稼働台数の多い充実のショールームでお気に入りのエコシステムを発見!

IHクッキングヒーター稼働展示台数日本最多級!

中部エコサービス 株式会社

代表取締役 松井 悟

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

「良い商品を販売するだけでは自己満足にしかならない。適切なアドバイスをしてこそ、お客様の満足が得られる」(代表取締役 松井 悟)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─略歴

エコシステム販売店として、2000年に設立した『中部エコサービス』。太陽光発電システムや自然冷媒ヒートポンプ給湯機など、最新のエコシステムをいち早く提供してきた。さらに、国内でも最多級のIHクッキングヒーター稼働展示台数を有するショールームを開設するなど、満足度を満たす付加価値の高いサービスにも定評がある。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─対談

吉沢 まずは歩みから。社長は早くから独立を考えていらっしゃったのですか。

松井 ええ。独立心は強かったです。実は、当社を立ち上げるまでに2度起業し、失敗した経験があります。けれど、失敗するたびに、一から勉強するために就職し、資金を貯めて会社を興してきたんです。当社は三度目の起業となりましたが、2010年で10周年を迎えられました。常に危機感を持ち、初心を忘れずに運営できており、これも二度の失敗があったからだと思っています。それに、逆境にも強くなりましたね(笑)。

吉沢 目的に向かって力強く進んでいく信念がすばらしいです。では、御社の事業内容についてお聞かせください。

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松井 太陽光発電システムや自然冷媒ヒートポンプ給湯機など、エコシステムを販売しています。特に現在はIHクッキングヒーターに力を入れているんです。例えば、当社のショールームには、約30台のクッキングヒーターを展示しています。業界の中では、10機種程度が一般的で、かつ電源が入っているのは1〜2台というところも多いようです。しかし、当社では、30台すべてに電源を入れ、どれでも使い比べできる状態にしているのですよ。稼働展示台数は日本最多級だと自負しています。

吉沢 そこまでこだわる理由とは?

松井 カタログでいくら調べても、実際に使ってみないとわからないことは意外とたくさんあるものなのですよ。実は、我々自身がそうだったのです。当社は、IHクッキングヒーターが市場に出始めた時期に扱ったこともあり、取り替えたお客様からの評判は当初から上々でした。しかし、徐々にお客様の満足度が下がっていると感じたのです。社内で実際に商品を使ってみて、その理由がわかりました。作業しながらだと表示が見えにくかったり、使い比べてみると驚くほど操作性に違いがありました。カタログで得た知識だけでは、完全に商品を理解したことにはならないと実感しましたね。それまでの「いいものを扱っている。お客様にも喜ばれている」という感触は、自己満足に過ぎなかったと気付きました。そこで、私たちが勉強するために、そしてもちろんお客様に納得して選んでもらうためにも、こうしたショールームをご用意したのです。

吉沢 お客様の満足を徹底的に追求していらっしゃるのですね。

松井 機種が違うだけで、調理の仕上がりもずいぶんと異なるのですよ。IHクッキングヒーターは決して安いものではありませんし、かつ長く使うものですから、お客様にはぜひ納得のいくまで体験してライフスタイルにぴったりの商品を見つけていただきたいと思っています。

吉沢 IHクッキングヒーターの普及と共に、機種も増えてきましたよね。

松井 ええ。ですから我々も常に勉強です。それに創業当初は競合が少なかったのですが、今は状況が変わってきたと痛感しています。そんな中で、商品の良さだけでなく、サービスという付加価値を高めていくことも、今後の課題ですね。

吉沢 充実したショールームに、商品を研究した上でのアドバイスをしていただける御社なら、その点は大丈夫だと思いますよ。ところで、2010年で10周年ということでしたが、これまでを振り返っていかがですか。

松井 お客様や関連会社の方など、たくさんの良い出会いに恵まれたことが何よりもうれしく、またそうした出会いが会社の成長につながっていったのだと思います。設立して間もないころに豪雨による水害に見舞われる困難もありましたが、それも環境に配慮したエコシステムを広めようという決意を固めるきっかけにもなりましたし、すべてが意味のあることなのだと思えます。ここにきて、設立当初はまだぼんやりとしていた理想像が、明確になってきたようにも感じているんです。企業として大きくなることはもちろん、お客様にも、スタッフにも喜ばれる企業となるために、これからも理想を追求していきます。

吉沢 社長の情熱が伝わってきます。今後もぜひ頑張ってください!

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経営者の視点

▼『中部エコサービス』は、2000年1月に設立し、その数カ月後に東海豪雨により本社店舗は浸水の被害に遭った。スタートしたばかりの会社にとって、大きな痛手となったが、松井社長は、「天災による被害を受けた我々だからこそ、地球環境に優しいエコシステムを広めていこう」と決意したという。その後、同社は設立当初から扱っていた太陽光発電システムの他、自然冷媒ヒートポンプ給湯機やIHクッキングヒーターなど、商品の幅を拡げていった。

▼事業規模が大きくなると、サービスのばらつきが生じる可能性は高くなる。そこで、社長は施工態勢の見直しなど、事業規模に応じて最適な組織を築いてきた。すべてはお客様の満足のため──それは経営者なら誰しもが持つ思いだが、成長を続けながら実践するのは容易ではない。それでも常に初心を大切にし実行してきた社長だからこそ、今後もその信念を貫いていくだろう。

対談を終えて
「『中部エコサービス』さんは、アルバイトの方も含めると、スタッフは総勢100名以上になるそうです。そうした大所帯になっても、社長は現場に立ち、床下にもぐるような仕事でも、率先して行っておられるのだとか。『仕事を選ばず、出来ることはなんでもする』を仕事の流儀とされている社長。そうした社長の熱意が、スタッフの皆さんの意欲も高めているのでしょう」(吉沢 京子さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『現代画報』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
中部エコサービス 株式会社
住 所
岐阜県各務原市那加門前町2-4 DNAビル1F

【東海統括本部】

愛知県名古屋市中区錦3-10-14 協和錦ビル3F

代表者名
代表取締役 松井 悟
掲載誌
現代画報 2010年3月号
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