2023年02月13日更新
全登録者数 852件 (最新月度登録者数 0件)
トップページ (有)エアウイング 対談取材記事

(有)エアウイング 対談取材記事

名刺
動画

卓越した修理技術と細やかな対応で
顧客の快適な暮らしを支える

有限会社 エアウイング

代表取締役 加藤 忠

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─略歴

【足跡】 約3年間アパレル関係の会社に勤めた後、友人の父親が経営するハウスクリーニング会社に転職し、空調設備メンテナンス業に携わるように。その後、同業他社での約15年間に及ぶ修業を経て、「エアウイング」を設立する。


大手空調総合メーカーのサービス協力店として、同社製品のメンテナンスや修理、清掃などを手掛けている「エアウイング」。この業界で長きにわたり修業してきた加藤社長が、培ってきた人脈とノウハウを活かして設立した会社だ。顧客の立場に立った丁寧できめ細かいサービスには定評があり、法人、個人問わず、多方面から信頼を寄せられている。本日は、タレントの藤森夕子さんが同社を訪れ、社長にインタビューを行った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─対談

藤森 早速ですが、加藤社長の歩みからお聞かせ願えますか。

加藤 出身は東京都大田区です。学業修了後は、紳士服の販売を手掛ける会社に就職しました。3年程勤めた後に退職し、「仕事を手伝ってくれないか」とお声掛けいただいたことで、同級生の父親が経営するハウスクリーニング会社に転職。そちらで、現在手掛けている、空調設備のメンテナンス業と出会ったのです。その後、大手空調総合メーカーの製品の修理を手掛ける会社で15年程修業した後に独立。当社も、同じメーカーのサービス協力店として、同社製品の修理やメンテナンスなどを手掛けております。

藤森 具体的には、どのような流れでお仕事を請けられているのでしょうか。

加藤 まず、お客様からメーカーの方へ修理やメンテナンス依頼のお電話が掛かってきます。すると、本社からサービス協力店に連絡が入り、私共がお客様の下へ訪れるのです。独立した一企業であっても、協力店としてメーカーの看板を背負い、メーカーの代表として伺いますので、その分より一層の責任感を伴いますね。

藤森 大手空調総合メーカーともなれば、様々な性能を持つ製品を販売されているでしょうから、相当高度な修理技術や豊富な知識が求められるのではありませんか。

加藤 そうですね。新製品も次々に開発されますから、常に新しい技術を身に付けなければ対応できません。お伺いする先も、一般のご家庭から企業までと幅広く、またそれぞれで使用されている設備も異なりますので、どの設備に対する依頼を寄せられても迅速に対応できるよう日々勉強し続けることが肝要なのです。

藤森 ただ設備を修理すればいいというのではなく、全然見知らぬご家庭や企業にお邪魔するわけですから、神経を遣うことも多いでしょうね。

加藤 ええ。当然、お客様のお宅の壁や床に少しでも傷をつけるわけにはいきませんから、常に細心の注意を払っています。それに、業務完遂後、メーカーからお客様の下へ私共の業務や対応についてのチェックも入ります。ここで評価が低いとその後の仕事をいただけなくなることもありますから、いつも緊張感を持ち、お客様の立場に立ちながらご納得いただける仕事をするよう心掛けています。

藤森 では、お仕事をされる上で大変だと感じることは?

加藤 真夏は炎天下、真冬は雪が降る中、当然空調環境が整っていない状態で作業を行うことも多いので、肉体的にもかなりハードです。それに、当社がお受けするのは特に渋谷区内の店舗からの依頼が中心で、お店の営業時間が終わってから、つまり夜中に作業を行うことも少なくありませんので、お客様の要望に合わせて昼夜問わず動ける態勢を整えておかなければなりません。加えてお客様も暑かったり寒かったりでイライラされていることが多く、到着した途端にお叱りの言葉を受けることもあるのです。ですが、そうしたお客様の気持ちを汲んで、まずはしっかりと謝罪をし、一刻も早く、同時に二度と不具合が起きないよう丁寧に作業を行うことが私共の役目だと心得ています。そうした姿勢に徹していると、修理を終えた後、お客様はとても喜んで下さいますし、その笑顔を間近に見られることで、とても大きなやり甲斐を感じられるんですよ。社会人になった頃はまさか自分が独立するなどとは考えもしませんでしたが、今は本当に毎日が充実していますね。

藤森 お客様も生き生きと仕事をされる人を見ていると気持ちがいいもの。今はどの業界も不景気だと言われていますが、さぞ多くの方から信頼を寄せられているのではないですか。

加藤 独立して9年程になりますが、お陰様で仕事の依頼は順調に増えています。この業界の仕事量は景気よりも気候に左右されますから、他の業界と比べて不景気の影響を受けにくいのですよ。そうした意味では、2011年は日本全国で省エネが求められたことや、猛暑の期間が短かったことなどから比較的に仕事量は少なかったのですが。

藤森 では、今後についてはどのような展望をお持ちですか。

加藤 現在は2人体制と少人数で仕事を行っているため、お受けできる仕事の量にはどうしても限りがあります。ですから今後は若い人材を雇い、もっとたくさんの依頼に応えられる組織を築いていきたいですね。具体的には5~10人体制が理想です。修理やメンテナンスの技術は経験を積んで身に付けることができますので、とにかくやる気のある人に来てもらいたいと思っています。設立してから今日まで、周囲の皆様にご協力いただきながら堅実に歩みを進めて参りました。その結果、お客様に納得していただけるだけの技術を養えたと自負していますし、幅広い人脈も築くことができましたので、これからはどんどん攻めの姿勢を貫いていく所存です。

藤森 陰ながらではありますが、私も応援させていただきます!

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「常に緊張感を持って現場に臨み、お客様に納得していただける業務を追求しています」
(代表取締役 加藤 忠)

「お客様の立場に立った業務に徹し、頼りにされる存在であり続けて下さい」
(ゲスト 藤森 夕子)

お客様の笑顔を原動力に

大手空調総合メーカーのサービス協力店として、同社製品の修理やメンテナンス、清掃などを手掛けている「エアウイング」。メーカーでは、ルームエアコンや空気清浄機といった家庭用製品から、店舗・オフィス用の大型エアコンや油圧製品といった業務用製品に至るまで、幅広い製品を扱っているため、協力店に求められる技術や知識は実に多岐にわたる。更に、作業を行う場は炎天下や雪が降りしきる中であったり、時間帯も昼夜を問わないなど、現場環境は決して快適とは言えない。それでも加藤社長は「この仕事を続けていて本当に良かった」と満面の笑顔を浮かべる。「お困りのお客様の下に駆けつけて、修理を終えた後に喜んでもらえることが本当に嬉しい」。ハードな仕事であるにもかかわらず、社長が常に大きなやり甲斐を持って現場に臨めるのは、「お客様のために力になりたい」という信念が大きなエネルギーとなり、社長の背中を押しているからだろう。

対談を終えて

「私たちがスイッチ一つで快適にエアコンを使うことができるのも、加藤社長のように日々修理やメンテナンスに勤しんで下さっている方々がいるお陰。これからもお体にはご留意しながら、困っていらっしゃるお客様のために、幅広くご活躍下さいね!」(藤森 夕子さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

有限会社 エアウイング

住  所

東京都大田区本羽田1-6-15

代表者名

代表取締役 加藤 忠

掲載誌

トップフォーラム  2012年3月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『トップフォーラム』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。