月刊経営情報雑誌「マスターズ（MASTERS）」（国際通信社）、「アンカー（ANCHOR）」（報道通信社）、「センチュリー（CENTURY）」（USPマネジメント）対談取材記事掲載の経営者が参加する国際通信社グループ運営の異業種ネット

──まずは、市川社長のこれまでの歩みからお聞かせ下さい。

工業高校の電気科出身で、サラリーマンや居酒屋経営などを経て、知人の誘いで電気工事の手伝いを始めたのが、工事業に入ったきっかけです。その後、昔一緒に居酒屋を営んでいた友人と再会し、彼も同じ電気の仕事をやっていたことから2007年に『ITS』を創業。共に事業をスタートしました。

──スタートは順調でしたか。

いいえ。当時は資金もなく、お金を借りて何とか工具を揃えるという状態でしたね。それでも、知り合いから下請けの仕事をいただくことができ、少しずつ事業を成長させることができました。2009年には法人化も果たし、現在はアルバイトを含む7名体制になっています。

──右肩上がりに成長してこられたのですね。お仕事内容はやはり電気工事を？

ええ。主体は電気工事一式で、マンション改修や高圧電気工事などを主に手掛けています。また、建築業界で働いていた兄が当社に入り、2年ほど前から建築部門も手掛けるようになりまして。現在のメインは電気工事ですが、建築の方も仕事を増やしていきたいですね。

──御社の強みは何だと思われますか。

人に恵まれていることですね。色々な方からお仕事をいただけて、ここまで飛び込み営業などせずともやってこられましたし、今後もいただいた仕事を誠実に果たし、紹介して下さった方の期待を裏切らないように頑張っていく所存です。

──その誠意がまた信頼を生むことでしょう。最後に、今後の展望についてお聞かせ下さい。

営業にも力を入れ、お客様を開拓していきたいですね。そして将来的には、今いる人たちに電気工事・建築工事の各部門を任せられるよう、事業をさらに拡大させていきたいと思います。