中古に特化した農機の販売や修理で、
農家を支えていく
広島県にて中古を中心とした農機具の販売や、農機具の整備・修理を行っている『かわかく農機』。同社で販売する、中古農機具はリーズナブルで、経営に苦しむ農家の大きな助けとなっている。また、質の高いメンテナンスを行っている点でも魅力の会社だ。「農業を続ける人たちの光明となりたい」という川角社長にお話を伺った。
──まずは『かわかく農機』さんについて詳しくお聞かせ下さい。
当社は中古を中心とした農機具の販売や、農機具の整備・修理を行っています。その礎を築いたのは農機具屋を営んでいた祖父。祖父が仕事をしていたころは、ちょうど畑を耕すのに牛を使っていたのが農機に移行する時代で、当初の売上は良かったそうですよ。その後、一度店が立ち行かなくなってしまったのですが、父が『川角商店』の名前で新たに店を始め、徐々に規模を拡大させてやがて株式改組したのです。
──川角社長もいずれは御社を継ごうと考えておられたのですか。
ええ。小さいころから後を継ぐという気持ちを持っていました。そのため、学業修了後は農機販売店『広島クボタ』に入社。10年間修業を積み、技術を身につけた後、家業を継いだのです。
──御社の特長はどのようなところにあるとお考えですか。
中古農機に特化して販売を行っていることですね。最近は農業にかかるコストが大きいために、農業を続けていけないという方が多いんですよ。特に新品の農機は高価です。その点、当社の中古農機は格安で、負担も軽くなると思います。もちろん、ただ安いだけではなく、私たちの手でしっかりと整備を行っており、安心してお使いいただけると自負しています。
──確かな整備力があればこそできるお仕事ですね。
また、当社では一級農業機械整備技能士を揃え、農機の修理や点検といったメンテナンスにも注力しています。農機が壊れ、農業を継続するかどうか悩んでおられる方には是非当店をご利用いただきたいですね。
──経営が逼迫している農家の人たちの光明となるお仕事ですね。この取り組みを是非広めていっていただきたいです。
ありがとうございます。私たちもより多くの農家の皆様のお役に立ちたいと、Webサイトを開設したり、メディア取材があればなるべく引き受けたりして、全国に向けて情報を発信するように心がけています。そうした試みも功を奏し、販売実績は熊本県から岩手県まであるんですよ。
──最後に今後の展望を。
整備の行き届いた農機具を、中四国で一番多く保有する会社となりたいですね。そして「『かわかく農機』で整備した農機具だったら安心だ」とお客様に思っていただけるような会社作りをしていきたいと思います。
「農機の販売・修理を通して農家の方々を支えておられる『かわかく農機』さん。農業活性化の一助となる、大変意義ある事業をされていると思いました。これからも末永く、お仕事を続けていって下さいね」(加納 竜さん・談)
名 称 |
株式会社 かわかく農機 |
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住 所 |
広島県神石郡神石高原町油木甲2598-1 |
代表者名 |
代表取締役 川角 昌史 |
U R L |
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掲載誌 |
月刊経営情報誌『マスターズ(MASTERS)』 2017年5月号(発行:国際通信社) |