治療と予防医療を啓蒙し
命の尊さを問い続ける
『肉体』は地球のかけら、『魂』は宇宙のかけら
あなたのご家庭のホームドクター・統合医療の
一般歯科、口腔外科、矯正歯科、審美歯科の診療を行う『真理渡部歯科クリニック』。同クリニックの取り組みにおいて欠かせないのが統合医療の観点であり、これをもとにアンチエイジングや予防医療にも力を注いでいるという。命の尊厳と向き合い、医療の在り方を追求する渡部院長にインタビューを行った。
布川 渡部院長が医療の道に進まれたきっかけから教えて下さい。
渡部 私が7歳の冬、妹が小児がんで亡くなりました。そのときから病気や医療に関心を持ち始めました。そして父と祖父がともに歯科医だったこともあり、私も同じ道を目指して大学に進学。しかし西洋医学の現場では対症療法に頼っており、本当の治癒に到るには限界を感じて「命の本質に迫る医療に正面から取り組みたい」と悶々とする日々を送っていました。そんな折、あるドクターに出会って統合医療について教えて頂きましてね。まさに私が求めていた考えだと感銘を受け、夢中で学び始めたのです。
布川 統合医療というのはどのようなものなのでしょう。
渡部 近代西洋医学に基づく先端医療に中国医学や養生医学などの伝統医学、アロマセラピーや栄養療法といった代替・補完医療を融合したものです。これを学んで以来、“人間は地球に育まれる存在であり、自然界に元々ある成分でこそ効果的な治療が行える”との考えに基づいた医療に取り組んでいます。私自身、化学物質過敏症ですからその治療も実践しているんですよ。
布川 こちらのクリニックでも統合医療を採り入れておられるのですか。
渡部 はい。当クリニックでは一般歯科や口腔外科、矯正歯科、審美歯科といった歯科医療の他、アンチエイジングや予防医療にも重きを置いています。と言うのもこれからの医療は“予防”の時代であり、「病気になる前の予防、病気を悪化させない二次予防、治った後に再発させない三次予防」には個々の自然治癒力や免疫力を重視する統合医療の考えが欠かせないんです。また、昨年12月初め、統合医療に基づく高濃度ビタミンC点滴療法認定医に認定されました。そのころ、母が初期の乳がんで乳房全摘手術の宣告を受けましたが、私が治療をしてから4カ月経った今も手術を受けずに元気に暮らしています。この療法は科学的な根拠が実証されており、欧米では最先端の方法として既に普及し始めているんですよ。日本では、自由診療扱いとなるため10割負担で高額になっています(保険で3割負担となれば抗がん剤より安価)。国内では取り扱っているクリニックは少なく、特にこの山陰地方では途に就いたところです。ですからここ松江においてニーズにお応えできる存在として、日々実績を重ねて皆様に喜んで頂いているところです。
布川 本格的に統合医療を導入なさった今、どんな目標を抱いていますか。
渡部 まずは、多くの方に統合医療の素晴らしさを知って頂くこと。そのためにも当クリニックでさらに実績をつくり、認知度の底上げに貢献していきたいですね。そして私が長年考え続けている命の尊厳についても、医療に携わる者として追求し続けて参ります。
参考書籍:『自分を守る患者学』渥美和彦著
「命の大切さを考えの礎として研究を重ねておられる渡部院長は、医師としてだけでなく人として信頼できる方です」(布川 敏和さん・談)
名 称 |
真理渡部歯科クリニック |
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住 所 |
島根県松江市殿町111 松江センチュリービル1F |
代表者名 |
院長 渡部 真理 |
U R L |
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掲載誌 |
報道ニッポン 2011年7月号 |
本記事の内容は、月刊経営情報誌『報道ニッポン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。