2017年08月07日更新
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ちゃいるどネット(株) 対談取材記事

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みんなで愛情を注ぎ、子どもを育てる──

それが我々の願い

ちゃいるどネット 株式会社

代表取締役社長 原 健二朗

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─略歴

「境遇にかかわらず、愛を受けて育ってほしいのです」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

「私は、助けてくれる人たちに恵まれたから、息子を育ててくることができた」。

シングルファーザーとして子育てと向き合った日々を、原社長はそう回顧した。

その実体験こそが、社長を子育て支援事業へと駆り立てた原動力。

境遇にかかわらず、「自分は社会に必要な命なのだ」と子どもたちが感じられるよう、社会全体で子どもたちに愛情を注ぎたいと願うようになった。

社長と、社長の願いに共感した人々の手によって生まれた『ちゃいるどネット』は、子育てに苦しむ親を助け、支援の手が行き届いていない子どもたちを救うだろう。

一筋の光、いや希望の光の束となるに違いない。


【足跡】 神奈川県出身。父親が仕事で海外へ行くことの多かった幼少期よりパイロットに関心を抱き、『早稲田大学商学部』を卒業後は大手航空会社に入社する。国際線パイロットとして活躍していた。その後、2010年に離職し、一転して幼児教育の世界へ。『ちゃいるどネット』の設立に至る。


「みんなのこどもを社会でそだてる」をスローガンに掲げる『ちゃいるどネット』。ベビーシッターや子育て支援施設の運営コンサルティング、各種社内企画・労務制度の企画といった法人向け子育て支援、情報サイト「WLBジャーナル」の運営など、子育て支援全般を手掛ける企業だ。また、2014年初頭より、保育士・園長を主な対象として、研修・育成を含む保育人材業をスタートさせている。2013年にスタートしたばかりの同社を、村野武範氏が訪問。実体験を通して、民間が介入して子育てを支援する必要性を訴える、原社長にお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─対談

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

──早速、原社長の歩みからお聞かせ下さい。幼児教育の分野に携わられて、もう長いのでしょうか。

 いいえ。実は、私はもともと大手航空会社の国際線パイロットでした。

──そうなのですか!? いや、驚きました。それがなぜ、現在のお仕事に?

 パイロット時代に、離婚を経験しまして、私はシングルファーザーとして息子を育てることになりました。国際線だったため泊まりになることも多く、両親の助けを得ながら仕事と子育てを両立する日々を送っていたのです。両親だけでなく幼稚園の先生をはじめ、周囲の方々にサポートしていただき、「こんなにも、子どもを大切に思ってくれる人たちに恵まれている」と、そのご厚意に感謝しない日はありませんでした。しかし同時に、日本の子育て支援の未熟さを感じ、私は自分の人生を子どもたちの支援に捧げようと決めたのです。

──ご自身が子育てを経験しているからこそ、見えるものがあったのですね。

 ええ。子育てには、民間からの支援が必要であると感じました。シングルファーザーになったことで、子どもには寂しい思い、複雑な思いをさせたことと思います。私と暮らすことを選んでくれましたが、母親が恋しくないわけがありませんから。そんな子どもの心の叫びを精一杯に受け止めながら、必死に子育てをしていたんです。そうした中、同じように子育てにもがき苦しむ人たちが大勢いることを知りました。私は、助けてくれる人たちに恵まれて息子を育ててくることができた。その経験を社会に発信することで、親御さんたちの役に立てるのではと考えたのです。幸い、そんな私の考えに共感してくれる人々に恵まれ、共に会社を立ち上げることができました。それが、『ちゃいるどネット』なんです。私自身、異業種からの転身でしたから、「グロービス経営大学院」、「NLP研究所」などで経営、心理などのヒントを得た後、保育園で実地経験を積み、2013年1月に設立したばかり。現在は、基盤固めに奔走しています。

──周囲の助けを得られず、一人で苦しむ親御さんは多いですから、御社の活動には大きな意味があると思います。

 そうであれば、嬉しいです。「みんなのこどもを社会でそだてる」──これが私共のスローガン。社会で子どもを守り、育てる文化を根づかせることで、生まれ育った境遇に関係なく全ての子どもたちに、幸せに、豊かになってもらいたいのです。社会全体で子どもたちを育てるのだという意識を、もっと共有できれば、子育てをしやすくなるでしょう。また、子育てにおける負担も少子化問題を引き起こしている一因ですから、ひいては子育て支援が少子化に歯止めをかけることにもなると考えます。それには、国だけでなく、我々のような民間企業や団体が支援体制を築くことが、大切なんです。

──御社は、具体的にどのような活動をしていらっしゃるのですか。

 子育て支援サービス全般です。保育士・園長の研修、インターンシップに重点を置いた保育人材業、ベビーシッターや子育て支援施設の運営コンサルティング、各種社内企画・労務制度の企画といった法人向け子育て支援、子育てに関するセミナーの企画・運営、そして情報サイト「WLBジャーナル」を通じて子育てに関連したニュースや情報を発信しています。

──幅広く、網羅されていますね。どういった支援を受けられるのか知らない方や、目の前の子育てに追われて有益な情報を得ていない方に、御社の活動を知っていただきたいものです。今後については?

 支援活動を通じて、いかなる環境にある子どもたちにも、「自分は大切にされているんだ」と感じさせてあげたいですね。この社会に必要な存在として生かされているのだと、知ってほしい。特に、親と死別するなどして愛情が足りない子どもにも、共に暮らす社会の人々から愛情を受け、幸せに生きていってほしいんですね。その子どもたちが、年を重ね、やがて社会を担うようになる。その観点から、「みんなのこどもを社会でそだてる」との意識を、浸透させていくことができればと思います。20歳になれば子育ては終わりなどという考えがありますが、我々は、ずっと親や周囲に助けられて生きているものです。すべての人が共に生涯を幸せに過ごすためのコミュニティーとして、社会を育てていきたい。それが私共の願いです。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

社会全体で子育てを── そのモデルケースに

▼「もっとこんなこともしてあげたいのに、と思っても実際にはできない。そんな瞬間が山ほどあった」。そう、シングルファーザーとして子育てに勤しんでいた時期を振り返る原社長。しかし、理想と現実の狭間で苦しんだ中でも、周囲からの助力に恵まれて子どもと向き合うことができた。ただ、自分のように、助けを得ながら子育てできる人ばかりではない。そんな日本の現状を目の当たりにし、子育て支援の必要性を実感したことから、『ちゃいるどネット』の設立に踏み切った。

▼働きながらの子育てを支援する、それが『ちゃいるどネット』の原点。2013年秋には、企業の協力を得て、子育て支援ルームを開設し、乳児から小学生までの一時預かりサービスに着手した。保育園や学童保育に子どもを入れることが叶わないが為に、仕事を諦めなければならない環境に一石を投じる。そんな『ちゃいるどネット』の活動がモデルケースとなり、ワークライフバランスを向上させ、子育てのしやすい環境が整っていく。これは、社会全体の願いだ。

対談を終えて

「近所の子どもたちは、我が子同然に育てる、そんな地域ぐるみの子育てが昔は当たり前でしたよね。今は、近所付き合いも親同士のつながりも昔に比べると希薄になり、子育ての孤立化が進んでいます。『ちゃいるどネット』さんは、そんな現代に警鐘を鳴らす存在とも言えるでしょう。これからの活動に、大いに期待していますよ!」(村野 武範さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

ちゃいるどネット 株式会社

住  所

東京都江東区新大橋2-7-4 ブリックイシクラ601号

代表者名

代表取締役社長 原 健二朗

U R L

http://www.childnet.co.jp/

掲載誌

センチュリー  2014年4月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『センチュリー』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。