2023年02月13日更新
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(株)オカムラ 対談取材記事

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比類なき練達の技術力を以て
塗装の万事を請け負うエキスパート

株式会社 オカムラ塗装

代表取締役 岡村 英治

ゲスト 志垣 太郎

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─略歴

一般建築塗装工事から店舗内外の塗装、家具・什器の塗装、さらにはアンティーク塗装まで、高い技術力を以てあらゆる塗装を手掛けている『オカムラ塗装』。塗装業界一筋に歩んで腕を磨き、経営者として、そして職人として同社を牽引する岡村社長に、俳優の志垣太郎氏がお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─対談

志垣 岡村社長の歩みから伺います。

岡村 出身は福岡県で、父の転勤で広島県に移り住みました。塗装職人だった父の背中を見て育ったものの、子どものころは塗装業に携わろうとは考えていなかったのです。しかし、中学校卒業を目前に控えた時に、先生から校内の汚れた壁を塗装してほしいと頼まれましてね。その時に懸命に励むほどに壁が綺麗に仕上がっていく様を目の当たりにし、塗装業に惹かれたんですよ。今思えば父の血筋もあったのだと感じますが、その体験をきっかけに学校卒業後に塗装職人として修業を始めたのです。

志垣 本格的に塗装業に携わってみていかがでしたか。

岡村 大変奥深い世界だと思いました。たとえば日用大工のような感覚でペンキを塗るのとは全く違い、実際に修業に入って塗装業の難しさを痛感しましたね。幾度も壁にぶつかり、その度に試行錯誤を重ねて課題を一つひとつクリアして一心不乱に腕を磨きました。そうして9年間勤める中で、建築塗装のみならず店舗や家具、什器などの塗装経験も積ませていただき、独立を果たした次第です。

志垣 独立は、ずっと考えておられたのでしょうか。

岡村 ええ。修業を始めた時から、いつかは自分の力で独り立ちしたいと考えていました。とは言え、起業してからは苦労の連続でしたね。職人としてずっと現場に立ってきましたから、実務面に関しては多少なりとも自信を持っていましたが、経営面ではまるで素人。特に営業面が苦手で、非常に苦戦を強いられました。それでも、規模の大小にかかわらず、寄せられる一つひとつの仕事に全力を傾注し丁寧に仕上げていった結果、信頼していただけるようになり、独立から数年後に事業が安定してきたのです。現在は、スタッフも10名ほどおり、様々な現場に対応しています。

志垣 社長の誠実な姿勢が信頼を呼び込んだのですね。企業として成長してこられた要因はどこにあるとお考えですか。

岡村 他所ではあまり請け負わない特殊な塗装にも対応できる点が、同業他社との差別化につながったと感じています。そのひとつに、当社ではアンティーク塗装も手掛けていましてね。これは調度品をアンティーク調に仕上げていく塗装で、たとえば、新しいブリキのトタン板を赤錆がかった装いに整えていくなど、技術力とセンスが求められます。こうした特別な仕様の塗装も、ニーズに沿う形で請け負ってきたことが今日の信用につながっていると思います。

志垣 そうした特殊な塗装は、お客様一人ひとりのニーズを引き出すのが難しそうですね。

岡村 はい。ですから、私共ではお客様との対話を大切にしているんですよ。お客様が頭の中で描いておられるイメージを引き出し、それを具現するために見本をつくって打ち合わせを重ねています。最も大事にしなければならないのはお客様の期待を超える満足であって、職人の自己満足に終始してはいけないと常に胆に命じています。

志垣 高いプロ意識を感じます。お話も尽きませんが、最後に今後の抱負を。

岡村 塗装職人として、現状に満足することなく研鑽に励み、今後もお客様のあらゆるご要望に応えられるように努力を重ねていく所存です。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

株式会社 オカムラ塗装

住  所

広島県福山市南手城町1丁目11番9号

代表者名

代表取締役 岡村 英治

U R L

https://oka-mura.jp/

掲載誌

リーダーズ・アイ  2012年12月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。