穂積　高山先生が税理士を目指されるようになったきっかけというと？

高山　大学時代、就職のために簿記検定を受験したのがきっかけですね。3級の勉強から始め、順調に合格していったので「せっかくだから、税理士を目指してみてはどうか？」と先生からアドバイスを受けて、税理士試験の勉強を始めました。しかし卒業後は一般企業に入社しましてね。税理士業界で働くのは、その後と決めていましたので。そして仕事と勉強の両立の日々を送った後、税理士試験に合格。公認会計士事務所で働き始めました。小さな事務所でしたが大企業の顧問を務めており、様々な経験を積むことができましたね。ここで税理士としてのキャパシティーが広がったと思います。そして「高山税理士事務所」を立ち上げ、クライアント1社とのおつき合いから始めました。

穂積　様々な経験を経て、独立なさったのですね。そんな先生の得意分野は？

高山　開業支援や会社設立のサポートですね。税務中心にトータル的にバックアップしています。クライアントの会社が軌道に乗るお手伝いをしていくのはとてもやりがいがありますね。もちろん既に起業されている方からのご依頼もありますが、最近では同世代の起業者・経営者の方や、世代交代をされた2代目経営者の方からのご依頼が多く、その方に合ったアドバイスやコンサルティングをさせていただいています。経営者は孤独な存在です。難しい決定を下さなければならないとき、相談する人がいないということもあるでしょう。ですから、少しでもお力になれればと思っています。

穂積　クライアントは会社の内情を先生に相談されるわけですが、何か工夫されていることはありますか？

高山　もちろんクライアントの内情を把握しなければ適切なアドバイスはできません。そこで大切なのが信頼関係。クライアントに私という人間を信用していただき、良きビジネスパートナーとしていただくよう、焦らずじっくりとお話を重ね、結果を出すことを心がけていますね。最近は、税務以外のご相談も増加していますので、今後は様々な分野のスペシャリストと連携して、クライアントの利便性を高めるとともに、サポートの更なる向上に努めていきたいと思っています。