現場の環境、空気を読み取り
臨機応変に作業を完遂させる
【足跡】 大阪府出身。社会人としての第一歩をイベント設営業界で踏みだし、以来、同業界一筋に歩む。イベント設営を手掛ける会社で経験を積んだ後、フリーに転向。独立までの10年間、現場監督を経験するなど、設営のノウハウだけでなく、人材の統括など経営の勉強も積んだ。2009年に大田聡取締役と共に『キューズプランニング』を設立。現在に至る。
イベント会場や舞台、展示会、店舗、オフィスなどの内装工事、企画から設計、施工、運営管理までを手掛ける『キューズプランニング』。どんな現場も迅速且つ、正確な仕事で依頼を完遂する少数精鋭企業だ。スタートから3年目──会社の基盤づくりに邁進する高橋社長に、俳優の志垣太郎氏がインタビューした。
志垣 『キューズプランニング』はイベントや舞台、そして内装工事の企画から施工までを手掛けておられるそうですね。
高橋 はい。私はこの業界一筋で、その中でコンサートをはじめあらゆるイベントの企画から施工までに関わってきました。イベントと一口に言っても様々ですし、その内容によって現場の環境も空気も異なり、勝手も違うので、経験が問われる仕事ですね。高度なものになると専門業者が入りますが、仕掛け一つにしてもいろいろとありますので、私も一つひとつの仕事を覚えるのに必死でしたよ。
志垣 私も舞台に立ったことがあるので、設営される裏方の皆さんの大変さを多少なりとも知っています。経験が問われると高橋社長もおっしゃいましたが、独立前には長く修業を?
高橋 関連会社に勤務し、フリーに転向してからも10年間ほど現場監督などを務めていましたので、トータルすると長いですね。その中で、店舗関係の内装にも携わり、現在、当社の取締役を務める大田と出会いました。それで一緒に事業をしようと意気投合して、私がイベント設営、大田が内装工事を担当する形で事業をスタートしたのが2年半程前のことです。
志垣 どちらも誰かのための“ステージ”をつくるという点ではよく似ていますね。現在は、何名で動かれているのでしょう。
高橋 4名です。ただ、急な依頼も少なくありませんから、フリーの方に応援に来ていただいて、スピーディーな対応を心掛けています。協力してくれる同業者あってのことですので、横のつながりの大切さを感じますね。
志垣 横のつながり、ですか。今は人間関係が希薄になっていると言われますが、ビジネスは人間関係が原動力ですよね。
高橋 同感です。これは何も共に働く仲間に限ったことではなく、お客様に対しても同じ。決して不義理のない仕事をして信頼に応えることで、次につながっていくのだと思います。
志垣 事業をスタートされてからまだ約2年半ということで、まだまだこれからが楽しみですね。今後の展開については、どのようにお考えでしょう。
高橋 この不況下で会社を興し、立ち上がりから厳しい局面もありましたが、何とか約2年半、続けることができました。幸い、仕事も徐々に増えています。今はまだ足固めの段階だと肝に銘じ、これまでに築いた関係、お客様一人ひとりを大切に、基盤をしっかり築いていきたいですね。
志垣 頑張ってください!
▲取締役・大田聡氏にも対談に加わっていただいた
「イベント設営や店舗の内装工事と一口に言っても多岐に亘りますよね。高橋社長のおっしゃるように、臨機応変な対応が求められるでしょう。イベントや店舗がこうした方々の努力に支えられていることを知っておかねばなりませんね」(志垣 太郎さん・談)
名 称 |
株式会社 キューズプランニング |
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住 所 |
【本社】 大阪府門真市東江端町10-21 |
【営業所】 大阪府大阪市住吉区長居2丁目3-19-301号 |
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代表者名 |
代表取締役 高橋 久志 |
掲載誌 |
ザ・ヒューマン 2012年3月号 |
※代表者名の“高”は正しくは“はしご高”です
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