家族全員の健康を支える
ワンストップ・クリニック
小児科・内科・皮フ科・アレルギー科
『女医によるファミリークリニック』は、竹中姉妹が手掛ける新しい形のクリニックだ。姉の美智子代表が薬剤師・代表として妹の美恵子院長を支え、「訪れる家族全員の様々な病気や悩みを総合的に診てもらえる」と評判を得ている同クリニック。本日は布川敏和氏が訪問し、代表と院長のお2人にお話を伺った。
──竹中代表と院長は姉妹だそうですね。
(代) はい。姉の私が代表・薬剤師を務め、妹の美恵子が院長をしています。
──お2人が医療の道を目指したのには何かきっかけが?
(院) 私はもともと文系だったのですが、祖父が急逝した時に何もしてあげられなかったことが悔しくて、それから必死に勉強して医学部に入りました。
(代) 実は私も医学部に進んだのですが、途中で方向転換して薬剤師になったんですよ。ここを開業する前は、私は薬剤師として、妹は医師として『広島市立広島市民病院』に勤めていたんです。そして2人とも同じ日に退職し、昨年12月に『女医によるファミリークリニック』を開きました。
──こちらはどのような思いで開院されたのでしょう。
(院) 私は以前小児科にいて、その時に、あるもどかしさを感じていました。風邪を引いた子どもを連れて来られる保護者の方というのは、子どもの風邪がうつって、その方自身が体調を崩されていることが多いんです。それなのに、大きな病院では色々な決まりごとがあり、保護者の方には改めて内科に行ってもらわなければなりませんでした。目の前に患者さんがいるのに診察できないことにもどかしさを感じ、自分たちで一度にご家族全員を診ることができるクリニックを作ろうと思ったんです。
(代) それに、保護者の方は子どもが病気になったら、自分に構う時間がなくなってしまいます。当クリニックでは「女性はいつも綺麗でいていただきたい」という思いもあって、メディカルコスメ・美容点滴などもご用意しており、大好評をいただいております。受診の際にプラスアルファとして、疲れが取れたり、綺麗になっていただけたら嬉しいですね。
──なるほど。それは女性ならではの発想ですね。やはり女性の患者さんが多いのですか。
(院) いえ、男性一人でも来られますよ。また、外国人の方も多いですね。当クリニックは1人の患者さんを色々な方向からケアするワンストップのクリニックを目指していて、こういう形態はまだ日本では珍しいんです。私たちは新しい知識を得るため頻繁に東京に講義を受けに行っているので、今後、常に新しい治療法も積極的に取り入れていきたいですね。
──新しい形のクリニックを運営されているということで、院長としても、薬剤師である代表と一緒なら心強いでしょう。
(院) そうですね。医師にとって、薬剤師のアドバイスはとても重要なんです。「医師には話しにくいから」と薬剤師に相談する患者さんも少なくないですし、頼りにしています。
(代) 私は薬剤師ですが、薬に頼らず身体の内側から症状を改善していけるように、生活習慣や血液検査の結果から、食事指導やサプリメント提案のアドバイスも行っております。予防医療を広めて、いつまでも心身共に健康で毎日幸せに過ごしていただくお手伝いができれば、と思っております。
「綺麗なクリニックで家族全員診てもらえるということで、患者さんにとってはとても助かりますね。これからも姉妹で力を合わせて素敵なクリニックを作っていって下さい」(布川 敏和さん・談)
名 称 |
女医によるファミリークリニック |
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住 所 |
広島県広島市南区松原町5-1 BIG FRONT広島4F |
URL |
女医によるファミリークリニック |
対談者名 |
代表 竹中 美智子 |
掲載誌 |
月刊経営情報誌『センチュリー(CENTURY)』 2017年4月号(発行:現代画報社) |