的確かつ迅速な設備工事で
多くの顧客の信頼を得る
各種店舗、テナント、マンション、それに福祉施設などの電気設備をメインに、空調設備、内装の工事をも手掛ける「サンウッド」。限られた期間内で、迅速かつ丁寧な施工を求められるこの工事において、他の工事業者や顧客から厚い信頼を得ている森社長に、お話を伺った。
竹原 森社長が設備工事を手掛けるようになったきっかけからお聞かせ下さい。
森 父が電気工事の仕事をしていて、私は小さい時からそんな父の姿を見て育ったんです。中学生になってから現場で色々な手伝いを始め、高校を卒業する頃には仕事の流れや、業界内での電気工事業者のポジションなどもある程度理解していました。自身の知識や技術が増えるとどんどん面白くなっていきましたね。
竹原 学業修了後はお父様の会社に?
森 ええ。ですが、やはり父子ですからぶつかることも多々あり(苦笑)、他人の釜で飯を食うのも大切と考えて、他所でも経験を積んでから23歳で独立しました。当初は決まった顧客もなく苦労しましたが、現場で場数を踏むごとに徐々に人脈も広がり、そうして知り合った方々から仕事を紹介していただけるようになったんです。始めて5年ほどしてようやく、会社としての基盤ができてきたかなと思えるようになりました。
竹原 「サンウッド」さんでは具体的にどのような電気工事を?
森 各種店舗やテナントのほか、マンション、老人ホームなどの電気設備工事をメインに、空調設備や内装の工事も請け負っています。今はまだ小さい会社ですが、間口を広げつつ拡大を図っていきたいと思っています。
竹原 社長はまだお若いですが、経験豊富なだけあって貫禄十分ですね。
森 いえ、まだまだです(苦笑)。修業時代に叩き込まれた基本的な部分は変わらなくても、扱う設備や道具などはどんどん新しい物が出てくる世界です。ですから常に勉強は欠かせませんし、技術力も向上させていかねばなりません。
竹原 豊富な経験を持ちながら慢心されない姿勢が素晴らしい。お仕事の中で大切にしておられることは何ですか。
森 限られた工期の中で他の業者の方々に迷惑をかけず作業を進めるためには、素早く、そして丁寧に仕上げる必要があります。そこで私は、作業を円滑に進めるために、職人同士の人間関係を大切に、仲良く和気あいあいと仕事ができるような環境づくりを心がけていますね。また修業時代、現場の掃除については父から厳しく言われたので、今でも掃除はきちんと、徹底して行っています。
竹原 では最後に今後の目標を。
森 これまで様々な現場で培った経験を生かして、今後はさらにどんな現場にも対応できるよう技術力を磨き、お客様のご要望に応えていきたいですね。それもあって現在、営業力を持つ即戦力となる社員を募集中。願わくば当社を修業の場として利用するぐらいの意気込みを持ち、独立すれば協力会社として共に頑張れるような、志を有する人材を求めています。そうして地道に規模を拡大し、いずれは雇用の創出、また福祉分野などにも貢献していければと考えていますよ。
「人材不足で、今は依頼があっても断るしかないのだとか。社長は謙遜されていましたが、『サンウッド』さんの優れた仕事ぶりは、多くの関連業者が知るところなんですね」(竹原 慎二さん・談)
名 称 |
株式会社 サンウッド |
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住 所 |
東京都練馬区春日町5-22-15 |
代表者名 |
代表取締役 森 政宏 |
掲載誌 |
トップフォーラム 2012年2月号 |
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