地域住民の口腔の健康を全力でサポートする存在
【足跡】 愛知県名古屋市出身。整形外科医の父親から「歯科医に向いている」とのアドバイスを受け、『奥羽大学歯学部』に進学。アメフト部でチームプレーを学びながら勉学に励み、卒業後は『朝日大学歯学部附属病院』にて技術を磨く。2009年に独立し、2013年にはリニューアルも果たした。
2013年6月にリニューアルオープンを果たした『せんだ歯科クリニック』。虫歯治療はもちろん、無痛治療や小児歯科など、幅広い診療科目を掲げ、地域住民の口腔の悩みに丁寧に対応している。院内にはキッズスペースも設けられ、日曜診療にも応じているというから忙しい家庭からの支持も篤い。地域から信頼される歯科医院づくりについて、千田院長に詳しいお話を伺った。
口腔の悩みを抱える患者に寄り添い
どんな問題にも真摯に対する
布川 はじめに、千田院長のこれまでの歩みからお聞かせ下さい。
千田 私は名古屋市の出身です。父が整形外科医で、兄も同じ道に進んでいましてね。私も医療関係の道に進みたいと漠然と考えていて、父から「手先が器用だから、医者よりも歯科医が向いているんじゃないか」と言われたことから歯科医師を志すようになりました。
布川 お父様の存在が大きかったのですね。それでは必死に勉強されたでしょう。
千田 そうですね(笑)。特に学生時代は柔道とアメリカンフットボールに熱中していましたから、実際に働き始めるまでに猛勉強しましたよ。
布川 卒業後はどちらで経験を積まれたのでしょう。
千田 『奥羽大学歯学部』を卒業後は『朝日大学歯学部附属病院』に勤めました。そちらでは様々な経験をさせていただき、当時の院長からも貴重なアドバイスを頂戴しました。中でも「患者さんにはできるだけ『治療は難しい』とは言わないように」との教えは、今も私の心に残っています。患者さんは、痛みや口腔の不具合で困り果てて医師を頼って来られる。そんな患者さんの期待に応えることが、我々歯科医師の使命である──。その信念に大変共感しまして、以来それを指針に歯科医療の道を進んできたのです。
布川 そうした真摯な思いで診療に臨んでおられるとは、患者さんもさぞ頼りにされているでしょうね。
千田 滋賀・安土は地元ではないのですが、4年前の開業以来、大勢の患者さんに来院していただいています。滋賀・安土の土地柄か、皆様温かく見守って下さっているんですよ。2013年6月にはリニューアルオープンを果たすこともできましたし、本当に皆様には感謝しています。
健康を司る口腔のケアを徹底するべく
一丸となって診療に取り組む
布川 具体的な診療内容をお聞かせいただけますか。
千田 一般歯科はもちろん、小児歯科、口腔外科、予防歯科、小児予防歯科、インプラント歯科、審美歯科、ホワイトニングなどを行っています。また「歯が痛いけれど、仕事が抜けられない」「子どもを歯医者に連れて行きたいけれど、平日は働いているから難しい」といった平日お忙しい方にも気軽に来ていただきたいと、日曜日の診療も受け付けているんです。さらに、お体が不自由でなかなか歯科医院に通えない方のために、訪問歯科診療にも取り組んでいます。
布川 患者さんにとって利便性の高い歯科医院づくりをされていますね!頼りにされるのも分かります。
千田 口腔というのは、食べ物をしっかりと咀嚼して身体に栄養を送る最初の器官になります。ここに不具合が生じると、身体全体に不調を来してしまうことも十分に考えられるんですね。口腔のケアは、健康な毎日を送るために欠かせないもの。私は、歯科医院とは全ての患者さんに健康な人生を送っていただくためのサポーターであると考え、普段から努力を重ねているのです。
布川 「患者さんの期待に応える」というモットーを実践していらっしゃる。
千田 それは私だけではなく、スタッフも同じです。私一人では患者さんは心を開いてお話しして下さらないでしょうし、何より、私が受け付けをしたら初めて来られた患者さんは逃げ出してしまうかもしれません(笑)。医療はチームプレーが非常に重要ですから、患者さんに安心していただける診療が行えているのは、スタッフの力が大きいと感じています。
布川 患者さんにとっても、スタッフにとっても居心地の良い院づくりをされていることが伝わってきます。
千田 チームプレーの重要性は、アメフトを通じて学んだんですよ。「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン(一人は皆のために、皆は一人のために)」の精神は、組織づくりにおいての私の指針となっています。
布川 最後に、今後の展望を。
千田 医療の世界は日進月歩ですから、これからも絶えず知識と技術を磨いて参ります。そうして二つのモットーを胸に抱き続け、末永く地域の方々の口腔の健康を支えていきたいですね。
布川 今後もスタッフの皆様と力を合わせて、地域住民の口腔を守り続けて下さい。
患者にとってのベストな治療を提供
▼「患者さんに“治療は難しい”とはできるだけ言わない」──そんなモットーを掲げる千田院長率いる『せんだ歯科クリニック』は、虫歯、無痛治療、小児歯科、歯周病・口臭治療、レーザー治療、審美歯科、インプラントといった老若男女の口腔の悩みに対応可能な設備と技術を備えている。しかし、それ以上に地域住民から信頼を得ている要因は、院長をはじめスタッフの心のこもった応対であろう。
▼「当たり前のことですが、口腔の状態は患者さん一人ひとりによって違いますし、ニーズも異なります。ですから、患者さんのお話をよく伺った上で治療方針を決めているのです」と院長は語る。医師として「こうした方が良いだろう」と考えても、患者にも様々な思いがあるため、一概に「最高の医療を提供すれば良い」とは言えない。「患者にとってのベストな治療」を引き出すために、丁寧なヒアリングは欠かせないのだ。そうした患者主体の対応こそが、信頼を揺るぎないものとしていると言える。今後もその方針をもとに、患者に寄り添った治療を進める方針だ。
「千田院長は元スポーツマンだけあって大柄でいらっしゃいますが、素敵な笑顔ですぐに親近感を抱きましたよ。スタッフの方々に普段の様子を伺っても『見たままの方』と、にこやかに語って下さいました。皆様から慕われていることが伝わってきましたし、その理由もよくわかりましたね。今後もその明るさで、地域の方に慕われる歯科医院を率いていって下さい!」(布川 敏和さん・談)
名 称 |
せんだ歯科クリニック |
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住 所 |
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦2833-1 |
代表者名 |
院長 千田 弘之 |
U R L |
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掲載誌 |
センチュリー 2013年10月号 |
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