2024年09月03日更新
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第一発送(株) 対談取材記事

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DM発送を的確にシステム化することで
効果的な活用法と経費削減をより良く実現

第一発送 株式会社

代表取締役社長 佐々木 宏明

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─略歴

1965年創業の「第一発送」は、ダイレクトメールをはじめ雑誌や新聞といった定期刊行物などの封入から発送までを手掛けている。二代目の佐々木社長は、先代が築いたものを踏襲しながら業務の効率化を図り、システム化を推進。さらに、既存・新規の顧客に対して新たなサービスを送るべく、日々、試行錯誤を重ね続けている。そんな社長に俳優の穂積隆信氏がインタビューを行った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─対談

穂積 「第一発送」さんの業務内容から。

佐々木 現会長である父が1965年に創業してから40年以上、雑誌、新聞といった定期刊行物やDM(ダイレクトメール)などの発送を主業務としています。お客様は社団法人や財団法人、その他の非営利団体様がメインですが、印刷会社をはじめとする一般の企業様もいらっしゃいます。

穂積 佐々木社長は学業修了後すぐこちらに入られたのですか。

佐々木 いえ。大学卒業後は20年近く、大手コンピュータ会社でシステムエンジニアとして働いていました。その後、2002年に当社に入社し、2008年に代替わりして現職に就任した次第です。

穂積 家業とは言え異業種からの転身ですし、不安も大きかったのでは?

佐々木 学生時代にアルバイトをしていたこともあり、幸い業務内容自体は把握していました。そのため大きな不安もなくすぐに慣れることができました。と同時に異業種を経験したお陰で、改善すべき点がよく見えましてね。そこでまずは、効率良く仕事を進めるための取り組みから始めたんです。

穂積 具体的にどのような?

佐々木 封入や梱包については、1通だけの場合もあれば複数のものを封入することもあって複雑なため、手作業で丁寧に行なう必要があります。しかしそれ以外の、宛名の印刷やデータ処理、集計や配達区分ごとの振り分けなどはコンピュータ化すればより効率的に業務を進めることができます。そこで前職時代の経験を活かし、それらの全てでシステム化を図ったのです。

穂積 なるほど。前職時代に得た技術が存分に活かされているわけですね!

佐々木 ええ。コンピュータで封筒や伝票に宛名を印刷するだけでなく、そのデータを利用、集計することで、郵便番号などによる仕分け作業を効率化することができました。この仕分けを行うことにより、送料の割引が適用され、お客様のコスト削減にもつながります。また、集計したデータを経理システムと連動させることで請求書なども速やかに作成できるようになりました。

穂積 合理化によってお客様のメリットも格段に増えたようです。

佐々木 この不況下においてもDMのニーズはあり、より効果的な活用を望むお客様はたくさんおられます。そうしたニーズに合わせて様々な提案ができるように色々と準備しているところです。

穂積 新たな可能性を感じますね。今後の展望をお聞かせ下さい。

佐々木 私共が40年以上存続してこられたのは、長くご愛顧下さるお客様のお陰。ですから今後もお客様から安心して全てをお任せいただける態勢を維持しつつより高い満足を感じていただけるよう改善点を見出していきます。もとより当社は200~30,000ぐらいまでと比較的小ロットに対応してきましたので、大手にはできない小回りの利く仕事で、新規顧客及び新しい分野の開拓にも前向きに取り組んでいく所存です。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「ダイレクトメールの効果的な活用を支えられるようなニーズへの対応や適切な企画立案を進めています」(代表取締役社長 佐々木 宏明)

対談を終えて

「お父様より受け継いだ『第一発送』を守るため、新たな態勢の構築に余念がない佐々木社長。各家庭に届けられるまでの発送会社さんの努力を知ると、今まで何気なく受け取っていたDMも、これからは新鮮な気持ちで大切に読むことができそうです」(穂積 隆信さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

第一発送 株式会社

住  所

東京都豊島区西巣鴨1-16-5

代表者名

代表取締役社長 佐々木 宏明

掲載誌

国際ジャーナル  2011年5月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『国際ジャーナル』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。