2023年02月13日更新
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桜プランニング(株)/明喜ヘルパーステーション 対談取材記事

名刺
動画

心から信頼の置けるスタッフとスクラムを組み
日々進化し続ける介護事業所を目指す

桜プランニング 株式会社
明喜ヘルパーステーション

代表 溝落 浩
奥様 溝落 和子

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「皆、どこに出しても恥ずかしくない人材ばかり。
私自身、今後の成長を楽しみにしています」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

介護事業を手掛ける『桜プランニング』の溝落代表は、スタートしたばかりの自社の強み、財産を「スタッフの存在」と、堂々と宣言する。

豊富なノウハウを有するベテラン、周囲をたちまち明るくする元気を持つ若手、個性は一人ひとり違えど、全員が共通して“気持ち”のこもったケアに徹している。

利用者の心に寄り添い、少しでも気付いたことがあれば、それが新たな原動力。失敗を恐れず新しいことにも果敢に挑戦することで、常に進化し続けているのだ。

「皆でスクラムを組めば、どこにも負けない組織になれると自負しています」。一丸となって走り続ける同社に今、多くの人々が信頼の眼差しを向けている。


高齢者を対象とした介護事業を手掛けている『桜プランニング』。現在、在宅型の施設を運営しており、2010年5月にスタートしたばかりながら、明るいスタッフによるきめ細かく温かなケアで、多くの利用者やその家族から絶対的な信頼を寄せられている。全社一丸となって、更に充実したサービスの提供を目指して邁進する、溝落代表ご夫妻にお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─対談

渡嘉敷 溝落代表は、介護業界一筋に?

溝落 いいえ。学業修了後は証券会社に約11年、保険会社に約7年勤めました。私は今も保健会社の代理店を運営しているのですが、その保険の仕事でお世話になっていた方が、この場所で新たに介護事業を始めるということで、一緒にやらないかとお誘いいただいたのです。私の父も要支援の認定を受けていましたし、妻の両親も病気を患うなどして、自分の親の世代の介護を身近に感じるようになり、何かしなければと思っていた矢先のことだったので、ぜひにとお受けしたのですよ。2010年5月にスタートし、現在は在宅型の施設やケアマネージャーの事業所を運営しています。

渡嘉敷 それまで全くの異業種に勤めてこられたとあって、スタート当初は不安も大きかったのではないですか。

溝落 そうですね。私は、それまで営業職にしか携わったことがありませんでしたし、妻も専業主婦で、二人共全くの素人でしたから。しかし、私をお誘いくださった方が被介護者を対象とした訪問歯科をなさっている方で、全面的に支援してくださいましたし、その他にも業界でノウハウを培った多くの方々からサポートしていただき、すぐに不安よりもやり甲斐の方が勝るようになりました。何より若手からベテランまでとても優秀なスタッフに恵まれたことで、今日まで大きな壁に直面することなく歩みを進めてくることができたのです。

渡嘉敷 こちらの一番の強みは何だと?

溝落 明るく向上心の強いスタッフの存在です。私は介護の仕事は技術やキャリア以上に真心が大事だと思っていまして。その点、当社のスタッフは一人ひとりがとても真摯に、気持ちを込めて現場と向き合ってくれており、利用者様からも大きな信頼を寄せていただいています。当初は利用者ゼロからのスタートでしたが、評判を聞きつけて、一人、二人と利用してくださる方が増え、お陰様で今は定員に達している状態なんですよ。私は今、対外的な仕事をすることが多いのですが、現場の実務を取り仕切ってくれている管理者の西村をはじめ、スタッフ皆の日々の頑張りのお陰で今があると、本当に感謝しています。実績のない私と共に歩むことを決断してくれたスタッフのためにも、今後は規模の拡大や、職場環境の充実にも努めることで、ここで働いていてよかったと思ってもらえる企業に育てていきたいですね。

渡嘉敷 奥様もスタッフの方々と現場に?

溝落(和) ええ。あくまでもサポートという立場ではありますが、主に利用者様のお話の相手をさせていただいているんです。ただ話を聞いてほしいだけという方はたくさんいらっしゃいますが、スタッフが一日中お話を聞くことはできませんので、そうした時に私がお相手をさせていただくことで少しでも喜んでもらえればと思っています。

渡嘉敷 奥様の存在も、こちらの家庭的な雰囲気を維持するために必要不可欠となっているのですね。今後はどのような施設や事業所を目指していこうとお考えですか。

溝落 常にチャレンジを繰り返し、新しいことを採り入れながら成長し続ける場でありたいと思っています。私が一番恐れているのは、継続することで慣れや驕りの気持ちが生まれ、日々の業務を作業として淡々とこなすようになってしまうこと。利用者様に喜ばれたから今のままで十分だろうと一つの方法や考えに固執するのではなく、3カ月前と比べても良くなったと言われるくらい、どんどん変わっていきたい。ですから、アイデアがあればどんなことでも試してみようと、スタッフにも日ごろから話していますし、もしやってみた結果が思わしくなくても、それを糧とし、結果的に良いサービスにつながるよう努力し続ける姿勢が肝要だと思っています。

渡嘉敷 スタートされたばかりですが、代表の中で既に確固たる信念が確立されているからこそ、スタッフの皆様も安心して付いていくことができるのでしょうね。

溝落 私の方こそ、頼もしいスタッフたちの存在があるからこそ、安心して前だけを見続けることができているのです。皆と比べて、介護業界での経験が浅い私に強みがあるとしたら、それは固定観念がないということだと思っています。それに、これまで営業として様々な業界の方々とお付き合いしてきたことが、今後大きく活かせるとも思っていますし、広い視点で介護業界を見つめる姿勢を大切にすることで、柔軟な発想を生み出していきたいですね。2012年4月にはデイサービスを提供する施設も立ち上げる予定ですし、更に他の計画も進行中です。今後もスタッフと気持ちを一つにしながら、利用者様やそのご家族、スタッフなど、関わる人皆で幸せになろうというスローガンを実現すべく、努力を続けて参ります。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「常に新しいことにチャレンジし、どんどん良い方向に変化していきたい」(代表 溝落 浩)

 

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

“初心安心”をモットーとして

▼学業を修了して以来、営業畑一筋に歩んできた溝落代表にとって、全く未知の介護業界に足を踏み入れることは不安だったに違いない。しかし、介護業界で長年ノウハウを培った先達や、優秀なスタッフから多大なサポートを受けたことで、その不安も徐々に解消され、事業に邁進できるようになったという。と同時に、不安の中で自分にできることは何かと真剣に考えた結果、固定観念を持たない素人であることは逆に強みだと気付くことができ、それからは柔軟な発想、幅広い視点で介護業界を見つめながら、より良い方向性を模索し続けている。その姿にスタッフは信頼を寄せ、『桜プランニング』には、常に新しいことに挑戦し、成長を続けるという風土が生まれているのだ。

▼そんな同社を頼もしく牽引する代表に、モットーとしていることは何かと尋ねてみた。「初心安心」──人は慣れてくると、油断や隙、驕り、妥協などが生まれ、それが重大なミスにつながることもある。だからこそ常に初心を胸に留めておくことで、そうした気持ちが生まれないよう自分を戒めておけば安心だというのだ。代表なら今後どれだけ経験を重ねようとも、業界入りしたての新鮮な気持ち、支援してくれた周囲への感謝を忘れずに、更なる高みを目指し続けることだろう。

対談を終えて

「全くの異業種から介護業界に転身されて、まだ1年半という溝落代表ですが、熱心に話されるそのお姿からは、ご自身でも大切だと仰っていらしたように“想い”を込めて現場と向き合っておられることが、ひしひしと伝わってきました。代表の周りで生き生きと働いておられるスタッフの方々や、安心して生活していらっしゃる利用者さんの表情を見て、人に喜んでいただくためには経験以上に重要なものがあるのだと、改めて感じさせられましたね」(渡嘉敷 勝男さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

桜プランニング 株式会社
明喜ヘルパーステーション

住  所

大阪府大阪市西成区梅南1-2-26-306

代表者名

代表 溝落 浩

掲載誌

ザ・ヒューマン  2012年1月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。