代々受け継がれた技術を守り、
活用していきたい
総合建築・設計・施工・リフォーム工事
──『ウテナホーム』さんは金子社長の家業で?
はい。大工としては4代目、事業としてからは3代目にあたります。幼少期から現場に連れて行ってもらっていたので、小学生のころには将来は後を継ごうと考えていました。それで19歳で本格的に大工修業をはじめ、父はまだ現役ですが、将来的なことを考えて、私が代表を務めています。
──現在は、どういった仕事をされているのですか。
建築物の設計・施工、リフォーム工事を手掛けています。祖父も父も職人として高い技術を持っているため、私も随分と鍛えられました。創業から半世紀が経ち、昔ながらの職人技術を守るためにも、会社の基盤を整えることは大切だと考え、今年になってから法人化したのですよ。
──近年は昔ながらの技術を持つ職人さんが減ってきたように思いますが、いかがですか。
そう感じています。プレカット工法が主流になるなどし、機械に頼ることで手作業が減りました。それによって習得するチャンスがなくなった技術が多くあるため、古い木造住宅の改修に対応できない職人もいますね。
──社長には、昔ながらの技術を守っていただきたいです。今後についてはいかがでしょう。
若手職人の育成に力を入れ、代々伝わる職人技術を身につけた職人を増やしていきたいですね。それから、介護に対応する工事も手掛けていきたいと考えています。また個人的には、持てる技術と知識を結集させた自宅の建築を実現させたいですね。
──ぜひとも実現させて下さい。
名 称 |
ウテナホーム 株式会社 |
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住 所 |
埼玉県川口市領家2-2-1 |
代表者名 |
代表取締役 金子 雅良 |
掲載誌 |
センチュリー 2014年12月号 |
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