2023年02月13日更新
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ビル・マテリアルズ 株式会社 対談取材記事

名刺
動画

互いの強みを活かして事業を展開し
多様なニーズに応え続けることで
業界で存在感を放つ会社を目指す

ビル・マテリアルズ 株式会社

代表取締役会長 伊藤 正紀
代表取締役社長 津志田 和幸

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─略歴

サッシ、シャッター、エクステリア、パーティションなど様々な建築関連の商材を設計し、販売・施工を行う『ビル・マテリアルズ』。同社の伊藤会長と津志田社長は、それぞれに培ってきた経験と人脈を活かし、幅広いニーズに応えてきた。今後も、さらなる高みを目指していきたいと語るお二人のもとを、俳優の岡本富士太氏が訪問。お話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─対談

──まずは、お二人の歩みから。

(伊) 学業修了後は服飾関連の仕事に就き、2年ほど働きました。そしてその後は、住環境に関する事業を幅広く手掛けている現『LIXIL』──当時は統合する前で『トステム』でしたが、そちらに転職したのです。そうして長年様々な経験を積む中で、徐々に独立を考えるようになりましてね。偶然早期退職の募集が行われたので良いきっかけだと思い、手を挙げて退職したという次第です。『LIXIL』には結局、通算23年間お世話になり、感謝しています。

(津) 私の社会人としての第一歩は、電材屋で踏み出しました。そちらを1年ほどで退職してからは様々な職種を経験し、最終的には『文化シヤッター』という主にシャッターを取り扱う総合建材メーカーに入社。25年間勤めた後に退職し、伊藤会長と共に当社を立ち上げたのです。

──お二人は、どのようなきっかけで出会われたのでしょう。

(伊) 共に建材を扱っていたので、競合する会社同士だったのですが、偶然私が『文化シヤッター』に連絡を取る機会がありましてね。その時対応してくれたのが津志田社長でした。実はどうしても依頼したい仕事があって連絡したのですが、その日は休日で……。引き受けてくれるか心配でしたが、彼は快く応じてくれたのですよ。その時知り合ったばかりの私のために、休日を返上してくれた社長のことをとてもありがたく感じましたね。そこで意気投合し、互いに情報交換をしながら、公私共に良い付き合いを約25年間続けてきたのです。

(津) 当時の私は休日という概念がなく、とにかくがむしゃらに働いていました。と言うのも、昔から独立志向が強く、早く一本立ちするために少しでも多くの経験を積みたい一心だったので、私としてはそれほど特別なことではなかったのです。

──良いご縁を得られましたね。いつから、お二人で独立しようとお考えに?

(津) 10年くらい前からですね。そのころはまだ漠然と将来の話をするだけでしたが、私も早く独立したかったですし、会長もいずれはと思っていたので、2~3年ほど前に「そろそろ本格的に動き出そう」ということになったのです。

──伊藤会長ご自身も、独立するなら津志田社長としようと思っておられたのですか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

(伊) ええ。それ以外は考えられませんでした。社長は幅広い人脈を持っていましたので、心強い存在だと感じていたのですよ。お客様や取引先だけでなく、関連業者や地域の方々など様々な付き合いがありますので、そうした人とのつながりが会社の強みになっています。

(津) また私たちは、これまで別々の会社でそれぞれ違う商材を扱ってきました。『LIXIL』はどちらかと言うとアルミ、中でもサッシ関連をメインとし、『文化シヤッター』はシャッターやドアなどを多く手掛けてきたのです。そうして得意分野がそれぞれ異なる会社で経験を積んだお陰で、会社として取り扱える商材が増え、間口を広げることにもつながると思いました。

──幅広いニーズに応えることのできる『ビル・マテリアルズ』さんの存在は、お客様にとって心強いものとなっていると思います。現在、メインとされている事業はどのようなお仕事なのでしょう。

(伊) 建物のサッシやドアなどの金属製の建具、内装のパーティション、手すりなどを手掛けています。一般住宅用というよりも、ビルや学校など比較的大きな建物に使われる商材を扱っていますね。また、規格品や既製品ではなく、お客様のご要望に合わせて一から設計したものをご提案し、販売・施工しています。

──御社のように商材をオーダーメイドしている会社は、多いのですか。

(伊) 恐らくあるにはあるのでしょうが、数は少ないと思います。私たちは、これまで多くの規格品・既製品を扱ってきました。その経験があるからこそ、現在のようなスタイルで事業を展開することが可能なのです。オリジナル商品をつくることは私たちにとっても面白く、やり甲斐の大きい仕事ですので、充実した日々を送っていますね。

──今後のさらなるご活躍が楽しみです。では最後に、今後の展望を教えて下さい。

(津) 当社は昨年設立し、今年から本格的に始動したばかりの会社です。まだまだこれからですので、やはり人材を確保したいですね。まずは経験者を集め、その後若い人材を自分の経験を活かして育てていくことで、より高みを目指したいと思います。

(伊) 私も体制強化は大切だと考えていますね。バイタリティ溢れる人材を集めてより堅固な組織をつくり、会社を大きく発展させていきたいと思います。当社は、スタートしてから順調に事業計画を達成してきました。この勢いのまま業績をさらに伸ばし、いずれは「『ビル・マテリアルズ』に頼めば大丈夫」と地域の皆様に認識されるような会社を目指して、力を尽くしていきます。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

同じ方向を目指して、邁進し続ける

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

▼出会ってすぐに意気投合し、良好な関係を続けてきたという伊藤会長と津志田社長。そんな二人だが、性格は全く異なると言えるだろう。会長が「65歳になったら引退して、その後はゆっくり過ごしたい」と話せば、「私は生涯現役を貫く。75歳くらいまでは働きたい」と社長は返す。そうして互いに違った考え方を持っている二人が力を合わせるからこそ、より幅広い視点を持つことができ、顧客の様々な要望に的確に応えられるのだろう。また、「性格こそ違いますが、仕事のやり方は似ているのかもしれません」と会長。仕事にあたる際のスタイルが近しいのは、二人の目指すビジョンが一致しているがゆえ。「常に顧客視点を大切にし、お客様から信頼される会社になる」──その理念を共有していることが、二人の最大の強みなのだ。目指す方向が同じだからこそ、たとえ違うタイプの二人でも互いの持ち味を存分に活かすことができる。設立間もない『ビル・マテリアルズ』の発展は、この二人の強力なタッグのもと成り立っているのだ。

対談を終えて

「勤務先が競合している会社同士だったにもかかわらず、偶然出会い、力を合わせて独立されるに至った伊藤会長と津志田社長。お二人の出会いには、どこか運命的なものを感じましたね。それぞれの得意分野を活かして事業を展開されているとのことで、さらなるご発展が楽しみです。お客様の幅広いニーズに応えるべく、これからも是非頑張って下さい」(岡本 富士太さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

ビル・マテリアルズ 株式会社

住  所

千葉県柏市中央2丁目12番1号 小宮第二ビル2F

対談者名

代表取締役会長 伊藤 正紀
代表取締役社長 津志田 和幸

掲載誌

センチュリー  2015年10月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『センチュリー』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。