2017年09月16日更新
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東ポリ(株) 対談取材記事

名刺
動画

創意工夫と地道な努力を積み重ね
多様・高度化するニーズに応える

東ポリ 株式会社

代表取締役社長 蓑輪 忠温

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「様々な要素をふまえて熟慮を重ね、確実にチャンスをものにする」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

社会人となってからこれまでを振り返り、「多くの方のご指導と支えの上に今日があると感謝しています」と語る蓑輪社長。だが、決して周囲の人に頼り切ってきたわけではない。誰かに相談しながらも自ら課題解決に向けて熟慮してきたからこそ、社長は着実に成長してこられたのだ。

そんな社長の考え方は経営にも表れており、普段は守りを固めて力を蓄えている。そして、ひとたびチャンスをとらえれば素早く決断を下して攻めの姿勢に転じるという。人の意見に耳を傾け、現状を正しく把握し、深く思案する──。長年養ってきたこの方法を貫き、社長はこれからも確実に前進していくに違いない。


1972年の設立以来、産業用包装資材の製造・販売などに携わってきた『東ポリ』。昨年代表職に就任した蓑輪社長は、従来の製造工程を見直すなど、より合理的な仕組みづくりに注力してきた人物だ。本日はそんな社長にインタビューし、業界を生き抜く秘訣を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

貴重な経験を重ねて成長し
満を持して家業を継ぐ

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

穂積 早速ですが、まずは『東ポリ』さんの沿革からお聞かせ下さい。

蓑輪 当社は1972年に設立された同族会社です。町工場から始まり、長年にわたって産業用包装資材の製造・販売などを手掛けてきました。特に、パレット積みのダンボールケースや大型機械、電化製品など多種多様な生産物をカバーする「大型角底パレットカバー」においては小ロットから別注量産品まできめ細かくニーズに対応しており、多くの実績を築いています。

穂積 蓑輪社長は学業を終えてすぐこちらに入られたのでしょうか。

蓑輪 いいえ。ゆくゆくは自分が後継するとの意識はあったのですが、その前に外に出て違う仕事を経験しようと考えて大手家電メーカーに就職しました。そちらでは約3年間人事に携わり、その後当社の主要仕入れ先企業でさらに修業をさせて頂くことに。と言うのも、私はそれまで人事という内向きの業務にあたっていたため社会の人と話す機会も少なく、世間一般常識に欠けており商売の仕組みもよく理解していなかったんです。そこで自分を鍛えようと営業職を選択。単にものを仕入れて売るだけではなく人間関係の構築や日々の情報収集など様々なことを必要とする営業職の奥深さに魅力を覚えて夢中で業務に励み、11年間勤めさせて頂いた後当社に入った次第です。

穂積 家業に入られてからはまた環境が変わり、苦労されたでしょう。

蓑輪 そうですね。最初はカルチャーショックを感じましたが、それまでの経験を活かして何ごとにも前向きに対応してきました。それに当社が築いてきたノウハウには学ぶ点が多く、入社後も着実に成長してくることができたように思います。そして昨年8月に現職に就任し、責任感と自信を持って経営に励んでいるところです。

ものづくりへの飽くなき探求心を胸に
“どこにも真似のできない製品”を生む

穂積 経営者として、まずはどういったことに着手されたのですか。

蓑輪 効率的な業務の仕組みづくりです。そのため、加工の工程における効率化を図ってきました。同じ時間で多くの製品を作ることができれば、それだけ利益を増やせますからね。私の仕事は、そうした仕組みづくりを行って業績向上につなげると同時に社員たちにとって働きやすい環境を整えること。その中でそれぞれの能力を存分に発揮してもらい、社の成長をともに支えてほしいですね。

穂積 包装資材と一口に言っても様々な種類がありますし、昔に比べて素材も随分増えたでしょうね。

蓑輪 ええ。時代とともに社会的なニーズも変わり、品質や衛生面、安全性はもちろん地球環境への配慮やユニバーサルデザインなど、包装資材に求められるものは高度・多様化しています。ですから当社では常に新たな技術開発にも取り組んできました。厳しい競争の中にあって「どこにも真似のできない製品づくり」を追求してきたからこそ、当社は高い技術力を維持してこられたのです。お陰様で業界内外から高い評価を戴けていますが、決して満足することなく絶えず進化を続けていきたいと考えています。

穂積 ものづくりにかける誇りとこだわりが窺えます。普段、社員の皆様にはどんなことをおっしゃっていますか。

蓑輪 日々仕事を続けられるのはありがたいことであり、そんな当たり前の日常を大切にしてほしいと話しています。私自身、今回の大震災を受けて改めて意識するようになりましたし、今後、企業として何ができるのか考えているところです。今は、一人ひとりが一生懸命自分の仕事に力を尽くすことが社会貢献につながると信じて取り組むのみですね。

穂積 おっしゃる通りだと私も思います。社長のまっすぐなお人柄を社員の皆様も慕っておられることでしょう。

蓑輪 惜しむことなく努力してくれている社員たちにはいつも感謝していますし、その頑張りに応えていきたいと思っているんです。社員たちとその家族の安定した暮らしを担っているとの思いで、皆の幸せにつなげるべく私にできる限りのことをしています。

穂積 では最後に、今後に向けた社長のビジョンをお聞かせ下さい。

蓑輪 しっかりと地に足を着け、40年近く受け継がれてきた事業を守る所存です。急激な拡大を図るのではなく、地道にお客様の信頼を得ながら少しずつ成長していきたい。そのためにもこれまで当社が続けてきたように時間と労力をかけて付加価値の高い製品づくりに全力を注いで参ります。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「当たり前の日常の中で働けることに感謝しています」(代表取締役社長 蓑輪 忠温)

あらゆる可能性を持つ包装資材にかかわる中で、自分を磨き続ける

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真
──『東ポリ』が手掛ける製品を一部紹介──
全自動Y型シール(左上)、H型シール(右上)、
T型シール(左下)、天貼りシール(右下)

▼産業用包装資材が多様化する中、『東ポリ』は独自の技術と最新の設備を武器に高品質の製品を生み出し、様々なニーズに応えてきた。中でも雨やホコリよけに最適な大型角底パレットカバーについては定評があり、各種規格品を取り揃えている。その他にもT型シール、H型シール、天貼りシール、全自動Y型シール、変型加工角底袋、四隅シール、逆八シールといった別注品にもきめ細かく対応。さらに活鰻の輸送袋や各種角底内袋、ドラム缶用丸底内袋をはじめ液体輸送用大型内袋も得意としており、まさに産業用包装資材のエキスパートとしてその存在感を示しているのだ。

▼その歴史を引き継ぐ蓑輪社長は、包装資材について「数多の可能性を持っています」と話す。例えば、ポリエチレンという素材をとってみても食品、電気、自動車などあらゆる業界で使われている。つまり、同社のような製造業者は製品についてのみならず幅広い業界の知識もまた求められるということ。そんな厳しい環境について社長は「自分自身を成長させる糧にしています」と言い、苦にするのではなくむしろ楽しんでいるようだ。ひたすらに自分を磨き続ける社長のもと、同社は今後もこれまで以上に品質の高い製品を生み出し、広範にわたる業界で活躍していくだろう。

対談を終えて

「最初に勤められた大手企業では人事のお仕事に、修業先では営業職に、そして家業に入られてからはものづくりに携わってこられた蓑輪社長。どのお仕事においてもその面白さを見出して懸命に取り組んでこられたそうで、その前向きな柔軟性が社長の大きな強みなのだと思いました。今後も新たな時代を切り拓いていかれることでしょう。」(穂積 隆信さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

東ポリ 株式会社

住  所

【本社】

静岡県焼津市五ヶ堀之内666

代表者名

代表取締役社長 蓑輪 忠温

U R L

http://www.topoly.jp

掲載誌

報道ニッポン  2011年8月号

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