)。
島田 講師の経験はあったのですか。
池之上 いいえ。人に何かを教えたことは全くなかったのですが、その家で家庭教師をすることになりまして。そのうちにその子の友だちもと、どんどん生徒が増えていき、私の住んでいた団地の一室で、保険の仕事を続けながら勉強を教えるようになったのです。その後、そちらも手狭になったため、新たに教室を設けて本格的に始めることにしました。
島田 当時から教え方がよかったのでしょうね。始められていかがですか。
池之上 私は塾業界は教育とサービス業の狭間にある業界だと思うのですよ。教育者としては厳しさが、一方ではサービス業としてお客様へのサービスが必要になります。ですから、授業中は厳しく、それ以外の時間は和気藹々と、メリハリを大事にしています。また、目に見える商品があるわけではないので、その分、自分を高め、また、後押しの言葉を子どもたちに受け止めてもらえるような信頼関係を築くことに重点を置いています。
島田 教育者として非常に大事なことですね。では、最後に今後の夢をお伺いします。
池之上 沖縄県は今後、アジアの主要地域として、世界的に重要な場所になってくると思います。ですから、地元の企業を仕切り、支えていけるような能力を持つ子どもたちをたくさん育てていきたいと思います。
島田 本日はありがとうございました。
名 称 |
榮進塾 |
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住 所 |
沖縄県うるま市字具志川2908番2F |
代表者名 |
塾長 池之上 政浩 |
U R L |
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掲載誌 |
トップフォーラム 2013年1月号 |
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