2023年02月13日更新
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北海道フードカンパニー 対談取材記事

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義理と人情を事業展開の基礎として
安心・安全で美味しい青果の卸売業を

北海道フードカンパニー

代表取締役 魹島 昌登

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』特別取材企画 掲載記事─略歴

「人との出会いは何より大事。私はどこにでも顔を出しに行く」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

人との出会いにこれほど人生を左右された人はそう多くはないだろう。

青果の卸売業者として2012年に独立するまで、そして独立してからも、魹島社長は人の出会いに導かれ、また人の存在を原動力として突き進んできたように感じられる。

当の本人はそうした人たちに「恵まれてきた」と感謝の言葉を述べるが、実際には社長と付き合いが始まる相手も間違いなく恵まれている。

言うなればwin-winの関係を築くことを願い、それを実践してきたのが社長だと言えるだろう。

冒頭で「人との出会いに人生を左右された」と社長を評したが、「出会いによって人の人生を左右してきた」のも魹島社長なのだ。


【足跡】 北海道出身。学業修了後、青果の卸売会社に就職。10年間勤めた後、幾つかの同業他社でも経験を重ね、ある飲食店経営者との出会いをきっかけに独立、2012年に『北海道フードカンパニー』を創業する。独立前後通じて築いた業界内でのネットワークを生かし、さらなる飛躍を目指している。


2012年の創業以来、青果卸販売の業界で存在感を高めている『北海道フードカンパニー』。業界一筋に歩んできた魹島社長は多方面でネットワークを築き、独自のノウハウを確立することで顧客の支持を集めてきた。現状に満足することなく、さらなる高みを目指して邁進する社長に俳優の穂積隆信氏がお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』特別取材企画 掲載記事─対談

幾つもの会社を渡り歩いた末、
ある出会いをきっかけに独立

穂積 まずは、『北海道フードカンパニー』さんの事業内容からお聞かせ願えますか。

魹島 当社では、主に業務用の青果卸販売を手掛けております。

穂積 魹島社長はこの業界一筋に歩んでこられたのでしょうか。

魹島 ええ。幼いころは大工や魚屋さんに憧れていましたが、高校を卒業するころになり就職活動時にたまたま目に留まったのが、青果の卸売会社だったのです。「嘘だろう!?」と思えるほど高額のボーナスを提示しており、それに惹かれて志望したのです(笑)。そしてそちらに内定をいただき、約10年勤務しました。その間、会社は年々成長し、青果では北海道でナンバーワンとなり道内の野菜の相場を動かせるほどの企業となったのですよ。ただ、社内では派閥が生まれたり、いろいろな問題が生じていきました。私は中間管理職として現場で莫大な金額を動かす仕事を任されていたのですが、大きな組織ゆえのしがらみに翻弄され、それに嫌気が差して退職することにしたのです。その後は、声を掛けて下さった家族経営の小さな商店で、2年間お世話になりました。それから、今度は北海道を出ようと思っていた矢先に、沖縄の卸売会社の社長から「うちでやらないか。日本で一番大きい大田市場に行くか?」と声を掛けて下さったので、お受けした次第です。それからもいろいろな人から声を掛けていただき、北海道に戻ってまた新たな出会いがある中で、札幌で飲食店を経営している方と知り合い、そこから『北海道フードカンパニー』としての仕事が2012年にスタートしたのです。

穂積 社長の歩みには、人との出会いが大きく影響しているように感じますね。

魹島 人との出会いが私のこれまでの人生に大きな影響を与えてきたのは間違いありません。だからこそ、人との出会いはとても大切にしていますし、私はどこにでも顔を出しに行くのです。オーナーさんや店長さんとの出会いがきっかけで飲食店に青果を納めさせていただいていますが、そこから新たにお仲間を紹介して下さって、次なるお付き合いが始まることも少なくありません。

穂積 社長には人を惹きつける“何か”がおありだからでしょう。

魹島 そうなんでしょうか……。私がどこに行こうが、どこに所属していようが一人の人間、魹島としてお付き合いしてくれている仲間ばかりなので、本当にありがたいです。すごく人に恵まれていると思いますし、感謝の気持ちでいっぱいですね。

穂積 そうした関係はとても素敵だと思います。

自社の飛躍のきっかけも出会い
人に恵まれるわけとは!?

穂積 独立してから事業を順調に大きくしてこられたようですが、どういった要因がおありだったのでしょうか。

魹島 北海道で居酒屋を複数展開する『ラフダイニング』さんとの出会いは大きかったですね。それをきっかけに私共は急成長することができました。最初は1店舗との取引からでしたが、後に社長とも直接商談させていただくことができ、交渉の末に新店舗で仕入れる野菜を全て私共に任せていただけることになったのです。その会社の大坪社長は当時、「居酒屋甲子園」の理事も務めておられて、その会議にも呼んで下さり、「私が使っている業者だから、何かあった時は頼むよ」と同席する皆さんに言って下さったのも大きかったんです。また、居酒屋甲子園の全国大会が横浜で開催されるのですが、そちらに出場する北海道で勢いのある居酒屋チェーンさんが私共の野菜を使って下さっているのも有り難く思っています。

穂積 そうした大口の取引ができるのも、社長に対する信頼はもちろん、その信頼を裏打ちするサービスがあるからではないですか。

魹島 それもあるかもしれません。私共には、日本全国に広がる幅広いネットワークがあります。そのため道産品はもちろん、全国各地の野菜や特定の地域でしか栽培されていない希少品種、有機栽培・無農薬野菜、出荷数の少ない珍しい青果、規格外品の大量調達まで、様々なご要望にお応えできるのです。加えて、安心・安全・おいしい野菜を驚きの価格でご提供することができます。それも、独自の調達ルートがあってこそ。さらに自社工場がありますので、カット加工や皮むき、スライス、種抜きなど、ご要望に応じて各種様々な加工処理に対応することもできますよ。

穂積 痒いところにも手が届くとでも申しましょうか、お客様にとっては非常に有り難い手厚いサービスですね。最後になりましたが、今後に向けての抱負をお願いします。

魹島 私共が同業他社と一線を画すのは、病院やホテルなどは扱わずに居酒屋やカフェといった飲食店ばかりであるところ。その業態で他社に負ける気はしませんし、飲食業界どこへ行っても私共の野菜が入っているというのが夢ですね。これからも人とのつながりを大切にしながら、さらなる飛躍を目指していきたいと思います。

穂積 頑張って下さい!

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

人付き合いを力に変えて

▼青果の卸売業界一筋に歩んできた魹島社長。誰からも親しみを寄せられそうな愛嬌のある人柄ゆえに、その歩みは順風満帆であったと誤解されがちである。実際のところ、人付き合いにおいて悩まされたことが人知れず何度もあったという。たとえば、勤務先が大きく成長する中で生まれた派閥の狭間で、また、その大手を辞したことで周囲の接し方が急に冷ややかになったことで。人の非情さを目の当たりにして辛酸をなめたことは一度や二度ではない。だが、それでも社長は人付き合いを何よりも大切にする。「魹ちゃん」と親しみを込めて呼び掛けてくれる仲間たちがいる限り、それは変わることはない。

対談を終えて

「魹島社長はお会いした瞬間から人を惹きつけるような愛嬌がおありだと感じました。もちろん、そのお人柄だけでなくサービスについてもお客様に安心感を与える内容。これからも飲食業界を力強く支えていって下さいね!」(穂積 隆信さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

北海道フードカンパニー

住  所

北海道札幌市西区発寒16条14丁目5-5

代表者名

代表取締役 魹島 昌登

U R L

http://hfc.r-cms.biz/

掲載誌

月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』  2016年3月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『リーダーズ(LEADERS)』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。