花と緑の魅力を多角的に伝え地域の人々の暮らしに彩りを添える

株式会社 清水植物園

取締役会長 清水 洋助

代表取締役 清水 夢樹

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─略歴

庭園の設計・施工・管理をはじめ、造園工事、庭園リフォーム、植木の生産・卸販売など、実に多岐にわたる業務を手掛けている『清水植物園』。同園内ではグラウンドゴルフ場やしゃくなげ園も運営しており、花と緑を通じて地域の人々に幅広く貢献し続けている。本日は俳優の村野武範氏が同社を訪れ、清水洋助会長と、ご長男である夢樹社長にお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─対談

村野 御社は社名の通り、植物園を拠点とされているのですね。それでは、まず会社設立の経緯から。

清水(洋) 元々、実家が山林種苗を手掛けており、学業修了後は約8年間家業に従事していました。ただ、私は次男でしたので、結婚を機に独立を決意し、1963年に当社を創業したのです。以来、徐々に業務の幅を広げ、現在は植木の生産販売や庭園の設計施工管理、造園・外構工事や庭園のリフォームなど、植物に携わる事業を総合的に手掛けています。

村野 社長は、子どものころから後継を意識されていたのですか。

清水(夢) ええ。物心ついたころから父の手伝いをしていましたので、自然と後継を意識するようになっていました。

清水(洋) 私には息子が3人いるのですが、全員の名前に「樹」という字を付けましてね。幼いころからよく植木市などに連れて行ったものです。三男は現在、当社で常務を務めているのですよ。

村野 会長の願った通り、植物を愛する心優しい大人に成長されたのですね。ところで、こちらの植物園内には他の施設も併設されているとか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

清水(洋) 当園の広大な敷地面積を生かして、皆様に植物の魅力を知っていただける場を作るのが予てからの夢でしてね。花の王様と呼ばれるしゃくなげが約2,000株植わっている「しゃくなげの森」は、30年程前から春先に一月程開園しており、2011年からは有料化しサービス向上に努める予定です。また、一度に500人程がプレイできる「グラウンドゴルフ場」もあり、四季折々の草花を楽しみながら、自然の起伏を生かした本格的なゴルフコースを満喫できるんですよ。

村野 本当にあらゆる方法で植物の魅力を伝えていらっしゃる。

清水(洋) 私たちは、花や緑を通じて幅広く貢献し、地域の人々に常に必要とされる企業でありたいと思っています。当社は、特に「松」に定評がありましてね。かつては、青森県から鹿児島県まで全国に出荷し、現在も様々な有名スポットで当社の松が使用されています。また、植木を掘り取る時間を短縮するために発明した機械で、科学技術庁長官の発明日本一の賞を受賞したこともありますよ。

清水(夢) 今後も、多様な植物が楽しめるアミューズメント施設や、幅広い世代の人たちがコミュニケーションを図るきっかけとなるような施設を作ろうと、全社一丸となって計画を進めているところです。今後、全ての業務の連携を一層深めることで、更に多方面に植物の魅力を伝えていきたいと思います。

村野 私も応援しています。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「どんな時も地域の皆様に必要とされる。そうした企業であり続けたい」

(取締役会長 清水 洋助)

対談を終えて
「ご家族がそれぞれの役割を全うしながら、同じ目標に向かって突き進んでおられる姿はとても輝いて見えました。今後についても様々な展望をお持ちのようですから、更なるご活躍が楽しみです」(村野 武範さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
株式会社 清水植物園
住 所
福井県坂井市三国町崎62-9
対談者

取締役会長 清水 洋助

代表取締役 清水 夢樹

掲載誌
現代画報 2010年12月号
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