
佐藤 はじめに、社長のこれまでの歩みをお聞かせ下さい。
平野 私は台湾出身で、平成元年に留学生として来日したのです。大学で学んだコンピュータソフトウェアに関する知識を活かし、卒業後にはソフトウェアの開発・販売などを手掛ける「アイ・ティ・工房」を立ち上げました。その後、学生時代のアルバイト先であった会社から業務を継いでほしいと声をかけて頂き、私の力が少しでもお役に立てばと『積進化成』を設立したのです。
佐藤 岩田副社長は以前その会社に勤めていらっしゃったのですか。
岩田 はい。そこの社長が高齢になったことから後継者を探していたのですが、大きな方向転換を考えていたこともあり次のリーダーには新しい風を吹き込んでくれる勢いを求めていたのです。それでIT業界でのノウハウを持つ平野社長の下でなら、新たな事業展開が期待できると考えたのですよ。
佐藤 平野社長の経営手腕を見込まれたわけですね。御社ではどういったものを取り扱っていらっしゃるのですか。
平野 当社の主力製品は「マウントバック」です。これは特許も取得している当社オリジナルのバックで、開封口を山型にカットして広くとり、エンボス加工で開けやすい構造になっています。ポリエチレン製で耐久性にも優れており、様々な用途にご利用頂いているのですよ。多くのメーカーさんや店舗で見かけると思いますが、実は当社がパイオニアなのです。
佐藤 デザインが豊富なのも嬉しいですね。社長がお仕事上で特に意識していらっしゃることは?
平野 私たちが行っているのは、製造業であると同時にサービス業であるということです。お客様のニーズにお応えするのはもちろん、それ以上のご提案ができるようなプラスアルファのサービスを心がけています。また、インターネット販売を行うことでエンドユーザーとの距離が近くなりましたので、ご要望をより素早く製品に反映させる努力もしていますね。これらの活動全てにおいて、岩田副社長をはじめ社員たちの長年の経験に頼るところが大きいのですよ。
佐藤 お二人が支え合っているからこそ御社の好調があるのでしょうね。
岩田 社長は異業種から就任されたので、先入観なくフレッシュな感性で私どもを後押ししてくれます。今後も社長とともにお客様に喜んで頂ける製品づくりを行いたいですね。
平野 私は留学生時代から今に至るまで周囲の方々から大変お世話になりましたので、感謝の気持ちを忘れたことはありません。以前の会社のころからの歴史を守ってより良い製品を生むことで、受けたご恩をお返しできればと思います。
