2023年02月13日更新
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ゆうき不動産 対談取材記事

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顧客に最高の住まいを提案し
地域の活性化に寄与したい

土地・建物・総合コンサルタント
宅地建物取引業山口県知事(2)第3087号
宅地建物取引主任者(山口)第5983号

ゆうき不動産

代表 宮本 政志

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─略歴

■次代を担う若者たちに、勇気を与える経営者に

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

宮本代表がまだいち営業マンだった時代、今や世界に名を轟かせる名士となった人物に勇気づけられた思い出がある。それは「ユニクロ」の柳井会長だ。

十数年前の真夏のある日、営業活動で歩き疲れた代表を見とめた柳井氏は、見知らぬ代表に麦茶を振舞い、励ましてくれたのだとか。「氏はもちろん忘れておられるでしょうが、私には忘れられない思い出です」──その思い出があればこそ、頑張ってこられたと語る代表。

今後は、自分が若い人たちにとってそんな勇気を与えられる存在になりたいと力強く続けた。


【足跡】 山口県出身。学業修了後は自動車部品メーカーに入社。サラリーマン生活のかたわらで、親が遺した貸事務所の管理を手掛けるうちに不動産業界に興味を持ち、大手建設会社に転職。経験を積んで、2003年に「ゆうき不動産」を設立し、独立を果たした。


中古住宅及び土地の売買仲介や、販売を手掛けている「ゆうき不動産」。大手建設会社でノウハウを身に付けた宮本代表が2003年に始めた会社だ。「明るく前向きに、地元に恩返しできるような仕事がしたい」と語り、地元のために持てる力の限りを尽くす代表に、お話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─対談

石橋 まずは宮本代表の歩みからお聞かせ下さい。

宮本 学業修了後は自動車部品メーカーに入社しました。一方で自宅の隣には、両親が貸事務所を所有していましてね。しかし両親共早くに他界したため、その事務所が私の名義となり、サラリーマンとして働くかたわらで貸事務所の家賃収入も得ていたのです。そうした境遇と、さらにもともと学生時代から、政治・経済に加え不動産業界に関心が高かった私は、悩んだ末に不動産業界に転身。大手建設会社に就職し、営業職に就きました。とは言え、建築や不動産についての知識は皆無でしたし、営業についてもノウハウがなかったもので、最初は戸惑いの連続……。自動車部品メーカーで働いていた7年分、人より遅れを取っているわけですから、それはもう必死で勉強しながら宅地建物取引主任者の資格を取得し、不動産のイロハも全てその会社で学ばせてもらったと言っても過言ではありませんね。その後、2003年に独立を果たして「ゆうき不動産」を立ち上げた次第です。

石橋 不動産業と一口に言っても様々ですが、御社ではどのようなお仕事をされているのでしょう。

宮本 中古物件売買の仲介や、土地を購入して分譲販売するのが主な仕事です。ところで当社を立ち上げた頃はすでに景気が停滞していたため、それが普通だと考えて働いていましてね。そもそも自社での開発事業とは違い、仲介業とはリスクが少ないもの。しかしリーマンショック後は初めて厳しい不景気に直面し、さすがに大変でした。頑張るしかないとの思いで、日々励んでいますよ。

石橋 そのような中で、このお仕事のどういった部分にやり甲斐を感じておられますか。

宮本 自分が関わった不動産売買によって、地域の経済活動が少しでも活性化すると信じてこの仕事に携わっています。もとより住宅をメインに扱う我々は、東京スカイツリーのような人目を引く建造物に関わるわけではありませんが、華やかではなくとも地元を根底で支える存在足り得れば良いと考えているのですよ。

石橋 確かに、大型建造物は人々から注目されますが、実際に地域の経済活動が活性化するのは御社のような縁の下の力持ちがおられればこそだと思います。

宮本 また、この地域には全国でも名高い匠の技を有する畳職人がいらっしゃいましてね。私はその方のように芸を極めることはできませんが、必要とされている方に住まいをご提案し、自分の仕事が少しでも町づくりに貢献しているのだと感じるときはやはり嬉しいものですね。

石橋 私から見れば、代表は不動産業界のプロフェッショナル。それも素晴らしい職人技ではないですか。

宮本 ありがとうございます。お客様にとって住まいは一生に一度の大きな買い物。失敗は許されませんので、私共としましては、お客様に満足していただけるよう、誠意を持って取引に臨むのみです。前職時代の経験もフルに活かしながらお客様のニーズを汲み取り、より分かりやすく説明し、安心してお取引いただけるよう努めています。どんなに小さなやり取りでも人と人が接することこそ商売の基本であり、信頼関係を築く術だと考えているのです。

石橋 経営者として後進に伝えたいことはございますか。

宮本 お客様のニーズを読み取る力は不可欠ですが、成功するにはまず大切なことがあると、私は前職の営業マン時代に学びました。それは「前向きであること」。今の若い世代には、ボランティア精神を持った比較的に真面目な方が多いと思いますが、どうも後ろ向きな思考を持つ傾向が見受けられます。ですから前向きな思考を忘れず、頑張ってほしいと思うんです。かくいう私も、日々「明るくやっていこう!」という思いで仕事に臨んでいますよ。私が若い頃、多くの諸先輩方に与えてもらった「挑戦する勇気」を、今度は私が若い方々に与えられる存在になれるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「お客様の立場に立ち、その方にとって最良の物件をご提案できれば何よりですね」
(代表 宮本 政志)

「生まれ育った地元を想う温かい心にふれました」(ゲスト 石橋 正次)

明日を切り開く経営者たち── その戦略と視点

以前はコンビニエンスストアの経営も手掛けておられたという宮本代表。その店舗があった場所は、よく水害に見舞われる地らしく、2年連続で水害に遭ったのだとか。店内の重いカウンターがぷかぷかと浮かんでいたほどの被害だった。しかし、代表は「前向きに、プラス思考で」いることで、その苦境を何とか乗り越える。

だからこそ、今、東北地方太平洋沖地震で甚大な被害に遭われた方々に伝えたい──「どうか前向きに考えて、乗り越えてほしい」と。これは誰もが言える言葉ではない。なぜなら経験したことがない人間が言っても、なんら説得力を持たないからだ。これは、水害に遭い、それまでに築き上げたものを一瞬で奪われてしまうつらさを、身に染みて味わった経験がある代表だからこそ伝えられる言葉である。「苦しみを理解し、人々の力になりたい」と願う代表の心がそこに見えた。

対談を終えて

「宮本代表は今後、後継者がいない農家の土地をお借りして、地域の子どもたちが農作業を体験できるような環境も整えたいとおっしゃっていました。仕事の面からだけでなく、様々な角度から貢献したいという地域への想いが伝わってきましたよ。今後も頑張って下さいね!」(石橋 正次さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

ゆうき不動産

住  所

山口県山陽小野田市大字山川795-9(下村東)

※近日事務所移転予定有り。詳しくはホームページまで!

代表者名

代表 宮本 政志

U R L

http://www5.ocn.ne.jp/~yu-ki.f/

掲載誌

国際ジャーナル  2011年7月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『国際ジャーナル』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。