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カスタム・中古部品
バイクのカスタムやパーツ販売などを手掛けている『DMR-japan』。高校生の時からバイクが好きだった前田代表が、バイクファンの要望に確実に応え、現在はリユースに力を注いでいるショップだ。地域のニーズも見据えて農機具の中古買取・販売や修理なども手掛けている。本日はタレントの布川敏和氏が代表にインタビュー。
──前田代表はいつごろからバイクに興味をお持ちで?
高校生のころからですね。ちょうどレーサーレプリカブームでして、私もサーキットで走ったり、改造したりしていたんです。当時からバイクに関わる仕事をしたいと考えていまして、卒業後は先生の勧めもあって自動車整備工場に就職。そちらで勉強させていただき、バイクのパーツショップに移りました。しかしその後、高校生時代にアルバイトをしていた飲食店チェーンのオーナーからお声掛けがあり、飲食業界に転身したんです。やがて、店長を経験して経営について自信がついたことと、やはりバイクの仕事をしたいという思いが募り、個人事業主として独立しました。
──一度離れてみて、改めてバイクが好きだと気付いたのですね。独立後はいかがでしたか。
現実は思っていたほど甘くなかったですね(笑)。思い描いていたような資金繰りができず大変悔しかったです。しかし何とか頑張り、4年目くらいにようやく軌道に乗りまして、やがて現在の場所に店舗を構えることができました。
──苦労もあった中、ここまで続けてこられたのはどうしてだとお考えですか。
「今に見ていろ」という思いを原動力にしてきたことが、良かったのかもしれませんね。以前は当店のブログに誹謗中傷を書かれたこともありましたが、周りの方に「知名度が上がってきた証拠」と言われてからそう考えるようになり、前向きに励んできたんです。
──代表の人柄が窺い知れますね。改めて、『DMR-japan』さんの事業内容をお聞かせ下さい。
バイクのカスタムやパーツ販売などを主に手掛けており、パーツは当店オリジナルの商品もあります。また、地域のニーズに合わせて農機具の中古買取・販売や修理なども行っているんですよ。「農業を始めたいけれど新品は高くて買えない」という方もいらっしゃるので、喜んでいただいていますね。好きなバイクに関わる仕事をできているだけでなく、地域の方のお役にも立てているので、この地に店を構えることができて本当に良かったと感じています。
──今後についてはどうお考えですか。
現在、入社1年目のスタッフが店長を目指して頑張ってくれています。ゆくゆくは私の経営理念を受け継ぐスタッフに当店を任せて、私は飲食業にも着手したいと考えています。
──いずれお店を任せられるような、良いスタッフの方がいらっしゃるんですね。そして、代表としてはまだ挑戦してみたいことがおありだと。
ええ。当社はオリジナルパーツを台湾の会社に製造してもらっているので、台湾に行く機会が多いんですね。商談で台湾を訪れる度に、人々とのふれあいや暮らしの中に深い興味と関心が湧いてきます。また、現地で食べた屋台の味に感動しまして、日本でも広めたいと感じたんです。まずはキッチンカーでの販売からスタートし、その後店舗を持てるようになれたらと構想しています。そして一番の夢は、台湾に移り住んで事業を展開すること。その夢を実現するためにも、まずは現在の事業でしっかりと土台を固めていきたいですね。
「農機具を扱うようになられたのは、地域の方からアドバイスがあってのことだとか。地域の方と良い関係を築いておられる証拠ですね。今後のご活躍を応援しています」(布川 敏和さん・談)
名 称 |
DMR-japan |
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住 所 |
三重県桑名市蛎塚新田885-2 |
代表者名 |
代表 前田 英樹 |
掲載誌 |
センチュリー 2014年6月号 |
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