2023年02月13日更新
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アース・クリーン(株)/金木鍼灸院 対談取材記事

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地元企業ならではの視点で
地域の環境事業を全うする

アース・クリーン 株式会社
金木鍼灸院

代表取締役 高原 幸雄

ゲスト 三ツ木 清隆

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─略歴

自治体などからリサイクル事業を受託している『アース・クリーン』。現在メインで手掛けているのは、市町村などから産業廃棄物として出されるビンを、人工砂に加工し、建材としてリサイクルするというもの。地域の資源リサイクルへの貢献に欠かせない存在として躍進を続けている。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─対談

三ツ木 まずは高原社長の歩みから。

高原 東京出身で、高校で建設を学んだ後、建設会社の特殊建設課に配属されました。そこでは開閉式ドームや駅ビル、橋梁の建設などに携わってきたのです。ただ、景気の影響で事業が縮小されることになり、私も本来やりたいことを求めて退職。そのころに妻と出会いました。妻はすでに鍼灸院を開設していたこともあり、彼女の地元である青森に移住することを決めたのです。もともと、地方での暮らしにあこがれていたこともあって、この地に骨を埋める覚悟で彼女の家業である建材会社に入社させていただきました。そちらは砂の販売をメインとしていたのですが、将来的には青森で砂は採取されなくなるだろうと義父は考え、2007年にリサイクル法が改正されたのをきっかけに、資源ゴミであるビンを使って、人工砂を作る事業を立ち上げたのです。既存のシステムを応用して人工砂を作るという新規プロジェクトに、私も当初から関わらせていただきました。20代半ばで事業部長に就任し、8年ほど経験を積んだのです。

三ツ木 その後、独立を?

高原 ええ。プロジェクトを開始する時から、事業分配の話はあったため、そのころから事業計画を立てていました。特に、公共事業の委託には、1年以上の実績も必要になることから、事前準備は必須だったのです。現在、当社では市から収集と分別業務を委託されており、リサイクル協会からは処理も受託しています。こうして順調なスタートが切れたのも、義父が人工砂の需要を早くから見込んでいたこと、そして委託を受けるための準備を促してくれたからこそなんです。義父の先見性には改めて感服いたします。

三ツ木 そして、奥様はこちらで鍼灸院も運営していらっしゃるのですね。

高原(志) ええ。私が16歳の時に亡くなった母のアドバイスで鍼灸師になったのですが、こうして地元で開業できることを、とてもうれしく思っています。夫には本当に感謝しています。

三ツ木 ご夫婦そろって生き生きされていることが、素晴らしいですね。今後についてはいかがですか。

高原 県から出た資源は県内の業者で処理できるようにしたいと考えており、今後はビンだけでなく廃タイヤなどのリサイクルにも着手していきたいです。また、青森のような豪雪地では、雪かきに苦労する高齢者の方も多いため、かつての設計のノウハウを活かして、そうした負担を少しでも軽減できる取り組みを行い、地域に貢献できればと思っています。

三ツ木 陰ながら応援しています。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

▲対談には『金木鍼灸院』の院長を務める奥様の高原志麻さん(右)にもご参加いただいた

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ(LEADER’S EYE)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

アース・クリーン 株式会社
金木鍼灸院

住  所

青森県五所川原市金木町芦野234番地44

代表者名

代表取締役 高原 幸雄

掲載誌

リーダーズ・アイ  2012年8月号

※代表者と奥様の“高”は正しくは“はしご高”です

本記事の内容は、月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。