2017年12月13日更新
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東経物産(株)/(株)アシスト東経 対談取材記事

名刺
動画

優秀な人材を育成し、サービスの充足に努め
業界内で存在感を示せる企業でありたい

各種充填業

東経物産 株式会社
株式会社 アシスト東経

代表取締役社長 橋本 周二
会長 橋本 潮
工場長 長谷川 秀穂

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─略歴

「厳しく鍛えてくれる環境で、全力を投じてきたその全てが、今の自分を支えている」

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─人ページ写真

かつてはシステムエンジニアを目指していた橋本社長。

だが、経営者である父親の姿を長年にわたって側で見ていた社長は、家業に入り、それを守っていくことこそ自身の歩みだと見定めた。

その決断は、身内だからという甘えから生まれたものではない。身内だからこそ鍛えてくれる──そう考えてのことだった。

そして社長は今、「これまで自分の仕事に全力を投じてきた」と胸を張る。

そうした経験に裏打ちされた自信と、先人に倣う謙虚さを併せ持つ社長ならば、これからも自らの力で目指すべき経営者像を追い求めていくだろう。


危険物の保管および自動車用の水溶性・非水溶性液体など様々な薬品をブレンドし、充填作業を行っている『東経物産』。橋本潮会長が立ち上げた同社は、一時期より妻である時子さんが切り盛りしていたが、時子さんが逝去する。そして、2012年10月より別会社を運営していたご子息の周二氏が社長に就任することとなった。女優の大沢逸美さんが新体制を築きつつある同社を訪問し、橋本社長、橋本会長、長谷川工場長にお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─対談

大沢 はじめに『東経物産』さんの業務内容からお聞かせ下さい。

橋本(周) 当社では主にオートケミカル製品をはじめ、クーラント液、ワックス製品、洗剤などのブレンド・充填作業を手掛けています。その他、ダンボールの組み立てやラベル貼り、納入予定にあわせた倉庫管理も一貫して請け負ってきました。さらには運送会社『アシスト東経』も運営しており、そちらで得たノウハウを活かしてお客様のニーズに適した低コストなご提案を行っているのです。場合によっては作業ラインの改造を承ることもありますね。

大沢 幅広く手掛けておられるのですね。それだけに、お客様も頼りにされていることでしょう。二社を経営されるに至った経緯をお教えいただけますか。

橋本(潮) 私は当初、タンクローリーの運転手として働いていて、その後、数社にわたって会社を立ち上げたのです。その中の一つが『東経物産』で、後に『アシスト東経』を立ち上げたことから、『東経物産』に関しては、妻の時子に経営を任せるようになりました。

大沢 ご家族で力を合わせて、会社を経営してこられたのですね。

橋本(周) ええ。私も26歳のころから運送業の方で父の仕事をサポートしていたんです。ところが、数年前に母が亡くなりましてね……。既に父は会長に退いていましたから、2012年10月に私が『東経物産』を引き継ぎ、社長に就任することになったのです。

大沢 そうだったのですね……。先代社長はどのような方でしたか。

長谷川 明るく快活な人柄で、行動力に溢れた尊敬すべき指導者でした。出社されると、必ず社員一人ひとりに声をかけられていたんですよ。人とコミュニケーションを取るのが非常にお上手で、さらに仕事以外の面でも「人として、こうあらねばならない」という理想像を教えていただきました。先代には今も心から感謝しています。

大沢 これほど慕われる経営者の後を追いかけることに、社長はプレッシャーを感じることはありませんか。

橋本(周) 経営者としてのプレッシャーは感じていますね。これまで『アシスト東経』の方では専務として経営に携わってきましたし、父には厳しく指導してもらいましたから、自分の仕事にはそれなりに誇りを持っています。ですが、やはり社長の責任は想像以上のものですね。自分の判断が会社全体の将来を左右する可能性がある、と考えると、専務時代はやはり父に助けられていたんだと痛感します。

橋本(潮) いや、彼はよくやってくれていますよ。それは専務時代から変わりませんし、当時から身内だからという甘えは一切見られませんでした。ですから私は、身内としてではなく一人の経営者として、彼に全幅の信頼を置いています。まだ社長に就任したばかりで戸惑っている部分はあるかもしれませんが、必ず自分の足でしっかりと未来に向けて歩んでいってくれると信じています。

大沢 長谷川工場長からご覧になって、社長はどんな方ですか。

長谷川 モチベーションを高く持つように、と社員に伝えておられます。それと、指示の中ではあえて具体的な表現を使わず、各々が自分で考えるように促しておられると感じることが多いですね。

橋本(周) それは意図的なものなんですよ。社員一人ひとりに、当然任された役目がありますよね。自分が担う役割をよく理解した上で、自分で考えて判断し、行動できる人材を育てたいと考えているのです。そうやって自身の仕事に責任を持って取り組むことができる優れた人材こそが、当社を末永く支えてくれると思っています。

大沢 普段から人材育成について考えておられるのですね。

橋本(周) もちろん、最終的な責任は経営者である私にありますから、いざとなったら自分が彼らの責任を背負う覚悟です。その覚悟の上で、皆が成長できるよう仕事を任せてサポート役に徹し、普段から皆の思考を鍛える言葉を投げかけるようにしています。

大沢 自分で考えて行動できる人材は、どんな業界でも求められるものです。人材育成における根本的な部分に目を向け、会社全体のボトムアップを狙っておられるのですね。今後についてはどのようにお考えですか。

橋本(周) 当社が手掛ける薬品のブレンド・充填業務は、ニッチな産業でしてね。さらに景気や社会情勢の変化などで同業他社も減りつつあります。ですがそんな今こそ、当社から「こんなことができますよ」とお客様に対してアピールすれば、さらに商圏が広がると考えているのです。今後は「『東経物産』に頼めば何でもやってくれる」と皆様から信頼を寄せられる存在になることを目指し、よりサービスの充足に努めていきます。そうして業界における特別な存在となり、事業基盤を確固たるものとしたい。その上で、いずれは自社製品を世に送り出したいですね。

大沢 大きな夢に向かって、これからも皆様と力を合わせて頑張って下さい!

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「業界が縮小しつつある今こそお客様の“特別”になるチャンスなのです」
(代表取締役社長 橋本 周二)

人と人、会社と会社の“潤滑油”

▼長年、橋本会長と橋本社長を見てきたという長谷川工場長に、お二人の人柄について伺ったところ、「さすが親子なだけあって、良く似ている」と答えてくれた。親子の血の濃さ、絆の強さはもちろんだろうが、会長に付いて必死に仕事を学んできた社長だからこそ、一層考え方が似たのではないだろうか。そんな父子だが、「互いに、少し気を遣い過ぎているようにも見える」と工場長は語る。互いに経営者として尊敬し合い、信頼しているからこそ一歩引いて接してしまっているのか。そんな懸念も抱く工場長の存在が、橋本会長親子にとっては必要不可欠なのだという。

▼「父子だからこその難しさは、確かにあります。それを、上手くつないでくれているのが工場長なんです」と社長。自然と二人の間を取り持つ工場長の存在を「当社の潤滑油」と評する。「妻も社長との間をつないでくれる存在でした。それは家族間だけの話ではなく、彼女は社外とも絆をつくるのが非常に上手かった」と会長は先代を偲んだ。

▼“潤滑油”のような役割を担う人の存在は、良き人間関係を構築する上で、必要不可欠だ。その存在の貴重さを社長は、理解している。人に恵まれてきたことに感謝し、仕事を通して報いていく構えだ。

対談を終えて

「橋本社長のお父様である橋本会長、そして先代・時子さんは、経営者として辣腕を振るってこられました。そんな偉大な先人を間近で見て、悩みや壁にぶつかることもあったのではないかとお察しします。けれど社長は、そこで挫けず、甘えず、自らの歩む道を築いてこられました。その強い信念こそが、孤独な判断を強いられる経営者にとって必要不可欠な要素ではないでしょうか。これから社長が築く御社の未来に期待しています」(大沢 逸美さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『センチュリー』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名  称

東経物産 株式会社

株式会社 アシスト東経

住  所

千葉県四街道市大日1189-7

対談者名

代表取締役社長 橋本 周二
会長 橋本 潮
工場長 長谷川 秀穂

U R L

http://tohkeibussan.jp/

掲載誌

センチュリー  2013年10月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『センチュリー』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。