信頼を裏切ることのない誠実な不動産仲介業に邁進

不動産売買・仲介・分譲・管理

株式会社 ツインヴィレッジ名古屋

代 表 取 締 役  

二村 剛

宅地建物取引主任者  

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「付き合いの長い人脈の輪が
経営者の器の大きさを量る指標」
経営者が頭を悩ます要因の一つに、人脈の構築が挙げられる。それは独立すると勤務時代の人との関係が途切れることが多いため、新しく開拓しなければならないからだ。だが、『ツインヴィレッジ名古屋』の二村社長にはその悩みは関係なさそうである。と言うのも、社長の周囲にはサラリーマン時代からのお客様や取引先など、つながりを継続している人が集まっており、さらにそこから新しい顧客の輪も広がっているからだ。いかに社長がビジネス手腕に優れ、信頼に値するだけの人柄を兼ね備えているかが窺える。これからも社長は人脈を武器に業界の荒波を乗り越えていくことだろう。
【足跡】 愛知県名古屋市出身。大学卒業後は1年半ほどオーストラリアに渡って人生経験を積み、帰国後は分譲住宅販売会社に就職する。その後不動産の仲介会社を経て大手不動産仲介会社へ移り、約10年間トップの成績を上げた後、店長職に就任。退職後に独立を果たした。
個人のお客様を対象に、土地や一戸建て、マンション、一棟売りマンションの仲介業務を行っている『ツインヴィレッジ名古屋』。二村社長は嘘をつかない真っ当な仕事で信頼関係を築いていきたいと語り、責任を持って仕事にあたっている。本日はそんな社長に佐藤蛾次郎氏がインタビューした。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

佐藤 まずは社長の独立までの歩みからお聞かせ下さい。

二村 私は名古屋出身で、大学までを地元で過ごしました。当時から不動産の仕事に興味を持ち、宅地建物取引主任者の資格を取得していたのですが、まずは生きていく上で様々な世界を知りたいと思いましてね。それで卒業後はオーストラリアに渡り、ツアーガイドや添乗員などをしながら人生経験を積んだのです。日本では味わえないこともたくさんありましたし、異文化に触れる中で人として大きくなることができたと感じています。

佐藤 では、帰国されてから不動産のお仕事に就いたのですか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

二村 ええ。帰国後に満を持して分譲住宅販売会社に就職し、早朝から深夜まで飛び込みでの営業活動に明け暮れました。今考えれば辛いこともたくさんありましたが、歯を食いしばって耐えてきたのですよ。その後、移った不動産仲介会社で販売実績トップに立ったことがきっかけで大手不動産仲介会社にヘッドハンティングされ、13年ほど勤務。そちらでは10年近くにわたってトップの成績を上げ、店長職を任されるなど良い経験をさせてもらいました。

佐藤 勤務先からも期待されていたと思うのですが、その中で何故独立を選択されることに?

二村 営業職に就いている人はたくさんいますが、大手不動産仲介会社の店長を務めた人は限られていますよね。そこで、自分が培ってきた経験を活かせばたくさんの人のお役に立てると思ったのです。それにもともと独立に興味がありましたので、40歳を目前に控えた平成20年に、この『ツインヴィレッジ名古屋』を立ち上げたのですよ。

佐藤 独立当初はいかがでしたか。

二村 勤務先の看板が無くなるわけですし、最初はお客様や取引業者が付いてきてくれるのかなど不安で一杯でした。しかし、いざ独立してみるとほとんどの方は私に付いてきて下さいましたので、サラリーマン時代の人脈と情報を無駄にすることなく現在につなげられたのです。割と順調なスタートを切ることができたと感じますし、私を信用して下さった方々には感謝しております。それに独立後は、全てを自分で決めて動かせることが楽しくて仕方ありませんし、もっと早く独立しておけば良かったと思ったぐらいですよ。

佐藤 経営者に向いていることが窺えますね。現在はどういったお仕事を中心にしておられるのですか。

二村 土地や一戸建て、マンション、一棟売りマンションの仲介を基本に、良い条件があれば買取をしてリフォーム・リノベーションを行ってから販売することも増えています。お客様は一般のユーザーさんがメインですね。と言うのも、基本的に全てを自社で行いたいという思いがありますので、最後まで責任を持ってエンドユーザーさんに販売することにしているのです。

佐藤 誠実な姿勢を大切にしておられるのですね。

二村 そうですね。誠実な姿勢は何よりも大事だと思っています。もし、狡いことや汚いことをして利益をあげても人は付いてきませんし、ほんの少しの汚点でも人の記憶からは消せません。特にこの業界は透明性に欠けると言われますので、単に物件を紹介するだけではなく税金をはじめとする法律的な問題にもお答えするなど、公明正大な仕事をしていると知ってもらえるように努めているのですよ。とにかく信頼関係を失ってしまえば企業としての価値はなくなってしまいますから、受けた恩は必ずお返しすることと、決して裏切らないことを徹底しています。それから言葉遣いにも気をつけており、丁寧かつ的確に発言するようにしていますね。

佐藤 不動産は素人では分からないことも多いですから、自信を持ってはっきりと答えてもらえると安心できますよ。現在はスタッフ何名でお仕事を?

二村 今は私と事務員を含めた3人体制です。できる限り少数精鋭で続けていきたいですが、土地も購入しましたので、今後は新築分譲住宅の販売をしていく予定です。ですから、状況を見極めながら新しい人を入れていきたいですし、今でも私を頼って一緒に働きたいと言ってくれる人がいますので、新しい体制も構築していこうとしているところです。少子化の影響もあって不動産業界は決して先行きが明るいとは言えません。その中で生き残っていくには本業の基盤を盤石にすることと、一つの業務に固執せず幅広く手掛けることが大事だと思います。そのためにも、これからも心と心の交流を第一にした人間関係を築き上げ、会社としても人としても成長につなげていければと思います。

佐藤 個人的な夢はありますか。

二村 以前暮らしていたオーストラリアと日本とを行き来しながら生活ができれば最高ですね。その実現のためにも、これからも地道に頑張っていきたいと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真
適正な不動産取り引きに欠かせない正義の資格

▼不動産事業に携わる者にとって必要不可欠なのが「宅地建物取引主任者」の資格だ。不動産売買の際に重要事項の説明などを行うために必要な資格で、合格率の低い難関国家資格の一つとして知られている。何故簡単に取得できないのかと言えば、人々が生活を送ったり仕事に精を出すための家屋やビルに直接関わるものだからだ。一般的に不動産取り引きは高額で、素人には分かりにくいことが多い。だからこそ不動産業界はグレーの部分が多いと言われ、悪徳業者も蔓延る原因となっているのだ。そんな業者とは一線を画し、お客様のために力を尽くす証がこの資格で、『ツインヴィレッジ名古屋』の二村社長も「この資格に恥じぬように頑張りたい」と語る。社長がそうやって熱意を持って真面目に取り組めば業界は明るくなり、それとともに同社の評価も高まっていくことだろう。

対談を終えて
「大手不動産仲介会社の店長職という安定した立場を捨てて、独立の道を選んだ二村社長。大手の看板がなくなると付いてくる人が減ると言われますが、『ツインヴィレッジ名古屋』さんでは、前職からお付き合いのある人がほとんど今も残っているのだとか。いかに社長がたくさんの人から信頼されているかが窺えますね。私も陰ながら応援しています。」(佐藤 蛾次郎さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
株式会社 ツインヴィレッジ名古屋
住 所
愛知県名古屋市西区菊井1-36-20
代表者名
代表取締役 二村 剛
掲載誌
報道ニッポン 2010年5月号
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