月刊経営情報雑誌「マスターズ（MASTERS）」（国際通信社）、「アンカー（ANCHOR）」（報道通信社）、「センチュリー（CENTURY）」（USPマネジメント）対談取材記事掲載の経営者が参加する国際通信社グループ運営の異業種ネット

島田　「ケイアンドエー」は通信販売を手掛けておられるそうですね。今は通販サイトが乱立する時代となりましたが、その中で御社はどういった点を大切に？

宗　お客様の目線に立つことですね。というのは、インターネットを介することでボーダーレスに展開できるという大きな利点がある一方で、顔が見えないからこその難しさもあるためです。私共はメンズ・レディースのカジュアルファッションを扱っており、衣料品においては特に言えることだと思います。例えば、店舗販売なら実際に商品を手にとっていただけますし、試着もしていただけますが、通販ではそうはいきませんよね。届いた商品が、イメージしていたものと違うなんてことがどうしても起きてしまうんです。ですからできる限り丁寧な商品説明を心掛け、その上で返品や交換も受け付けるようにしています。

島田　それは良心的ですね。ネット販売は、商品が届くまではどきどきするものです。その後の対応が良心的だと安心して購入できますね。

宗　今、20名ほどのスタッフがおり、みなお客様の立場で物事を考えてくれています。同じ考えを持って仕事にあたっているのでチームワークもある。一人ひとりがやるべきことを良く理解してくれていますね。

島田　そうした人材に恵まれていることは御社の成長を後押しするでしょうね。

宗　ええ。この業界は今後ますます同業他社が増え続け生存競争が激しくなると思います。その中で、選ばれる通販会社となるためには、やはりお客様のことを中心に考えることが絶対条件だと思います。その一点を全社で大切にできていることは当社の強みですね。私の経営理念は、安定した企業基盤をつくること。同じ価値観を持って働ける仲間と共に、事業を発展させていきたいと思います。