お客様の立場から考え、行動する不動産会社の理想を追求

フィールドホームズ 株式会社

代表取締役 石田 理恵

取締役部長 石田 繁寛

(ホームアドバイザー)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「理想の不動産会社を築くべく
夫婦二人三脚で走り続ける」
かつては上司と部下として、そして今では同じ理想に向かって突き進むパートナーとして、公私にわたって互いを支え合っている『フィールドホームズ』の石田理恵社長とご主人の石田繁寛部長。そんなお二人に仕事のやり甲斐について尋ねたところ、「お客様に喜んで頂けることが何より嬉しい」という同じ答えが。その言葉通り、二人は何よりもお客様のことを第一に考え、より満足度の高いサービスを提供すべく日々奮闘している。夫婦二人三脚で理想に向かって走り続ける二人が、これから先どのような『フィールドホームズ』を築いていくのか、今から楽しみで仕方ない。
本当にお客様の立場から考え、行動できる不動産会社をつくりたい──『フィールドホームズ』は、そんな石田理恵社長と石田繁寛部長の熱意から生まれた企業だ。「気軽に相談ができ、長く付き合えるパートナー」を目指して邁進するお二人にインタビュー!

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

渡辺 早速ですが、お二人の歩みから。

石田(理) 私は10代で不動産業界に入りました。その後、一時は業界を離れて他の職種に従事していましたが、キャリアとしては不動産業界が一番長いですね。

石田(繁) 私は学校を出てから板前の修業をしていたのですが、スーツを着る仕事に憧れて16年ほど前に不動産業界に飛び込みました。そのとき入った会社に社長が後から入ってきたんです。

渡辺 では部長の方が先輩だったと。

石田(理) 先輩というよりも上司でしたね(笑)。お互いに営業を担当していたのですが、当初は課が違っていたのであまり話をする機会もなくて。その後同じ課で一緒に仕事をするようになってから、少しずつうち解けていったんですよ。

渡辺 その中でご結婚もされ、将来はお2人で独立しようというお話も?

石田(理) そうですね。独立したいという気持ちはお互いに持っていました。と言うのも、一般の方からご覧になって、不動産会社のイメージってあまり良くないでしょう? 実際に業界で働いていても、高額な利益を得ていたり売りっぱなしでアフターフォローを全くしなかったり…といった業者さんを目の当たりにしてきました。もちろん全ての業者がそうではありませんが、私たちの理想とはほど遠くて。そこで、本当にお客様の立場から考え、行動できる不動産会社をつくりたいと思って独立に踏み切ったんですよ。

渡辺 立ち上げ当初はいかがでしたか。

石田(繁) 最初の2カ月は大変でしたが、当社で行った独自の試みが功を奏しまして。お陰様で決算1期目から黒字を計上し、以降も3期続けて黒字なんですよ。

渡辺 それは素晴らしい! 具体的にはどのような試みを?

石田(繁) 一般的に、不動産の売買には仲介手数料が必要になります。それは購入する場合も売却する場合も同じで、従来は売り主と買い主の双方から手数料を戴いていました。しかし当社ではその常識を覆し、売り主から仲介手数料を戴ける物件に関しては仲介手数料0円でお客様にご紹介しているんです。神奈川県下で仲介手数料0円を実現したのは当社が初めてなんですよ。

渡辺 仲介手数料0円というのは、お2人でお考えになったことなのですか。

石田(繁) はい。普通、不動産会社は駅前や利便性の良い所に事務所を構えますから、どうしても経費が高くなってしまいます。けれども今はインターネットの時代。駅から離れた場所でもネットを最大限に活かしていけば顧客を獲得することはできますし、人件費を削減するなど様々な面で固定費を抑えてお客様に還元したいと考えてきました。

渡辺 そういった企業努力が、仲介手数料0円を実現したのですね。

石田(理) もちろん仲介手数料が0円だからといってサービスの質を下げることはありません。むしろ手数料を戴いている業者さん以上のサービスを提供するべく、日々努力を重ねています。

渡辺 お客様から評判を集めるのも納得です!

石田(繁) ありがとうございます。私自身、お客様に喜んで頂くことが何よりのやり甲斐なんですよ。雇われている限りはたとえ自分の意志に反することでも会社の方針であれば従わなければいけませんが、今は自分が思う通りに、お客様のために働くことができる。収入の面で言えば勤務時代の半分以下になりましたが、自分の理想を追求できる今の方がやり甲斐も喜びも大きいですし、独立して本当に良かったと思います。

渡辺 大事なのはお金ではなく、気持ちの部分なのですね。

石田(繁) そうです。お金をたくさん貰ったからといって、そこに幸せがあるかと言えば必ずしもそうとは限りません。人とのつながりを大切にして、お客様に感謝されながら自分も商売を続けていければそれが一番だと思っています。

渡辺 お仕事上ではどのようなことを大切にされていますか。

石田(繁) やはりお客様との対話ですね。家は人生で一番大きなお買い物でしょう。買うのも売るのもご家族にとっては大きな決断ですから、絶対に後悔してもらいたくありません。ただ単に家の話をするだけではなく、家族構成はもちろん、住まいに対して何を求めているのかなど細かい部分までお話をさせて頂きますし、一つひとつの会話がとても貴重なんですよ。

渡辺 そういった姿勢がお客様との信頼関係を育んでいるのでしょう。それに、不動産会社というとどことなく入りづらいイメージがありますが、こちらはとてもアットホームな感じで入りやすいですし、お客様も安心だと思います。

石田(理) そう言って頂けると嬉しいですね。お客様からもよく「不動産会社らしくなくて、親しみやすい」と言われるんですよ。

渡辺 それだけ身近な存在ということでしょう。現在、スタッフさんは何名ほどいらっしゃるのですか。

石田(理) パートを含めて12名ほどです。少人数でスタートしましたが、徐々に人を増やすことができ、昨年には2店舗目となる平塚店もオープンしました。本社、平塚店ともにこれまで以上に地域に密着し、お客様に喜んで頂けるように一層努力していきたいですね。

渡辺 今後が益々楽しみです! お話も尽きませんが、最後にお2人が描いておられる将来のビジョンを。

石田(繁) 不動産業に根付いた悪いイメージを覆していきたいですね。そのために微力ながらも貢献していければと思っています。

石田(理) 常識にとらわれず、「こんな不動産屋があってもいいんじゃない?」という感覚でここまできましたから、これからも『フィールドホームズ』ならではのスタンスを守っていきたいですね。そして今後もチャンスさえあれば規模を拡大していくつもりです。

渡辺 私も応援しています。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真
お客様との絆づくりが営業の第一歩

▼今から約16年前、板前から不動産の営業マンに転身した石田繁寛部長。ほとんど専門的な知識もないままに見よう見まねで営業活動を開始したという部長は、賃貸の家庭を1軒1軒“飛び込み営業”してマイホームを勧めていたが、信頼を得るまでには半年かかったという。ときには不動産会社というだけで話を聞いてもらえないこともあったのだとか。しかし部長は諦めなかった。その中でもがき、苦しみながら誠意を持って地道な営業を続け、トップクラスの営業マンにまで上り詰めたのである。「その一つひとつの経験が独立した今も大いに活かされている」と部長は語る。

▼一方の石田理恵社長は10代の若さで不動産会社に就職。家を買うときはその家庭の奥様の意見が重要になるため、営業においても女性の方が話がスムーズに進むものだが「お客様の年齢と差があったので苦労しました」と当時を振り返る。それでも逆にその若さを活かして突っ走り、多くの経験を重ねてきたのだという。

▼そんなお2人に営業活動で大事なポイントを伺うと、「ストレートに家の話をするのではなく、まずはご家族や趣味のお話から入ること」という答えが返ってきた。人として、誠心誠意お客様と対話し、お客様の期待は決して裏切らない。その積み重ねこそが、不動産業界に対して悪いイメージを抱くお客様の心を解きほぐし、信頼を獲得することにもつながるのである。「不動産業界のイメージを変えたい」──その共通の願いを実現するべく、これからも二人の挑戦は続く。

対談を終えて
「ご夫婦ともに不動産業界でキャリアを積まれ、同じ理想を掲げて歩んでおられるなんて素敵ですね。昨年には新たに平塚店もオープンするなど順調に事業を展開されているようですし、今後が益々楽しみです。これからもお二人で力を合わせて頑張って下さい!」(渡辺 めぐみさん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
フィールドホームズ 株式会社
住 所
神奈川県伊勢原市三ノ宮806-1

【平塚店】

神奈川県平塚市中原3-17-7

対談者

代表取締役 石田 理恵

取締役部長 石田 繁寛

掲載誌
報道ニッポン 2010年7月号
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