2024年09月03日更新
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(株)保証合同 対談取材記事

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正義感と人とのつながりを重んじる心を原動力に
皆に希望を与える円滑な強制執行を実現する

株式会社 保証合同

会社法人等番号 1299-01-070293

代表取締役 池上 史郎

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「債務者の方に再挑戦の希望を与えることも、我々の大切な役目なのです」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

不景気による混迷から、未だ抜け出せないでいる現代の日本。

その経済環境が及ぼす影響は甚大で、止むなく自身の返済能力を超えた借金を重ねる人も少なくない。

執行官が取り扱う強制執行の補助業務全般を手掛ける『保証合同』の池上社長は、できる限り円滑な強制執行を実現することで、そうした人たちにも再起のチャンスを与えたいと考えている。

「人生は諦めない限り、何度でもやり直しができるのです」。

そう確信を持って語る社長に、信頼を寄せる人々は後を絶たない。


【足跡】 学業を修了して1年半程異業種に従事した後、父親の知人が代表取締役を務める『保証合同』に転職する。主業務が強制執行の補助業務という専門性の高い仕事でありながら、元来備えている正義感や真摯に業務に徹する姿勢で実績を積み、たちまち多くの信頼を寄せられるように。平成21年4月10日に現職に就任する。


執行官が取り扱う強制執行の補助業務全般をはじめ、各種調査業務やコンサルティング業務など、多岐にわたる事業を手掛けている『保証合同』。主業務とする強制執行補助業務においては、債権者・債務者間のトラブルを可能な限り回避し、円滑な強制執行の実現に身を砕くことで、債権者の権利実現と債務者の再スタートを力強くサポートしている。関わる全ての人にとっての良い未来を目指して努力を惜しまない、池上社長にお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─対談

石橋 早速ですが、御社の業務内容から伺えますか。

池上 当社は、家屋明渡事件や不動産引渡事件といった、執行官が取り扱う強制執行の補助業務全般を主に、市場調査、信用調査などの各種調査業務、賃貸住宅家賃滞納コンサルティング業務、貨物利用運送事業など、様々な業務を手掛けています。

石橋 とても専門性の高いお仕事だと思うのですが、主業務とされている強制執行補助業務は、どの様な流れで進めるのでしょう?

池上 たとえば、執行官が強制執行を行う際、他の職員は一切手を貸さず、担当となった執行官は単独で全ての業務を行わなければいけません。ただ、その作業は多岐にわたり、一人で担当するのは事実上不可能。そこで、私共が補助者として適宜、選任されるのです。ご要望に応じて執行官と同行し、必要書類の作成や保管作業、時には強制執行の対象となる方とお会いして、支払い能力の有無を適正かつ迅速に確認した上で、依頼者様へのご報告などを行っています。

石橋 執行官の方にとって、必要不可欠なパートナーであると言えそうです。

池上 そうですね。ですからサポート役と言えど、執行官の方と同等の重責を担い、債権者と債務者間のトラブルをできる限り回避することで、円滑な強制執行を実現すべく全力を投じています。その上で最も大切なのが、債務者の方に納得いただけるよう分かりやすく状況をご説明するということ。日本では、どのような裁判のプロセスを経て最終的な判決が確定するかは明らかにされていません。たとえば強制執行においても、処分が下されて初めて自分の状況を知るというケースも少なくないのです。ですから、ただ債務者の方のもとへ伺って、適切な手続きを進めるというだけでなく、どのような流れを経てこうした状況になったのかを、できる限り複雑な専門用語を使わずに説明することも、私共に与えられた重要な役目なのですよ。

石橋 債権者、債務者、両者への配慮を大切にしていらっしゃるのですね。

池上 債務者となった方も、誰も望んでそうなったわけではありません。必死で努力を重ねたにもかかわらず、不況の煽りを受けて止むを得ずそうした状況に陥ってしまったという方も少なくない。ただ、人生というものは諦めさえしなければ、何度でもやり直しができると思うのです。ですから、できるだけ揉め事が起こらないように身を砕くことで、債権者の方の権利を実現するだけでなく、債務者の方が責任を果たした後に滞りなく再スタートが切れるようにお手伝いができればと思っています。

石橋 社長が考える、この仕事の魅力とは何でしょう?

池上 私は、たくさんの人と真正面から向き合えるということが、この仕事の大きな魅力だと思っています。実は、私は学業修了後は異業種に勤めていました。当社の先代と父が知り合いだったことから転職を決めたのですが、全く未知の分野である上に特殊な業界とあって、初めは随分と戸惑いもあったのです。それでも先代をはじめ、執行官の方々がまるで息子のように可愛がってくださり、また分からないことを一から学ばせていただく中で、とても良好な関係を築くことができ、人と正面から向き合うことと、そうしてできたつながりの大切さを学んでいったのです。更には、懸けられた期待に応えたい一心で5年、10年と精進を重ねた結果、平成21年4月10日に当社の代表を担わせていただくまでになりました。ですから、今があるのもこれまで出会った方々に助けていただいたお陰だと、心より感謝しています。

石橋 周囲の皆様も、社長の真摯な姿勢があればこそ共に仕事がしたいと思われたに違いありません。転職された当初は戸惑いもお持ちだったと仰っていましたが、今ではとても大きなやり甲斐を感じていらっしゃることが伝わってきます。

池上 私は幼いころに、祖母から「人様に迷惑をかけてはいけない」など、道徳的な教えを受けて育ったためか、元来正義感が強いタイプでしてね。間違ったことを正したい、困っている人がいれば手を差し伸べたいという思いが常にあるのです。ただ忘れてはならないのは、私共が携わる業務は依頼者様の人生を左右する可能性が大きい故に、担う責任も重いということ。加えて、コンプライアンスが厳しい今の時代にあって、僅か数%の不足があっただけでもたちまち信頼の失墜につながってしまうのです。そのプレッシャーから、壁にぶち当たることもありますが、そうした時に初志を思い出させてくれるのが正義感で、私にとっての大きな支えとなっているのですよ。

石橋 お話も尽きませんが、最後に今後への意気込みをお聞かせください。

池上 今後も、人と人とのつながりを大事にし、愛情のある仕事に徹しながら、円滑でトラブルのない強制執行を実現すべく、誠心誠意努力を重ねて参ります。

石橋 応援しています!

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

真のサポート役としての務めを果たす

▼執行官が取り扱う強制執行の補助業務全般を主業務とする『保証合同』。一つの案件が完結するまでにこなさなければならない業務は多岐にわたる上に、その一つひとつが複雑だ。故に、同社の様なサポート役には何よりも適正かつ迅速な対応が求められる。

▼しかし池上社長は、いくら効率的でもシステマチックに淡々と作業をこなすだけでは、サポート役として不足だと考えている。「債権者の権利をしっかりと守るのは当然のこと、債務者が責任を果たした後に滞り無く再スタートが切れるよう、両者間のトラブルをできるだけ解消する──それができてこそ、真に円滑な強制執行が実現するのです」。

▼そんな社長を日々突き動かしているのは、幼いころに祖母に教えられた人としての正しい在り方。更には、第六代大阪市長として市民のために力を注ぎ、大阪市を近代都市へと導いた曾祖父、池上四郎氏の存在だという。

▼血筋として代々受け継がれてきた社長の正義感は、これまで多くの人々に光をもたらした。その姿は、もはやただのサポート役ではなく、心から頼れるエキスパートとして、燦然と異彩を放っている。

対談を終えて

「本日の対談では、これまで知らなかった強制執行の補助業務という専門的なお仕事の一端を知ることができ、とても勉強になりました。法律のトラブルになど誰も巻き込まれたくはありませんが、止むなく債務者となった時に、池上社長のようにできる限りトラブルを回避しようと真摯に努めてくださる方が側にいれば、とても救われるでしょうね。これからも、子どものころから持ち続けている正義感を原動力に、皆様をサポートし続けてください!」(石橋 正次さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

株式会社 保証合同

住  所

大阪府大阪市北区西天満4丁目6番3号 ヴェール中之島北1001号

代表者名

代表取締役 池上 史郎

U R L

http://www.hoshogoudou.co.jp

掲載誌

ザ・ヒューマン  2011年12月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『ザ・ヒューマン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。