フランス料理の技法を活かした
全く新しいアジアンフードをつくり出す
フランス料理をベースとし、東南アジア系の調理法を採り入れた全く新たな味「ネオ・エイジア」。自らが生み出したその美味をより多くの人に味わってほしいと、白川オーナーが2011年4月に立ち上げたのが『Bistro GOÛTER』だ。一皿一皿に情熱を込めるオーナーに、タレントの布川敏和氏がインタビュー!
布川 こちらはビストロとのことで、フランス料理を提供されているのですか。
白川 当店ではフランス料理をベースに、アジアの味付けや調理法を採り入れた「ネオ・エイジア」という新たなジャンルの料理を提供しています。
布川 是非詳しくお教え下さい。
白川 もともと私はホテルでフレンチシェフとして経験を積んでいたのです。そしてある日、ドイツ出身で奥様はベトナム人というグローバル感覚の優れたシェフとお会いしましてね。その方はヨーロッパの食文化にオリエンタルな要素を採り入れた、新たな食のスタイルをつくっておられた。洋食のメニューで提供されるパンとアジア圏の主食であるご飯は、成分も味わいも全く異なるので、私は双方の食文化を組み合わせるきっかけがつかめずにいたんです。しかしそのシェフの料理にヒントを得て、以来それまでとは異なる視点から考えた新たな味の創造を追求するようになりました。
布川 では、こちらでは白川オーナーが考案したオリジナルの味が堪能できるというわけですね。
白川 ええ。せっかく当店に来られたお客様には、新たな味覚を楽しんでほしいと考えています。そのために、料理法はもちろん食材にもこだわっていましてね。中でも野菜は水耕栽培で育てたものを根付の状態でご用意しており、採りたてを食べて頂けるので鮮度も歯触りも抜群。アジア系の辛めのソースと良く合うので、沢山野菜を食べてもらえます。
布川 それは身体にも良さそうですね。
白川 皆様がよく口にされるファストフードは、とても栄養が偏った食べ物。そのようなものをいくら食べても必要な栄養を摂ることはできませんから、脳が栄養を補給するように食欲を刺激し続けてしまうんです。そうすると、カロリーは充分に摂取しているのに栄養不足という状態に陥ってしまう。逆に考えると、栄養バランスが整っていれば少量でも満足感が得られるんです。私は、お腹を満たすだけでなく脳を満たす料理をつくりたいと考えているんですよ。
布川 オーナーの信念が込められたお料理を、より多くの方々に知ってほしいですね。
白川 ありがたいことに、最近は評判を聞きつけて遠方から来店されるお客様も増えてきています。今後も皆様に満足して頂けるよう、腕を磨いて参ります。
ここにこだわっています
▼「ネオ・エイジア」という新ジャンルの味を提案し続ける白川オーナーのお薦め料理は「仔羊のグリル」。仔羊は真空パックで低温調理したものを使用し、香草で味付けした肉を、外はパリッと、中はジューシーに焼き上げる。ソースは東洋の調味料や味付けを意識したオリジナルのもので、ソースを絡めて肉をほおばると、思わず笑顔になる美味しさだ。しかもパンでもご飯でも相性は抜群とあって、ついつい食べ過ぎてしまうかも?!
「食は健康を維持するのに不可欠なもの。オーナーは美味しさを追求するだけでなく、食の本質に迫っていると感じました」(布川 敏和さん・談)
名 称 |
Bistro GOÛTER |
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住 所 |
岐阜県多治見市本町1-46 ホテルトーノー2F |
代表者名 |
オーナーシェフ 白川 貴啓 |
U R L |
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掲載誌 |
報道ニッポン 2011年10月号 |
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