訪れるだけで元気をもらえる日本一の整骨院を目指す

むさし整骨院

有限会社 ONE FOR ALL

院長・代表取締役 十亀 誠治

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─略歴

■何よりの財産は、心身の健康です
十亀院長が目指すのは、元気で明るい、日本一の整骨院だ。院長をはじめとするスタッフ全員が、明るい声と笑顔で患者に接している。体調が悪いとメンタル面の状態も悪くなりがち。せっかく整骨院に来たのだから、元気になってほしい、訪れるだけで元気づけられるようにという願いを込めて、同院は患者を笑顔で出迎える。「元気をもらえる整骨院」という評判は口コミで広まり、遠方から訪れる人も少なくない。院長の夢が叶う日は、着実に近づいている。
【足跡】 福岡県出身。学生時代は柔道に打ち込んでいた。自身の治療の経験や柔道の恩師の影響を受け、恩師のもとで整骨の修業をスタート。充分な経験を積んだ後、2004年に「むさし整骨院」を開業した。
「むさし整骨院」のドアを開けると「こんにちは」と元気な声が飛んでくる。そして出迎えてくれるのは、スタッフの明るく爽やかな笑顔。技術の高さにも定評がある同院だが、それ以上に院内にあふれる明るい雰囲気が患者の心をつかんでいる。“元気をもらえる整骨院”──その評判を聞きつけ、遠方から訪れる人も少なくない。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─対談

穂積 十亀院長は、どのような経緯で現在のお仕事を志されたのですか。

十亀 学生時代に柔道をしていましてね。肋骨を折るなどのけがが多かったもので、しょっちゅう整骨院のお世話になっていたんですよ。師事していた柔道の先生は、勢いがあって圧倒されるようなオーラを持つ方で、こんな人間になりたいと憧れていました。その方が整骨を手掛けておられたため、修業に入ったんです。多くのことを教わり、充実した修業時代を過ごすことができました。とても感謝しています。

穂積 早くから独立を意識しておられたのですか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

十亀 そうですね。実は修業時代は、小遣い程度の給料しかありませんでしたので、朝から晩まで働いても、友人たちと一緒に遊びに行くことすらできませんでした。自分としては遊びも仕事も、どちらも取りたいわけですから、独立への思いは強かったと思います。2004年に独立し、同時期に結婚もしました。ただ独立資金はないに等しく、今にして思えば、家内もよく私についてきてくれたと思います。幸いなことに銀行の融資を受けることができ、「むさし整骨院」を始めたのですが、開業当初は苦労しましたね。けれど、日本一の整骨院をつくりたいという強い気持ちがありましたので、こつこつと頑張ってきたのです。

穂積 スタッフの方々の元気で大きな声で迎えてもらい、始めは少々驚きました。でも、その声を聞くだけで元気をもらった気がします。それに、大きな声でする挨拶はすがすがしいですし、明るい雰囲気が素晴らしいですよ。

十亀 ありがとうございます。私どものような整骨院は、なかなかないでしょう。まるで居酒屋みたいですよね(笑)。整骨院に来られる方は、当然ながら体調が思わしくありません。身体の調子が悪いと、メンタル面にも良い影響は出ませんよね。そういった方に元気になってほしくて、私どもから元気をアピールしています。当院では、患者さんは友人だと考えているので、単にお話しするだけでも元気になってもらえれば嬉しいんです。

穂積 同業者との差別化も、念頭におありだったのですか。

十亀 はい。経営面でもいろいろと考え、従来と同じやり方では駄目だろうと思いました。私自身、こういった雰囲気が好きだったというのも理由の一つ。雰囲気づくりにはかなり力を注いでおり、同時にスタッフも若く、腕の良い人材を集めました。毎日のように勉強会を開き、技術の向上を図っています。

穂積 スタッフも大勢いらっしゃいますが、何名ほどおられるのですか。

十亀 治療に当たるスタッフだけで13名ほどです。5名でスタートしましたが、患者さんの待ち時間を減らすためにも、最初からある程度の人数を確保したくて。そのために、会社組織を設立したのです。整骨院として患者さんの健康に貢献することが大前提ではありますが、整骨院経営を一つの事業としてとらえ、社会にも貢献したいと思うんですよ。今後は企業としても成長したいですね。

穂積 独自の方向性をしっかりと打ち立てておられ、素晴らしい。院長の強い意志が、成功の要因と言えそうです。

十亀 今にして思えば、えらく冒険したものだと(笑)。でもありがたいことに、良い出会いに恵まれましたので、今までやってこられたんだと思います。

穂積 患者さんは、地元の方が多いのでしょうか。

十亀 地元の方もおられますが、遠方からも来てくださいます。口コミで、「『むさし整骨院』に行けば、元気をもらえるよ」と耳にされた方が多いですね。そういった方からすると、“治る”ではなく、“元気になる”ことがポイントのようで、私も嬉しく思っています。待合室の雰囲気が暗いと、気持ちも滅入ってしまいますし、身体にも良くありません。ここで治療を受けたいと思っていただけるような院づくりと気軽に立ち寄れる温かい雰囲気づくりを目指しています。スタッフにも、患者さんの気持ちが少しでも上向きになるよう、笑顔を大切にしてほしいと話すのです。そして、全力で治療を追求してもらいたいと考えています。

穂積 今後の展望を、お聞かせください。

十亀 日本一の整骨院を目指したいですね。整骨院として、技術を磨くことはもちろん、これまで業界の方々が手掛けたことがないような新しい取組みにも、今後は挑戦したいと考えています。

穂積 これからも、頑張ってください。

Eyes on the Interview...

「むさし整骨院」では身体の「痛みを治す」「痛みは必ず取れる」という信念を持って治療に当たる。行っているのは「小林式背骨矯正」という治療法。これは、南條式矯正(※1)・磯谷式股関節療法(※2)・齊田式矯正(※3)という3つの治療法の長所を組み合わせたものだ。同院の施術の特長は“即効性”。背骨をダイナミックに正しい位置に戻すことによって、筋肉や関節にかかる負担を取り除くことができる。その結果、痛み・だるさ・しびれなども治癒していく。同院を訪れ治療を受けた人は、時間の経過とともに症状が軽減していくのを実感するだろう──同院の治療における“真の効果”とは、その人の自然治癒力を最大限に高めることなのだ。

「むさし整骨院」のモットーは、“元気”“笑顔”“全力”。同院が目指すのは単なる治療ではない。「身体だけではなく心から元気に、笑顔になってもらいたい」という強い思いがあるからこそ、同院スタッフは常に全力で治療に取り組んでいる。そんな彼らの最大の報酬は、患者の笑顔。「いついかなる時でも全力でいかせていただきます!」──「むさし整骨院」は、同院にかかわるすべての人に感謝の気持ちを抱きながら、患者の笑顔を元気の源として走り続けていく。

※1南條式矯正:武術の活法から発祥し、一子相伝として伝えられた施術法
※2磯谷式股関節療法:股関節から身体の歪みを整える治療法。腰痛、ヘルニア、股関節、膝痛以外に、内科系疾患にも適応する。
※3齊田式矯正:背骨の歪みと内臓の関連に着目した治療法

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対談を終えて
「居酒屋にも引けを取らないような元気で明るい声で迎えてもらうと、とても気持ちの良いものですよ。挨拶の大切さを改めて感じました。スタッフの方々も常にニコニコとしておられ、仕事を楽しんでいらっしゃる様子。患者さんたちは、そこにいるだけで気持ちが楽になり、頑固な痛みも軽くなるんじゃないかと思います。そんな風に患者さんに感じてもらうことで、治療の効果がより高まるのでしょうね」(穂積 隆信さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
むさし整骨院/有限会社 ONE FOR ALL
住 所
福岡県筑紫野市紫4丁目1-7
代表者名
院長・代表取締役 十亀 誠治
掲載誌
国際ジャーナル 2009年8月号
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