2023年02月13日更新
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弁護士法人エクセル国際法律事務所 対談取材記事

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法律のことで問題を抱えたら『エクセル』に
各分野に通じたスペシャリストが揃う精鋭集団

弁護士法人エクセル国際法律事務所

代表弁護士 榎本 哲也

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「弁護士は正義を守る立場にある者として
少数派の人たちの味方でもあるのです」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

弁護士なら誰もが敬遠するような事件の弁護を担当することが多い榎本代表。世間から敵視される側に立つこともあるが、それでも怯まず引き受けるのだとか。

それはなぜか──「弁護士とは、そういうものだから」だと、榎本代表は話す。たとえ依頼者がどのような過ちを犯した者であったとしても、弁護士には人を区別せずに守る義務があり、それこそが弁護士の正義だからだと。

そう話す榎本代表は淡々としているが、心の内では確固たる信条が貫かれているのだ。弁護士としては少数派のスタイルで弁護活動を続ける榎本代表。これからも周囲の目をよそに、弁護士として己の道を突き進んでいく。


【足跡】 東京都出身。1984年に『東京大学 法学部』を卒業し、1年間商社に勤めた後、司法試験を志すように。89年、司法試験合格後は約17年弁護士事務所でキャリアを重ねて、1カ月の入院経験を機に独立開業を決め、2008年に『エクセル国際法律事務所』を開設した。


民事・刑事事件の裁判を主体とした弁護活動を行う『弁護士法人エクセル国際法律事務所』。榎本代表をはじめとする5名の弁護士はそれぞれに異なる得意分野を有し、多種多様な事件・依頼者に対応できることを強みとしている。今後は支店展開も視野に入れているという榎本代表。より幅広いエリア、そしてフィールドを舞台に、依頼者を救済していくことだろう。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─対談

志垣 榎本代表が弁護士の道へと進まれたのは、いつですか。

榎本 一度サラリーマンとして勤めに出てからなんです。学生時代に司法試験の受験を考えたこともあり、商社勤務が多忙を極めた時に退職し、3年ほど受験勉強に専念した後に無事合格しました。その後、法律事務所に約17年お世話になり、最初の3年ほどは勤務弁護士として、その後は共同経営者として弁護活動をしていました。勤務先が民事・刑事事件の裁判をメインに引き受けていたことから、忙しい毎日ながらも大きなやり甲斐を感じていましたね。

志垣 どういったきっかけで独立開業されたのでしょう?

榎本 2008年に1カ月間、病気入院をしたのです。退院後も以前と同じ仕事量をこなすのは厳しいと考え、開業に踏み切りました。お陰様で現在も前勤務先と良好なお付き合いが続いており、グループとして活動を共にさせていただくこともあります。お世話になったボスから大いに影響を受けたので、今でも裁判を主体とした弁護活動を続けているのですよ。

志垣 こちらならではのセールスポイントと言いますと?

榎本 私を含めた5人全員に、それぞれ得意分野があることでしょうか。約20年にわたり各種民事事件を担当してきた者や、約30年にも及ぶ検察官としてのキャリアを刑事事件に生かしている者など、多種多様な案件に対応できる弁護士が揃っているのが、強みだと言えますね。

志垣 何でもご相談できるとなると、非常に頼もしい!

榎本 ありがとうございます。また、弁護士それぞれに価値観が違うところも当事務所ならではでしょう。たとえ同一の案件であっても、一人ひとり法律の解釈も違えば、事件背景の推測の仕方も異なるので、依頼者に応じた人選ができる。さらに言えば、性格や個性も弁護士によって異なりますね。弁護士にとって依頼者との相性は非常に大切で、特に裁判が大詰めの段階まで進んだり、難しい局面を迎えた場合には、シビアなお話をしなければならないこともある。そういった時、相性が重要となるのです。当事務所には性格も個性も異なる弁護士がいるので、依頼者や事件に合わせて最も相応しい者が担当させていただくことができますね。

志垣 忌憚のない意見を交わさなければならない状況もありますし、その時に相性が物を言うのでしょうね。ただ、それだけ多彩な顔ぶれだと、事務所としての連帯感が乱れることもあるのでは?

榎本 事務所としての方針は一貫していますので、その点は問題ありません。依頼に対して「やるか、やらないか」という決定についても、基本的に「やる」という選択肢を採ることにしています。もし意見が食い違う場合があっても、徹底して議論を重ねることで折り合いをつけていますね。

志垣 精鋭が揃っていながらも、心を一つにできるところは何よりの強みでしょう。ところで、代表ご自身はどのような依頼をよくお受けになるのですか。

榎本 私は組織的な詐欺事件など、比較的こみいった事件を扱うことが多いです。誰も引き受けたがらないような事件の弁護も割とよく担当しているのですよ。

志垣 となると、時には怖い思いをされることもあるのでは?

榎本 弁護士はそういった感覚を“寒い”と表現するのですが、確かに怖いと感じることはあります。それなりに大きな事件に関わっている時でも、すぐには裁判が大勢の人の知るところにはなりませんが、少しずつ事件の内容が広く知られていくにつれて注目度も高まります。そうなると弁護士だけでなく、事件の関係者全員が緊張感を抱くようになるのです。そうですね、身も心も引き締まるような感覚とでも申しましょうか……。

志垣 その緊張感たるや、言葉では言い表せないものなのでしょうね。なぜ、そのような依頼をお受けになるのですか。

榎本 やはり、弁護士は正義を守る立場にある者として、少数派の人たちの味方でもある。そういう弁護士としての軸をぶらさずに、弁護活動を続けていきたいとの思いが人一倍強いのかもしれません。

志垣 まさに、弁護士としての鑑だと言えると思います。その言葉を伺うだけで、何だか嬉しくなりました! 最後に、今後に向けての抱負をお聞かせください。

榎本 今後はこれまでお受けしてきた案件に加え、顧問弁護士としての活動も積極的に行っていきたいと考えています。もしトラブルが避けられないとしても、裁判になる前段階で未然に回避できれば、依頼者の負担は軽減できますからね。
  また、将来的には支店も構えたいと考えており、2010年に弁護士法人を立ち上げました。東京都内のみならず、関西エリアや東北エリアにも新たな拠点を立ち上げ、案件の取扱数や全国で活躍できる弁護士を増やして、より一層依頼者に貢献できる体制を築いていきたいと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

最も相応しい弁護士を依頼者に

▼弁護士にとって最も大切なこと──それは守秘義務だと『エクセル国際法律事務所』の榎本代表は話す。弁護士は、より効果的に弁護を進めていくために、依頼者からできるだけ多くの情報を聞き出さなければならない。その中には、当然誰にも知られたくないこともあるだろう。往々にしてその隠したいことが、裁判の鍵になることが少なくない。それでも依頼者は重要なことを打ち明ける最初の一歩を踏み出すためには勇気がいる。そういったことも含めてすべてを話してもらうためには、口外することはないだろうという確信だけでなく、安心して話せるだけの相手が求められるという。

▼だからこそ、同所では依頼者の性格や事件内容を十分に考慮した上で、相性の良い弁護士を担当者として選定するのだとか。親近感が持てる弁護士であれば、たとえ重大な秘密であっても比較的容易に打ち明けることができ、裁判が佳境にさしかかった時でも、忌憚なく意見交換ができる。そうなれば、依頼者を満足できる結果へと限りなく近づけられるだろう。依頼者にとって最善のパートナーを選定してくれる法律事務所──実に頼もしい存在だと言えよう。

対談を終えて

「『エクセル国際法律事務所』には、それぞれに個性のある弁護士の方が在籍されているというお話を榎本代表から伺いましたが、代表ご自身も独自の個性を放っておられるという印象を受けました。依頼者に対して弁護士とは如何にあるべきか──それを見出し、貫いておられる姿には、誇り高き弁護士の姿を見たような気がしました。自らの信念に従って、これからも独自の歩みを進めていってもらいたいと思います!」(志垣 太郎さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

弁護士法人エクセル国際法律事務所

住  所

東京都渋谷区代々木1-30-5 大木ビル3F・4F

代表者名

代表弁護士 榎本 哲也

U R L

http://www.excel-law.jp/

掲載誌

ザ・ヒューマン  2011年12月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。