渡嘉敷 初めに長田所長の歩みから。
長田 大学の法学部を卒業後、大手部品メーカーに就職。そこで海外営業部に配属され、海外進出プロジェクトのリーダーとして主にアジアに頻繁に出張していました。その後、社会保険労務士資格を取得し、大手菓子メーカーの社長室人事部および社会保険労務士事務所での勤務を通じ、人事評価制度の構築や外資系企業向け労務サービスなどの経験を積ませていただいたんです。その中で「お客様にもっと近く、お互いの顔が見える距離でサポートしたい」との思いが募り、また、自営業をしていた父の影響で「父のように苦労している中小企業の社長様の役に立ちたい」という思いが重なり、2005年に独立開業を果たしました。
渡嘉敷 サラリーマンの経験もお持ちとは。社会保険労務士となられるまでに様々な経験をされたのですね。
長田 そうですね。転職や社労士資格取得の際には妻や家族に苦労を掛けましたが、節目節目で支えてくれたお陰で今日までやって来られたと、感謝しています。
渡嘉敷 具体的なお仕事について。
長田 不況による“企業の負のスパイラル”を断ち切るための方策をご提案しています。特に、就業規則を活用して企業のリスクを最小限に抑える手法を得意としています。解雇や未払い残業代請求等、従業員に係わる労務問題が激増している中、これらを事前に予防するには各々の企業に潜む労務リスクを正しく診断して解決に導くことが益々重要になっていると考えています。ですから実務関係や手続きなどはスタッフに任せ、お客様との直接的なコンサルティングは私が担当するように心掛けています。
渡嘉敷 頼りにしていらっしゃるお客様も多いでしょうね。お仕事で大切にしておられることは何ですか。
長田 私は常々「お客様へのサービスはオーダーメイドであるべき」と考えており、お客様のご都合に配慮するように心掛けています。例えば、労務管理の専門家としてその分野の情報を分かり易くお客様に伝えるために、手作り事務所ニュースを毎月発行しています。お客様も日々業務でお忙しくされていますから、空き時間に読んでもらえるようにとの思いから始めました。その他にも小冊子の配布、ニュースのファックス送信、メルマガの発行、セミナーの開催等で、サポートの質の向上を目指しています。
渡嘉敷 常にお客様の立場に立って行動されていますね。それでは今後の目標を。
長田 『おさだ経営労務管理事務所』が実践して成功した営業手法やマーケティング手法をお客様に公開して、少しでもお役に立てたらうれしいですね。またゆくゆくは、軽井沢に別荘を建て、日頃の感謝を込めてお客様方の福利厚生として利用してもらう、というのが夢です。実現できるように、今後スタッフ共々頑張っていきたいと思います。