懇切丁寧な解体工事により信頼を勝ち得、
暮らしの代行事業で家庭の悩みを解決する
解体工事を主事業とする『オフィスコウセイ』。施主の立場に立った懇切丁寧な施工を徹底し、信頼を確たるものとしている。そして最近、一般消費者のニーズに応えるべく、“暮らしの代行事業”をスタート。「コウセイレンジャー」というキャラクターを打ち出し、関東全域への進出を目指している。
志垣 創業に至るまでの経緯から。
石川 社会人の第一歩として土木業界に入り、一旦他所に勤めた後、解体工事や産業廃棄物の収集・運搬業を手掛ける家業に入りました。しかし、継ぐつもりで戻ったものの、父も私も仕事に対して実直だったため衝突ばかりで…。なかなか折り合いが付かず、31歳の時に独立に踏み切ったのです。
志垣 事業内容は変わらずに?
石川 そうですね。家業に就いていた時のつながりがありましたから、僅か1カ月ほどで軌道に乗ることができ、お陰様で今までご依頼は途切れたことがありません。現在は、毎日最低10現場ほどは抱えており、25名もの従業員を送り出していますね。ただ、いくら数多くの現場を抱えようとも、下請けには一切出していません。私自身、現場すべてに目が行き届かないのは嫌なので、自社のみで施工しているのです。
志垣 施主様も安心ですね。
石川 施主様の立場に立って、丁寧・確実に現場を進める姿勢は当初から変わりはありませんから。もちろん最初は信用はありませんが、一度任せていただければ当社の良さは必ず分かってもらえると自負しています。現にお客様は増える一方なのですよ。
志垣 社長の気構えが従業員の方々にも浸透しているからこそ、今日の信用があるのでしょうね。ところで、2011年から興味深い新展開もスタートされたとか。
石川 これまで解体工事を請け負う中で、様々な頼まれごとが寄せられていまして。幸い、当社には多分野に精通した従業員が揃っているので、何とか力になりたいという気持ちを形にしようと一般消費者向けに代行事業をスタートしたのです。こうした業界でなかなかキャラクターを打ち出している会社はないので、敢えて戦隊モノを打ち出しました。
志垣 それが「コウセイレンジャー」?
石川 そうなんです。ハウスクリーニングや庭の片付け、遺品整理など、多種多様な代行サービスを行っています。高齢化を受けて大切な方の近況を確認する「元気確認」なども行っているのですよ。ご相談やお見積もりはすべて無料ですし、気軽に利用していただければと思いますね。
志垣 最後に、今後に向けてのビジョンを。
石川 現在、「コウセイレンジャー」としては「前橋ベース店」のみですが、着実に他府県、そして関東全域に進出させていきたいと思います。ただ、今日があるのも本業である解体業を真摯にこなしてきたから。本業でも新規事業でも、初心を忘れることなく、施主様、そして消費者の目線に立った事業展開を進めていく所存です。
▲「コウセイレンジャー」という戦隊モノのイメージ戦略に、ゲストインタビュアーの志垣太郎氏も興味津々の様子だった
「堅実に確かな施工を全うする一方で、柔軟な発想を生かして斬新なイメージ戦略も打ち出しておられる石川社長。とてもバランス感覚に優れた経営者だという印象を受けましたね。これからの新展開にも期待していますよ!」(志垣 太郎さん・談)
名 称 |
有限会社 オフィスコウセイ |
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住 所 |
群馬県前橋市三俣町3-26-30 |
代表者名 |
代表取締役 石川 晃 |
U R L |
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名 称 |
株式会社 BSC |
住 所 |
群馬県前橋市三俣町3-26-1 |
名 称 |
解決戦隊オフィス コウセイレンジャー 前橋ベース店 |
住 所 |
群馬県前橋市日吉町4-31-15 |
掲載誌 |
ザ・ヒューマン 2011年12月号 |
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