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新聞販売を通して社会に貢献する
『西日本新聞 エリアセンター大牟田駅南』は、2008年4月にオープンした新聞販売店。大牟田市内の担当エリア内で、毎日約2千部の新聞を配達している。本日は竹原慎二氏が同店を訪問し、川迫所長と『エリアセンター大川北』の保田所長を交えて対談を行った。
竹原 まずは川迫所長の歩みから。
川迫 学校を卒業して地元のプロパンガス取り扱い店に勤めたのですが、独立したいという思いをずっと持っていたんです。そして、新聞販売店で経験を積めばいずれ独立できる可能性があると考えてこの業界に飛び込みました。その修業先で先輩だったのが、現在『エリアセンター大川北』を運営しておられる保田所長なんです。
竹原 保田所長も独立を目指して勤めておられたのですね。
保田 そうです。私は川迫所長よりも一歩早い2007年12月に販売店をスタートし、その翌年4月に川迫所長がこちらを立ち上げられたんです。
竹原 朝早いお仕事ですし、雨や雪の日、台風でも配達はあるでしょう。大変なお仕事ですが、どんな部分が魅力ですか。
川迫 直接お客様とお会いすることは少ないのですが、新聞の入れ方1つでも喜んでお礼をいただくこともあり、そういったお客様の声が励みになりますね。また、新聞販売店は地域密着が基本ですから、それぞれの地域で運営方法が違うんですね。販売店のカラーが自由に出せるという意味で、とても魅力的な仕事だと思っています。
竹原 たとえば、こちらで独自に取り組んでいらっしゃることは?
川迫 プレゼント企画や産地直送品の販売を企画しています。また、お客様の中には店舗も多いので、有料ではありますが独自にチラシを作って折り込みをし、その効果を見ていただいたり、新聞とは別に広告のポスティングなどを行ったりしています。さらに地域活性化の一助になればと、地元のお祭やイベントにも積極的に参加しているんですよ。そしてもう1つ。行政と協力し、個別配達をしながら高齢者をはじめとした地域の方の安全見守り活動も行っています。
竹原 様々な取り組みを通して、地域とのかかわりを大切にされているのですね。現在、スタッフさんは何名ですか。
川迫 約14名です。修業時代、周囲の先輩から「お前を一人前に育てて必ず独立させるから、お前も後進を育てて独立させ、またその人が独立できる人を育てられるように導いていきなさい」と教えられました。今はまだ道の途中ですが、いずれその教えを実現できればと思っています。
竹原 人を育てる精神が、ひいては業界の発展につながっていくでしょう。では最後に今後の展望を。
川迫 新聞を通して地域を元気にしたいと考えています。そのためにも先輩たちから引き継いだものを次の世代へと伝えていきたいですね。
▲対談に参加していただいた『西日本新聞 エリアセンター大川北』の保田和彦所長を交えて記念撮影
名 称 |
西日本新聞 エリアセンター大牟田駅南 |
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住 所 |
福岡県大牟田市右京町32-1 |
代表者名 |
所長 川迫 昭博 |
掲載誌 |
リーダーズ・アイ 2012年5月号 |
本記事の内容は、月刊経営情報誌『リーダーズ・アイ』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。