お客様の大切な家だから末永く見守っていきたい真心込めて仕事に取り組む

有限会社 ハウスブレーン

(一級建築士登録免許NO 37508号)

代表取締役会長 忠平 尚美

取締役社長 山田 和彦

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─略歴

【代表取締役会長 忠平 尚美氏の足跡】

もともと異業種で勤めていたが、1990年に父親が創業した会社を引き継ぎ、2008年、「ハウスブレーン」として新たにスタートした。経理面、経営面を担当し、ハード・ソフト面でさらなる充実を図っている。

【取締役社長 山田 和彦氏の足跡】

学業修了後大工の道に進み、棟梁として長年業界に携わってきた。腰の故障などがありリフォーム業界に転身したが、これまでの経験を活かして「ハウスブレーン」立ち上げに参加。現場業務を担当し、社員の指導にも熱心に取り組んでいる。

リフォーム事業を手掛ける「ハウスブレーン」。同社は新築、増改築、屋根、各種塗装、外装、内装などの各種工事から企画デザインに至るまで幅広く取り扱っており、家に関するあらゆる相談に応じている。確実な施工を行う技術力の高さと、迅速な対応を可能にした高い機動力によって、着実に信頼を積み重ねている同社を、本日は具志堅用高氏が訪れた。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─対談

具志堅 「ハウスブレーン」は、もともと忠平会長のお父様が創業されたとか。

忠平 はい。元日本住宅公団に長年勤めていた父が、退職後、1990年に設立しました。会社は一度休んでいたのですが、2008年に「ハウスブレーン」として私が再スタートしたんです。当社では、リフォームを全般的に取り扱い、家に関するあらゆるご相談に対応しております。

具志堅 会長は、お父様の影響を受けてリフォーム業界に?

忠平 いえ、違うんですよ。私がこの会社をスタートしたのは、当社の社長を務める山田の存在がきっかけでした。

山田 もともと会長と私は写真仲間でしてね。私は大工だった父の影響を受けて、学業修了後すぐに大工の修業に入り、その後棟梁として働いていました。趣味として写真を撮り始め、現像を依頼していた写真店で、会長と出会ったんです。もう一人の仲間と三人で撮影に出かけたり、写真教室の講師をしたりしていたんですよ。そんな中で、「死ぬまで働ける場所をつくりたいね」と話していましてね。私の経験を活かす形で、当社をスタートすることにしたんです。

具志堅 なるほど。では現場は山田社長が取り仕切っていらっしゃるのですね。

忠平 はい。社長は建築のプロですから、現場を全面的に任せています。一方私は経理や経営面を担当し、役割分担がしっかりできているんですよ。文字通り二人三脚です。社長は礼儀にはかなり厳しい人ですが、普段はニコニコととても優しい。若い社員からも慕われており、頼りになりますよ。

山田 棟梁として仕事をしていた時代に腰を痛め、その後リフォーム会社で経験を積んだのですが、どうもデスクワークは苦手のようで。やっぱり私には現場なんだと思いますね。ずっと一つの現場にいると若手が嫌がりますから(笑)、現在は1日に7〜8件の現場を回って顔を出します。厳しく指導することもあるのですが、当社の社員たちは気骨のある者ばかりですから頼もしいですよ。

具志堅 始められていかがですか。

忠平 あれもしたい、これもしたいと思いはふくらみますが、2008年にスタートしたばかりですから、まずは信用第一。現在は基盤を築くことが最優先ですね。当社は地元の小さな会社ですので、評判も噂もすぐに広まります。誠実かつ確実に仕事をすることが必要ですね。

山田 嘘をついたりだましたりするような商売はしたくないんです。地域に密着して、皆様にかわいがっていただける会社にしたいと思っています。お客様に「『ハウスブレーン』に頼むと間違いないよ」と評価され、口コミで輪が広がっていくのが私の理想なんですよ。

具志堅 不況の影響もあって、新築工事が減っていると聞きます。そこで目を向けられるのはやはりリフォームですよね。同業者も多いかと思いますが、その中で生き残っていくため、どのような工夫をしていらっしゃいますか。

忠平 家にはアフターフォローが必要不可欠。当社ではメンテナンスにも力を入れています。お客様から連絡があると、すぐに社長自らお客様のもとへ出向き、対応しているんです。ですからお客様も対応が早いと喜んで下さいますよ。

山田 家のプロが良いことも悪いこともしっかりとご説明した上で親身にアドバイスをすると、お客様は納得され、私どものことを信用して下さいます。何か起きた時にも迅速に対応することで安心し、全面的に任せていただけるんです。ですから迅速かつオープンに対応するよう、社員たちにも話していますね。それがお客様との信頼関係につながっていると思います。

具志堅 人材育成に関してはいかがお考えでしょうか。

山田 人材育成は経営者としての務めですから、力を入れていますよ。先ほど当社社員を「気骨がある」と申しましたが、皆信頼できる者ばかり。現場を安心して任せられる人材も育っており、将来が楽しみですね。当社をステップの一つとして、羽ばたいてくれると嬉しいです。

忠平 お陰様で当社の社員はとても評判が良くて、お客様からも「おたくの社員さんたちはよく働くね」とお褒めの言葉をかけていただくんですよ。ありがたいことに業績も順調に伸びており、多くの協力業者にも力を借りています。彼らがいなければここまで来ることはできなかったでしょう。「企業は人なり」「人材は宝なり」を痛感しますね。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも力を合わせて成長していきますよ。

具志堅 今後のお話が出たところで、展望をお聞かせ下さい。

忠平 あくまでも目配り、気配りの行き届く範囲でという条件付きですが、もう少し規模を大きくしたいですね。支店展開などは考えていないんですよ。

山田 社員一人ひとりがいろいろな経験を積めるようにしていきたいですね。将来的には一人ひとりが代表として協力体制を敷き、力を合わせて仕事をしたい。そうしていつか、皆でお茶でも飲みながら、「あの時はこんなことがあったね」と、思い出話に花を咲かせたい──それが私の夢です。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真
リフォームに込めた家への感謝の気持ち

「ハウスブレーン」の社名に込められた思い──「ブレーン」とは、“頭脳”や“右腕”という意味を持つ言葉。リフォーム業を手掛ける同社は、顧客の家の“頭脳”であり“右腕”でありたいという思いを持って仕事に当たる。リフォームを単なる改装と位置づけていないのが同社の特長だ。それは長年家族を守り続けてくれた大切な家への恩返し。人間と同じように、時にはリフレッシュさせてあげることも必要なのだ。そんな大切な家を扱う仕事だからこそ、同社は顧客のみならずその家にまで寄り添って、的確な提案と確かな施工を提供する。「現在は基盤を固める時期」──忠平会長は対談でそう語ったが、顧客から寄せられる同社への信頼は既に厚いはずだ。

対談を終えて
「もともと趣味で意気投合しておられた忠平会長と山田社長ですから、会話も息がぴったり。役割分担もきちんとされており、お互いに補い合っていることがよく分かります。トップ同士の連携が取れていると、それは下にも波及するもの。これからも皆さんと頑張って下さい!」(具志堅 用高さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
有限会社 ハウスブレーン
住 所
千葉県柏市松葉町2-11-11
対談者

代表取締役会長 忠平 尚美

取締役社長 山田 和彦

掲載誌
国際ジャーナル 2009年9月号
本記事の内容は、月刊経営情報誌『国際ジャーナル』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。