2023年02月13日更新
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鈴木金属 対談取材記事

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リサイクル企業だからこそできる社会貢献を──
循環型社会の実現を目指し、力強く邁進する

鈴木金属
ハイパワー

代表 鈴木 光

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─略歴

鉄・非鉄金属の総合スクラップ業を主体に、産業廃棄物収集運搬業・解体工事業などリサイクルにまつわる様々な事業を展開している『鈴木金属』。近年では法人・個人向けの不用品回収業を手がける『ハイパワー』を新たに立ち上げるなど、業務の幅をどんどん広げている。そんな成長著しい注目の企業を女優の大沢逸美さんが訪問。鈴木代表にお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─対談

大沢 早速ですが、鈴木代表の歩みから。

鈴木 幼少期からやんちゃだった私は社会に出てからも趣味の音楽が中心の生活を送っていました。しかし20代半ばを迎え、ふと周りを見渡すと、皆立派な社会人になっていて。正直焦りましたね(苦笑)。「このままではマズイな」と職探しを始めた時、偶然出会ったのが金属リサイクル業界でした。正直、最初はあまり関心がなかったものの、有料で処分されるただのゴミだと思っていた金属くずが実は資源として再利用されていること。それぞれ価値ある金属として相場で売買されていること。国内外で流通し、溶解されてまた新たな製品として蘇ることを知り、驚きと共に興味を覚えました。そうして仕事にのめり込み、28歳で独立したんです。ただ独立と言っても駐車場1台分、2tトラック1台、自分1人。両親、友達に「独立したんだ!」と、とても言える状態ではなく(笑)、当初の3年間程は生活も厳しくて大変でした。

大沢 でも、今やこんなに広いヤードを構え、立派な設備も整えておられます。

鈴木 もう本当に意地でしたね。やりました辞めましたでは格好悪いですし、今こんな仕事をやっているんだと胸を張って言える自分になりたい。その一心で歯を食い縛ってやってきたんです。お陰様で多くのお得意様に恵まれ、2010年には約1,000坪あるこの土地を購入でき、昨夏には石巻にもヤードを設けました。

大沢 なぜ石巻にヤードを?

鈴木 震災後、仲間と共に支援物資を持って被災地に赴いた際、被災者の方々から色々な話を聞きまして。その中で「何か力になれることはないか」と強く思うようになり、自分に何ができるかと考えた時、私の本業はリサイクルですから瓦礫の撤去ではないかと思い至ったのです。現在は仲間の会社と共に行政からの委託で住居の解体に関わっています。
  さらに当社は今まで金属スクラップ業を柱としてきましたが、先日から新たに法人・個人を対象とした不用品回収業にも着手しました。実は不用品回収業者の中にはチラシで「業界最大手・格安処分!信頼の実績!」などと謳っておきながら、後から高額な処分費を請求する悪質な業者も存在するんです。地元・川越でそんな業者に騙されたというお客さんの話を聞き、私は許せませんでした。そこで不用品回収業を始めたのです。そして悪質な業者が絶対に真似のできないサービスとして無料処分を前面に押し出そうと決めました。当社ではより多くのお客様のお役に立てるよう1,000点以上の品目を無料で回収・処分しており、有料処分品に関しても格安で対応しています。

大沢 それで大丈夫なのですか!?

鈴木 本業で培ったルートがあるので、幾らかの利益にはなるんです。ちなみに回収した家電などはスクラップとして、中国などに輸出しています。

大沢 それでは最後に、将来の展望を。

鈴木 この業界は景気の影響を受けやすく、相場も日々変動しています。だからこそ前に出ることで活路を見出したい。国内のみならず海外にも目を向け、同業者が手を出していない分野にも積極的に挑戦し、いけるところまでいきますよ!

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

対談を終えて

「ゼロからのスタートでありながら、わずか8年でここまでの企業へと育てあげた鈴木代表の手腕には脱帽しました。しかも代表は、正義感の非常に強いお方。これからも社会のためにいいお仕事を続けて下さるに違いありません」(大沢 逸美さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

鈴木金属

住  所

埼玉県桶川市川田谷2417

代表者名

代表 鈴木 光

U R L

http://www.suzukin.jp

名  称

ハイパワー

住  所

埼玉県桶川市川田谷2417

U R L

http://www.hi-power.jp

掲載誌

トップフォーラム  2012年6月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『トップフォーラム』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。