2024年09月03日更新
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(株)太陽産業 対談取材記事

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細やかな心遣いと強い責任感を持ち
円滑な解体工事を進める!

建物解体業 産業廃棄物収運業

株式会社 太陽産業

代表取締役 辻 健美

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

建物解体業や産業廃棄物収運業を主業務とする『太陽産業』。同社の辻社長が大切にしているのは、「請けた仕事は基本的に自社で手掛けること」だ。プロとしての責任を持ち、地域住民を細やかに気遣いながら工事を全うする──。そんな組織を築き、会社への信頼を高めている社長に、渡嘉敷勝男氏がインタビューを行った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

渡嘉敷 まずは、社長がこれまで歩んでこられた道のりについてお聞きします。

辻 神奈川県の水産高校(現・神奈川県立海洋科学高等学校)を卒業した後は、約13年間にわたり船員として様々な船に乗っていました。そちらを退職後、知人の紹介を受けて解体業に移ったのです。私は長らく海上で過ごしていましたから、陸での生活に戻ったときは「一般家庭から出る廃棄物だけでもこんなに多かったのか」と驚きました。その思いが元となり、解体業を通じて知った産業廃棄物関連事業の重要性にも着目して1986年に当社を立ち上げたのです。

渡嘉敷 では、御社の業務内容をお聞かせ下さい。

辻 建物解体業と産業廃棄物収運業を主業務としています。一般住宅の建て替えに伴う解体工事や、その際に出る産業廃棄物の収集運搬を行っているのです。今は廃棄物の規制が厳しくなり、解体作業に際しては各種建設資材をはじめ木屑やコンクリートなどリサイクルできるものを細かく分別しなければなりません。そのため一気に機械で壊す訳にはいかず、手で瓦を降ろしたりボードをはがしたりするところから作業を始めています。

渡嘉敷 環境保全にかかわる重要な役割を担っていらっしゃるのですね。業務上で特に気をつけておられるのはどういった点ですか。

辻 最も意識しているのは、近隣対策です。騒音や振動などで迷惑を被ったとなれば近所の方々もそこに家を建てる人に対して良い感情は持てませんし、そんな中では良好なご近所関係も築きにくいでしょう。ですから私どもでは着工前に周辺住民の皆様にご挨拶し、工事中も随時ご要望を聞き、工事が終われば再度ご挨拶に伺っています。そしてその土地に家を建てる業者さんには、解体作業中にどのような声が寄せられたか報告するのです。お客様のためにも、周辺住民の方々と業者が円滑なやりとりを行うことは欠かせません。

渡嘉敷 なるほど。力仕事であり、神経を使うお仕事なのですね。

辻 ええ。当社は自社施工を基本とし、現場によっては提携業者と協力を図っています。細部にまで責任を持って取り組む誠実な姿勢が、激しい競争の中で生き残れている要因ではないでしょうか。社員たちも頑張ってくれていますし、今後も彼らとしっかりコミュニケーションを図り、皆で協力しながら歩んでいきたいですね。そして、ゆくゆくは彼ら若い世代に会社を引き継ぐことができれば嬉しく思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

対談を終えて

「ご自身で“真面目で融通が利かない”という辻社長のまっすぐな人柄が周囲の方々の信頼を集めているのだと感じました」(渡嘉敷 勝男さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

株式会社 太陽産業

住  所

神奈川県川崎市川崎区田島町13-17

代表者名

代表取締役 辻 健美

掲載誌

報道ニッポン  2011年6月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『報道ニッポン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。