2023年02月13日更新
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lazo familia(株) 対談取材記事

名刺
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品質・安全・環境に配慮した
電気事業のプロ集団として
そのマンパワーをもって突き進む

電力エネルギー事業
機器販売
設計・施工

lazo familia 株式会社

代表取締役 石井 守道

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─略歴

「どこまで成長出来るか挑戦したい。 今で充分と思うことはありません」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

「負けず嫌いなんです。日々、自分の成長を感じていたい」。

そう話した石井社長は、電気業界に携わって20年というベテランでありながら、「これで充分」と言える地点に到達することはなく生涯修業と、襟を正す。

人は、現状に満足すればそこで上を目指すことをやめてしまうもので、社長はそうなることを厭い、今の自分を越えるための努力を惜しまない。社員たちにも展望や夢を語り、前を見続けている。

去年より今年、昨日より今日と励むことができる、それもまた才能。

自分は常に途上にあると意識できる、その時点で社長は人より先を歩んでいる。


【足跡】 愛知県出身。学生時代はサッカーに勤しみ、現在も時折フットサルに参加するスポーツマン。学校卒業後は、独立を視野に入れて電力事業を手掛ける会社で社会人としての歩みをスタートさせた。長年勤務した後、円満退社し、独立。事業を開始する。休みを惜しんで働き、徐々に社員を増やして、事業を軌道に乗せた。電気業界に携わって20年のベテランとして、技術とノウハウをもってニーズに応えている。


電力事業、販売・設計・施工などをワンストップで手掛ける『lazo familia』。同社を牽引するのは電気事業に携わって20年になる石井社長。小規模店舗の電気トラブルから大規模な電力事業の提案まで、企業をトータルにサポートし、一般家庭向けの太陽光発電・オール電化工事も施工する。本日は、タレントの島崎俊郎氏が社長にその歩みなどを伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─対談

島崎 早速ですが、石井社長は学校卒業後から現在のお仕事を?

石井 はい。電力事業を手掛ける会社に入社しました。そちらで長年勤務した後、独立したのです。1人でのスタートでしたが、徐々に人を増やし、今に至ります。私がこの業界に入ったのはバブルが弾けた後でしたが、業界に将来性を感じました。私自身には人より秀でた能力もカリスマ性もありません。そんな自分が、いかに勝負できるかを考えた時に、社会の動きやニーズをしっかり見据え、その波に上手く乗ることが大切だと思いました。それで、我々の生活に欠かせないライフラインに関わるこの業界で生きていくことを選んだのです。

島崎 なるほど。確かに電気なくして我々は生活できませんし、社会において常に必要とされる業界ですからね。ただ、日進月歩で技術革新が進んでいる業界でもありますので、日々の勉強が大変なのでは?

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真 ▲「始めた以上は常に上を目指していたい。日々精進で、大きく成長したいです」

石井 一通りの業務をこなす能力は4~5年ほどで習得できるでしょう。しかし私は、生涯、一人前と言えることはないと思っています。

島崎 生涯、ですか。それは何故でしょう。

石井 島崎さんもおっしゃった通り、技術は常に進歩しています。部品や材料、工事方法などはどんどん新しいものが出てきますから、常に最新の知識と技術を身に付ける努力を積み重ねなければなりません。「これで充分」と、言えない世界なんですね。

島崎 生涯、精進が必要だ、と。その心構えがあればこそ、社会やお客様のニーズに応え続けることができるのでしょうね。独立心はもともとお強かったのですか。

石井 会社に入社した時から、10年を目処に自分の力で事業をと考えていました。居心地の良い職場だったので予定より長く勤務し、最後は社長に独立の意志を伝えたところ快く送り出して下さいましたね。そして2007年に、電力事業、販売・設計・施工全てをワンストップで手掛ける当社を設立したのです。最初の年は年間で3日しか休みをとらず、睡眠時間も削って、必死に働きました。仕事の依頼があることがありがたく、仕事の大小にかかわらずお声がけいただければ何でも請け負ったんです。独立する以上は、毎日、死に物狂いで働こうと、心に決めたんですよ。同時に、常に自分の足りない部分を補いたく、技術の習得だけでなく経営に関する勉強なども欠かしませんでした。私より知識や技術のある同業者はごまんといるでしょう。でも、負けたくないという気持ちでやってきました。

島崎 強い意志を持って、独立された、と。

石井 負けず嫌いなんです。始めた以上は軌道に乗せて、成功させたいという気持ちでした。リーマン・ショックの後、仕事が減った時期もありましたが、順調にきていると思います。私は基本的に営業活動はしませんが、「次の仕事は今している仕事が呼び込むもの」とのスタンスで、毎回、良い仕事を納める努力をしていますね。

島崎 現場や口コミは、何よりも説得力のある広告塔ですからね。質の高い仕事を提供するためには、社員の方々の頑張りも肝要かと思いますが、日ごろどのように接しておられますか。

石井 私は常々、社員に対して、会社の展望や夢を語るようにしています。それが彼らのモチベーションを保っているのではないでしょうか。ただ、全ての人が共感してついてきてくれるわけではないと思います。全員のベクトルを合わせるのは簡単ではありません。でも私は、それでも構わないと思っているんです。100人いれば、100通りの考え方や働き方があって、自然ですからね。

島崎 そうして強制しない姿勢が、社員の方々にとって働きやすいのでしょうね。

石井 昔から、こうした考え方だったわけではないんです。教えてもできない社員に辛くあたったこともありました。でもあるとき、みんなが同じようにできるわけではないと、気づいたんです。逆に、私にはできないことを、できる人もいる。そのことに目を向けられるようになって、社員との接し方が変わりましたね。会社とは、個の集合体です。その個は、それぞれに違っていていい。異なる個性、異なるカラーを持つ人間が集まってこそ、会社は面白くなるんだと思います。私はサッカーが好きでして、サッカーはチーム全員が同じようにプレーするわけではなく、またポジションにも得意不得意があるものです。会社も同じ。社員それぞれの適性を見極めて、適材適所に配置できてこそ、組織を強くすることができると考えています。

島崎 なるほど、確かにサッカーチームと会社はよく似ています。社長はいわば、監督なわけですね。今後については?

石井 社員を増やし、楽しく働ける会社にしていきたいですね。物事は成功するか失敗するか、やってみなければ分からないものですから、私は常に様々な結果を想定して会社の将来性を探るようにしています。会社の規模拡大に勤しみ、力の限り、いけるところまでいきたい。そのために、私自身も成長し続けるべく、努力を続ける構えです。

“百人百色”を組織力に

▼「100人いれば、100通りの考え方や働き方があって自然。異なる個が集まってこそ、会社は面白いんです」と話した石井社長。様々な個性が集まれば、それだけ足並みを揃えるのは難しくなると考えるのが通常だ。しかし見方を変えれば、“百人百色”──様々な色が上手く混ざり合えばこれまでに存在しなかった新たな色が生まれる可能性もある。一色だけでは生まれない豊かな色彩を見ることだってできるだろう。そうして形成された集合体は新たな価値を創造するだろうし、異なる能力を持つ人間が集まれば互いに補いながら相乗効果を生み出せる。「みんなが同じことをする必要はない。個性が重なり合えば、面白いことができると思いますから」。そんな社長のスタンスが、会社の可能性を広げていく。

対談を終えて

「現在、37歳の石井社長。60歳まで働くと想定して、時間が足りないとおっしゃいました。それだけお仕事に熱心に取り組めるのは、素晴らしいことです。会社の規模拡大にも前向きで、対談を通して、良い刺激を受けました。ご活躍を応援します!」(島崎 俊郎さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

lazo familia 株式会社

住  所

愛知県尾張旭市桜ヶ丘町3丁目60-1

代表者名

代表取締役 石井 守道

掲載誌

センチュリー  2014年3月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『センチュリー』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。