月刊経営情報雑誌「マスターズ（MASTERS）」（国際通信社）、「アンカー（ANCHOR）」（報道通信社）、「センチュリー（CENTURY）」（USPマネジメント）対談取材記事掲載の経営者が参加する国際通信社グループ運営の異業種ネット

──まずは今藤代表のこれまでの歩みからお聞かせ下さい。

私は岡山出身で、神戸で喫茶店の店長を経験した後、こちらに戻って焼き鳥屋の修業に入りました。その後に子どもができ、夜に一緒に風呂に入りたいという思いがありましたので転職を決め、知り合いの社長が経営している水道工事の会社に入ったのです。

──お仕事は順調に？

人より仕事を早く覚えたかったので努力しました。朝早く家を出て夜中に帰る生活が続き、結局子どもの寝顔しか見られない毎日でしたね（笑）。常に先を見て段取り良く行動したことが評価されたのか、1年で現場を任されるようになりました。

──その後、独立を？

はい。今は新築の設備工事とアフターケア、修理工事を受けています。最初は別の会社の下請として仕事をしていましたが、エンドユーザーに直接働きかける方向に転換し、資格を取得して、ウェブサイトも作りました。同級生のお父さんが水道局関係の方で、水道局から直接お客様を紹介していただけるようになったことでエンドユーザーが増えていったのです。

──様々なことに取り組まれ、顧客を増やしていらっしゃるのですね！

エンドユーザーの方から何度も依頼があると、本当に嬉しいんですよ。ダイレクトメールは必ず出し、毎年カレンダーを作って、年末には挨拶を兼ねて約150軒、一軒一軒回っているんです。中には待っていて下さる方もいて、手土産までいただくこともあるんですよ。今後は人材育成に力を入れ、自分の技術を社員に伝えていきたいと思います。