2023年02月13日更新
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(株)カンパイ 対談取材記事

名刺
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職人とサービスマンとしての意識を兼ね備え
顧客から支持を得る管工事を完遂する

株式会社 カンパイ

代表取締役 桑原 正幸

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「現場での作業を確実に全うすると同時に気持ちの良い対応を心掛けています」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

様々な現場を渡り歩き、配管工事に関連する多彩な技術を備えてきた桑原社長。

まさに、職人と言える手際の良さで確かな施工を進めている。

ただ、社長は職人であると同時にサービスマンとしての貌も併せ持つ。

確かな施工をするだけでなく、顧客に気持ちの良いサービスを受けていただく。

礼儀の徹底やプライバシーへの気配り、安心感を持ってもらえる振る舞い……

その配慮の心がサービスの価値をより一層高めていると言えよう。

顧客は何を求めているのかを常に掬い上げながら、施工を進める──。

それこそが、社長が常に追い求め続けてきた職人像なのだ。


【足跡】 神奈川県横浜市出身。建築業界一筋に歩み、前勤務先では役員を務め、業績アップに貢献。2008年、かねてからの念願だった独立を果たす。多様な施工に対応できる技術に加え、サービスマンとしての姿勢を打ち出すことで、独自性をアピール。職人のみならず、経営者としての才も発揮する若きリーダーである。


2008年設立の『カンパイ』。マンションやビルなどにおいて給排水管の取替・更生工事を手掛ける同社は、丁寧・確実・迅速な施工に定評のある職人集団である。また、サービスマンとしての意識も兼ね備えることで、顧客満足度の高い施工を実現。職人としての新たな形を見出し、同社を力強く牽引する桑原社長に、俳優の志垣太郎氏がインタビュー。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─対談

志垣 ご創業されたのは、いつですか。

桑原 2008年です。元々独立志向は強かったのですが、前勤務先では役員を務めていたこともあり、「会社の業績を伸ばしたい」という気持ちの方が勝っていました。けれど、次第に独立したいという思いの方が強くなったことから、『カンパイ』設立に踏み切ったのです。私が独立するならと、かつての後輩2人がついてきてくれ、「彼らの生活も支えなければ」という経営者としての意識も芽生えました。ただ、滑り出しは厳しい状況。それでも、我々が担う管工事という業種は常に必要とされる分野ですから、真摯に確実な施工を重ねていけば、必ず次につながっていくと感じていました。お陰様で、しばらくするとコンスタントに依頼をいただけるようになり、受注が増加したことに伴い従業員も増員。現在7名を抱えるまでになっています。

志垣 業務内容について、具体的にお聞かせ願えますか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

桑原 マンションやビルにおいて、老朽化した給排水管の取替工事や既存の管内部に新しい管を通す更生工事を専門としています。昭和のころに建てられた建物には鉄製の配管が使われており、年月と共に錆などが生じて管壁が薄くなり穴が空いてしまうため、給排水管の施工が必要となるのです。ただ、取替工事となると約1週間、室内にどなたかが居てくださらなければなりませんが、お一人でお住まいの方や共働き世帯が多い昨今では、それが難しい状況にあります。それに、工事に伴う騒音で近隣にご迷惑をおかけすることにもなりかねないため、最近では更生工事が好まれるようです。

志垣 となると、更正工事の方が何かとメリットがあるわけですね。

桑原 そうとも言い切れません。物件の状況によっては取替工事の方が適している場合もあるんです。そのため、配管の状態を把握し、お客様から費用についてお聞きした上で、どちらの施工方法が適しているかを提案させていただいています。そうした柔軟な対応ができるのも、双方の施工ができるからこそなんです。

志垣 一般的に、どちらかの施工方法を専門とされている業者さんが多いのですか。

桑原 ええ。そこが同業他社さんとの差別化につながっていますし、また給排水管工事に付随する様々な工事にもトータルに対応ができることも、強みとなっていますね。

志垣 ビルやマンションも古くなると、あちこちに不具合が生じます。悩みはそれぞれでしょうし、あらゆる施工技術を備えておられれば、頼もしいですね!

桑原 築20年以上の物件だと漏水する可能性は高まりますし、実際に心配されている方は多いんです。特に汚水などが漏れ出た場合、後処理や補償などにかかる費用は莫大になりかねません。だからこそ、依頼に応じて施工をするだけでなく、お客様から直接伺う生きた情報に耳を傾けることが大切になるんです。何でお困りで、どのような形での施工を求めておられるか、生の声を一つひとつ拾い上げながら最善の解決策で対応させていただこうと努めています。

志垣 普段、従業員の方々にはどのようなお話をされているのでしょう?

桑原 我々は職人ではありますが、サービスマンとしての意識も持つようにと話しています。お客様のお部屋にお邪魔しての作業になりますので、挨拶や礼儀を徹底する他、「室内を汚さない」「プライバシーに配慮する」という心掛けも大事なんです。それに、作業服姿は近寄りがたいイメージを持たれる方が多いでしょう。我々に良い印象を持ってもらえるような、また業界のイメージアップにつながるような振る舞いや対応をしてほしいと話していますね。

志垣 桑原社長ご自身も現場へ?

桑原 私自身も従業員と共に現場に出向き、自らサービスマンとしての姿勢を示しています。また、チームワークが欠かせない仕事なので、日ごろから言葉と心を通わせ、1カ月に一度は皆で一緒に食事をするなど、コミュニケーションを図るようにしています。

志垣 最後に、今後の抱負をお願いします。

桑原 さらに人材育成に努め、また独立を志す者の後押しもしていこうと考えています。会社としても一層規模を拡大し、組織としてのレベルアップを図っていきたいですね。まだまだこれからの会社ですし、私自身もお客様も「『カンパイ』ができて良かった」と、思えるようにしていきたいと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

求められる業者たる所以

▼業種・業界を問わず、企業経営者にとって重要課題の一つとなるのが人材育成。マンションなどにおいて給排水管の工事を手掛ける『カンパイ』の桑原社長も他ではなく、自ら従業員と共に現場に出向き、指導が必要な者の傍らで一つひとつの工程をみっちりと教えている。ただ、技術的にはそれほど高度なものを要しない工事であるだけに、しっかりと指導さえすればどんな工事でもこなせるようになるのだという。社長が言うには、この業界において指導すべきポイントは他にあるのだとか。

▼それはお客様に対する姿勢であり、心遣いだという。給排水管工事をする物件の大部分は現在進行形で使用されていることが多い。人が居住する室内で作業をすることもしばしば。誰でもプライベート空間に面識のない人に入ってこられるのは、ストレスを感じるもの。それは業者であってもだ。だからこそ、社長は礼儀やマナーはもちろんのこと、安心感を与える振る舞いを徹底。他にも室内を汚さないような配慮、私的なものに対するさり気ない気配りも欠かさない。こうした何気ない誠意ある姿勢が顧客の支持を得、同社はいつまでも求められ続ける業者であり続けるのだろう。

対談を終えて

「住まいにおける工事をお願いする場合、状況に応じて適切な提案や施工をしてもらえるのは嬉しいものですが、それに加えてプライバシーや近隣への配慮も満足度が高まる上で欠かせない要素だと思います。私自身、少々困った対応が見られた業者さんに依頼した際、後味が良くなかったのを覚えていますが、その点、『カンパイ』さんなら安心してお願いできそうですね。これからもその姿勢を崩さず、お客様に支持される業者さんであり続けてください」(志垣 太郎さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

株式会社 カンパイ

住  所

神奈川県横浜市港北区鳥山町1030番地

代表者名

代表取締役 桑原 正幸

掲載誌

ザ・ヒューマン  2012年2月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。