2023年02月13日更新
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活心術 峰丈流 護身武道/(同)GOSIN 対談取材記事

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動画

武道が教えるは己に打ち勝つことである──
深き愛で以て青少年を導く真の武道家

活心術 峰丈流 護身武道
合同会社 GOSIN
NPO法人 国際護身武道協会
NPO法人 夢と心を育てる会

創始者宗家 山田 峰丈
女将 山田 佳世
最高師範 飯田 真一
事務局長 長瀬 聡

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─略歴

■まずは己を輝かせよ! さすれば暗闇を彷徨う者の道標となり得るだろう

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

長年、非行少年の更生に尽力してきた山田先生。先生は言う──彼らは暗闇の中を歩いている、と。

「そんな彼らの道標になろうと思うならば、まずは自らが輝いていなければならないでしょう。輝き方は人それぞれ。そして私は武道家です。ひたすら修業に打ち込む背中を示していきます。それが私の輝く方法だと思いますから」と語る。

先生の覚悟は、我々の想像を絶するものだ。何と、稽古ができなくなれば空手着を脱ぐと言う。実直に武道に励む先生だからこそ、今までに多くの青少年を導いてこられたのだろう。先生という光を見出し、皆、暗闇の中から抜け出した。


青空空手教室から稽古生1,000人以上の団体へと発展を遂げた『活心術 峰丈流 護身武道』。同流派の創始者宗家である山田先生は、熱き信念のもと武道を極め、青少年を中心に指導してきた。さらに先生は奥様である山田佳世女将と共に、問題を抱える青少年を受け入れて寝食を共にし、更生の道へと導いてきたという。本日は三ツ木清隆氏が道場を訪れた。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─対談

三ツ木 『峰丈流』は山田先生が立ち上げられた流派だと伺いました。詳しいお話をお聞かせ下さい。

山田(峰) 長年、空手界で修業を積んできて感じたのは、武道の競技化が進み、スポーツと認知されつつあるということでした。競技に勝つためだけの武道であれば、勝者ばかりがクローズアップされ、人知れず稽古を積む者はその影に埋もれてしまう。果たしてそれが武道の追求すべき真の在り方でしょうか。空手は武道です。武道の世界では、勝つべき相手は対戦者ではなく自分自身。周りの環境やルールにではなく、自らの「精神力」と「肉体」に重きを置き、稽古に励むことが必要なのです。そこで『峰丈流』では空手を主体としつつも、ルールに縛られない総合武道を追求しました。そのため当流派はあらゆる武道に通用します。

三ツ木 なるほど。しかし、勝ちにこだわらない先生が、何故「あらゆる武道に通用する」ことを目指されたのですか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

山田(峰) それは『峰丈流』が護身術だからです。「この流派の者には勝てるが、あの流派は無理」などと言っていては、自らの身は守れないでしょう。試合に勝つのは結果に過ぎず、あくまでも一番の目的は護身にあります。

三ツ木 納得しました。ぜひ『峰丈流』を多くの人に広めてほしいですね。

山田(佳) お陰様で、現在では活動の場が全国に広がっています。思い返せば、活動を始めてもう30年。最初に主人を慕ってくれたのは高校生の子でした。空手はその子を中心に広まっていったのですが、それとは別に非行少年の面倒をみるようにもなりまして。トラブルを起こして学校へ行けなくなった子、警察にお世話になった子──そういった子たちを我々は塾生として自宅に預かって寝食を共にし、学校や仕事に通わせてきました。もちろんその取り組みは現在も続けていますよ。

三ツ木 えっ!? そんなことまでされているのですか。

山田(佳) 誤解を恐れずに言いますと、我々が始めようと思ったわけではないんです。たまたまそういった子と巡り逢い、受け入れた以上は突き放すわけにはいきませんでした。親には見放され、学校の先生もお手上げ。我々まで突き放したら、その子たちの行き場はなくなってしまうでしょう。正直、預かっている子がらみで、何度も脅されたり絡まれたりしました。しかし、ここは武道を教え、精神性の追求を実践するために開いた道場です。どんなに苦しくても彼らを守り育てていかなければならない、いえ、育てていきたいと思っています。

山田(峰) 妻には苦労をかけました。今までには色んなことがあり、一時は命の危険さえ感じる時もあったのです。そこで私は、一人で相手のところへ出向き、話をつけに行ったこともあります。そうする内に皆、「面倒だから関わるのはやめとけ」と言って、近づいてこなくなりました。お陰様で今は平安に過ごせており、子どもたちは妻のことを母のように、また、姉のように慕っています。

三ツ木 子どもも親も感謝しているでしょう。このような場がもっと増えればいいのですが……。

山田(峰) いえいえ。どこかに預ければ子どもが育つわけではありません。やはり家庭でしっかり教え導くことが必要なのです。我々は子どもももちろんですが、保護者も交えて共に成長する場を設けていまして。NPO法人も立ち上げ、本格的に活動しています。我々の言葉に耳を傾けてくれる保護者の子どもは更生が早いんです。ここに来た当初は親に反抗的だった子が、いつしか「親の面倒をみたいんだ」と言ってくれたり。そうして成長していく様子を目の当たりにすると、とても嬉しいですね。

山田(佳) NPO法人では、子育てに悩む保護者を直接支援したり、教育機関で講演を開催したりしています。私たちは、様々な問題を抱えた子どもたちと接してきた経験に基づいて助言し、少しでも子育てに悩む方々の力になれればと思っているんです。そして願わくば、学校を創って、逞しい人間力のある子どもを育てたい。それが私の夢です。

飯田 私自身、小僧のころからこちらでお世話になり、もう25年が経ちます。小さなころは軟弱で、ある日山田先生に助けていただいたことで「先生のような人になりたい」と、強く思いました。まだまだ精進が足りませんが、先生や女将の夢を実現できるよう、これからも道場のために尽くして参ります。

長瀬 私も同じ気持ちです。この『峰丈流』の精神を基にした教育を実現するために、まずは道場の発展に貢献していく所存です。

三ツ木 最後に山田先生から一言お願いいたします。

山田(峰) 私とてまだ修業の身。とことんまで武道を追求する私の背を、後進たちに見てほしいと思います。この『峰丈流』は、自分らしい人生を切り拓くための心の武道です。これからも多くの者たちと共に学んで参りたいと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

人間力を高める“身の丈 徳育講座”

「自分が自分らしく生きるために」「自分を自分らしく活かすために」「高い『志』のある社会を目指して」──この3つの理念を掲げて稽古生を導いてきた『活心術 峰丈流 護身武道』が、この度道場理念をさらに掘り下げ、情操教育を展開している。それが“身の丈 徳育講座”だ。

稽古生各々に考えを発表させ、その想いを互いに共有していくこの講座。そうすることで「考える力」や「表現力」、「コミュニケーション能力」を磨いて、広く「人間力」を養い、実生活に活かすことを目的としている。

山田先生は指導員にこう言う。「“先生”になるな」。なぜなら、『峰丈流』は“教育”ではなく“共育”を実践しているからだ。共に学び、共に成長する。稽古にしても、まずは自分が打ち込んでいる背中を見せる。そうして稽古生は、自然と成長していくのだ。

講座を受けて早くも変化が現れた者がいる。それは、山田先生と女将が深い愛でもって“共育”しているからに他ならない。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

対談を終えて

「壮絶な体験をしながらも、決して子どもたちを見放さなかった山田先生と女将。とても真似できることではありません。本当に頭が下がりますよ。そんなお二人の原動力は、子どもたちの“笑顔”だそうです。これからも多くの子どもたちを笑顔へと導いて下さい」(三ツ木 清隆さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

活心術 峰丈流 護身武道
合同会社 GOSIN
NPO法人 国際護身武道協会
NPO法人 夢と心を育てる会

住  所

長野県茅野市豊平3072-6

代表者名

創始者宗家 山田 峰丈

U R L

http://www.hojyoryu.com/

支部道場

全国に広がる 活心術 峰丈流 護身武道 各支部道場 全119教室

【総本部道場直轄教室】

長野県 長野地区(4) 諏訪地区(23) 伊那地区(22) 飯田地区(1)

東京都 新宿地区(2) 江戸川地区(1)

山梨県 甲府地区(2)

京都府 三条地区(1) 城陽地区(1)

滋賀県 下笠地区(2) 老上地区(2) 守山地区(2)

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長野県 辰野地区(6) 箕輪地区(4)

【北澤支部】

長野県 木曽地区(8)

【両角支部】

北海道 北新地区(2) 北信濃地区(2)

【福島支部】

熊本県 西瀬地区(2) 東間地区(2) 相良村地区(2)

掲載誌

トップフォーラム  2012年8月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『トップフォーラム』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。