2017年12月22日更新
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(株)JCC 対談取材記事

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伝統と革新を融合させることで
日本のものづくりの未来を切り拓く

株式会社 JCC

代表取締役 古屋 修

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─略歴

■世間の常識に囚われない柔軟な発想力と行動力が明るい未来を創造する

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

「私の魅力は“軽さ”です」と、古屋社長は笑う。

もちろん、ここで言う“軽さ”とは、決して“軽薄”という意味ではない。世間の常識に囚われない柔軟な発想力、そして、発想を実現する軽快なフットワークだ。

「明日はどんなことをしようか──。そう考えられる毎日が楽しいんですよ。これからも一つのことに固執せず、どんどん動いて色々な発想を実現していきたい」。

そう言って笑みを浮かべる古屋社長。経済が停滞し、打開策も見つからない今こそ、我々はそんな社長の姿に学ぶべきではないか。


【足跡】 山梨県出身。大学進学を機に愛知県に移り住み、卒業後は大手自動車メーカーに就職。8年間勤めた後に帰郷し、半導体メーカーに転職する。以来、セールスエンジニア(営業)として新商品の開発に携わると共に、営業所の開設にも関わるなど、様々な業務に従事。その経験を基に、2008年に『JCC』を立ち上げた。


新興国の台頭に伴い、かつての競争力を失いつつある日本のものづくり。その中で、「日本のものづくりはまだ終わっていない。工夫次第で世界にも充分に通用する」と語る経営者がいる。それが『JCC』の古屋社長だ。本日は、そんな社長のもとを藤森夕子さんが訪問。企業と企業を結び、伝統と革新を融合させることで日本のものづくり再興を目指す社長に、色々なお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─対談

藤森 早速ですが、古屋社長が独立を決意されたきっかけからお聞かせ下さい。

古屋 私はこれまで大手自動車メーカーや半導体メーカーに勤め、セールスエンジニア(営業)として一筋に歩んで参りました。その中で、ある疑問を抱くようになったんです。それは「会社ではこの方法を採用しているけれど、本当はもっといい方法があるのではないか」ということ。ものづくりの世界では通常、企業ごとに独自の方法で製品をつくっています。もちろん、その方法が一番効率的だからそれを採用しているわけですが、少し視点を変えて違う方向からアプローチをすれば、もっといい方法が見つかるかもしれない。たとえば食品業界のやり方を半導体業界の仕事に応用することで、思いもよらない成果が生まれる可能性もあるでしょう。しかし一方で、会社に所属していると色々な制約があるため、なかなか色々な方法を試すことができないのも事実。そこで情報・技術を持つ企業をつなぎ合わせ、それぞれのよいところを組み合わせることで、ものづくりの新しい価値を創造するお手伝いができる会社を立ち上げようと考えたのです。

藤森 つまり、御社は企業と企業を結ぶパイプ役ということですね。実際にスタートされてみて、いかがでしたか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

古屋 私はサラリーマン時代から3,000事業所・1,500社ほどの企業とお付き合いがあり、ありがたいことに多くの企業から「サポートするよ」と言っていただくことができました。そのバックアップのお陰で設立当初からお仕事をいただけたのです。皆様にはただただ感謝するばかりです。

藤森 それだけ社長に対する信頼が篤いということでしょう。お仕事に臨む上では、どういったことを大切に?

古屋 常識に囚われず、何ごとにも柔軟な発想で取り組むことでしょうか。たとえば今、日本のものづくりが苦境に立たされているというのは周知の通りだと思います。世界でも随一の高い技術力を持ちながら、なぜ日本のものづくりは競争力を失ってしまったのか──それは、製造現場で働く人々が伝統や固定観念に囚われ過ぎてしまっているからだと思うんです。もっと視野を広げ、工夫をしていけば、日本のものづくりもまだまだ世界に勝てるチャンスがある。いえ、むしろこれだけの技術力を持っているのですから、世界に負けるわけがないんです。要は工夫次第。だからこそ私は柔軟な発想をもって、現場で働く職人さんたちに「少し見方を変えてみるとこんな方法もありますよ」ということを伝えていきたいんです。そして「伝統的な匠の技術」と「最先端の革新的な技術」を融合させることで、日本のものづくりを盛り上げていければと思っています。

藤森 素晴らしいお考えですね! 社長の想いが実現すれば、日本のものづくりは必ず世界一に返り咲くことでしょう。

古屋 ありがとうございます。もっとも製造業の現場からは「そんなにうまくいくはずがない」と叱られてしまうこともしばしばですが(苦笑)。しかし、何ごとにおいても、チャレンジする人がいなければ後に続く人も出てきません。そして、今は当たり前ではなくとも、誰かが挑戦して成功を収めれば、いつかそれが当たり前になる日がやってくるはず。私は、その“誰か”になりたい。そう思っているんです。

藤森 素晴らしいお考えです! それでは最後に、将来の展望を。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

古屋 『JCC』とは、「ジャパン・コンソーシアム・コーポレーション」の頭文字をとって命名したものです。そして「コンソーシアム」とは、ラテン語で「提携・共同・団体」を意味する言葉。その意味の通り、これからも企業間の提携・製品開発・販売協力・情報収集など、あらゆる面で皆様のよきパートナーとなり、共に歩んでいくことで、日本のものづくりを支えていく所存です。
  また、今後は新規事業にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。その一環として考えているのが農業分野。特に、ここ甲州市はぶどう・桃の日本有数の産地なので、クリーンエネルギーやLEDなどの最先端技術を生かし、それらの果樹を栽培する工場を造れないかと考えています。そして工業と農業を一体化させることで新たな農業のスタイルを生み出していきたい。そうすれば遊休農地を有効に活用できますし、地域の雇用創出にもつながるでしょう。新しい流通・販路の開拓も含め、実現に向けて動いていきたいですね。そうして様々な事業を展開することで、これまで私を育ててくれた地元に少しでも恩返しができれば嬉しいです。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

Column

日本の製造業界では、多く分業制が敷かれている。この分業制は、製品の効率的生産を実現する一方で、各工程が独立しているが故にイレギュラーに対応しづらいなどのデメリットがある。またメーカーにとっては、工程ごとに窓口を設けなければならないなど、業務が煩雑化するという問題も。そんな課題を全て解消してくれるのが『JCC』だ。同社では、たとえば新規開発商品において、量産を考慮した形状検討から素材選定、表面処理、試作量産まで、工程ごとに専門会社を選定。それらをとりまとめ、全工程を一貫して請け負ってくれるため、どんなニーズにも柔軟に対応してくれる。さらに窓口も『JCC』に一本化できるため手間も少ない。「こんな製品を作りたいけど…」。そんな悩みを抱えるメーカーは、一度同社に相談してみては?

対談を終えて

「日本のものづくりをサポートすべく、情熱を持って業務に臨んでおられる古屋社長。その根底にあるのは、世界でもトップクラスの技術を持つ日本の職人さんたちに対する尊敬の念なのですね。社長の想いが実現し、伝統と革新が融合した時、製造業界は新たなステージを迎えるはず。日本のものづくり復興のためにも、社長には是非頑張っていただきたいです」(藤森 夕子さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『トップフォーラム(Top Forum)』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

株式会社 JCC

住  所

【本社】

山梨県甲州市塩山上於曽497

【設計商談室】

山梨県甲州市塩山上塩後237

【サテライトオフィス】

東京・大阪・福岡

代表者名

代表取締役 古屋 修

U R L

http://www.jcc-co.jp

掲載誌

トップフォーラム  2012年5月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『トップフォーラム』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。