時代が求める安心・安全を追求して 警備業界のナンバーワンを目指す
警備&施設総合管理

東和セキュリティサービス 株式会社

代表取締役 中村 栄二

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「スタッフに働いてもらいやすい
会社であり続けたいと思います」
「お客様のニーズに応えるのは当然として、私はスタッフの満足も追求したいと思っています」と語る『東和セキュリティサービス』の中村社長。警備業界は人の入れ替わりが激しい業界として知られているが、同社は長年籍を置いているスタッフが多く、中には創業当初から勤め続けている人や、一度別の会社に移ったのに戻ってきた人もいるそう。そこでスタッフに会社の魅力を聞いたところ、皆が口を揃えて「居心地が良い」と答えてくれた。それは社長が現場のスタッフを第一に考えている証左であり、だからこそ同社は一致団結して、淘汰が多い業界内で地位を確立することができたのだろう。
【足跡】 地元出身。大学卒業後は議員秘書となり、社会人としての経験を積む。そして27歳のときに、父親が経営する『東和セキュリティサービス』に入社し、後継に向けた修業を開始。そして2年ほど前に正式に現職に就任した。
昭和56年創業の、地元では老舗の警備会社である『東和セキュリティサービス』。現在は2代目の中村栄二社長が経営を担い、何ごとも率先して行う姿と積極的にコミュニケーションをとる姿が、スタッフからも周囲からも信頼を集めている。本日はそんな社長に女優の吉沢京子さんがお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

吉沢 御社の創業はいつごろでしょう。

中村 『東和セキュリティサービス』は父親が昭和56年に立ち上げた会社で、私は2代目になります。父はお客様から頼まれると休日でも夜中でも駆けつける仕事熱心な人だったので、子どものころは遊んでもらえないことを不満に思っていましたね。しかし、いざ自分が同じ立場に立つと、たくさんの方から信頼されていたために、どうしても休めなかったことを理解できました。それを知って当時の気持ちを詫びるとともに父の凄さを知りましたね。

吉沢 社長は学業修了後すぐにこちらに入られたのですか。

中村 いえ、大学卒業後は議員秘書をしていました。今の警備業とは全く関係ないように思うでしょうが、どんな世界でも人脈は何よりも大切で、人を得てこそ未来が拓けてくるものですよね。政治の世界はそれが特に強いので、人がいなければ何もできないことを教わりましたし、人間関係の築き方も知ることができました。そして、27歳のときに当社に戻って修業を開始し、2年ほど前に代替わりを行った次第です。

吉沢 代替わりに際してプレッシャーもあったのでは?

中村 はい。最初は私にできるだろうかと悩みました。しかし、会社を継ぐチャンスを得られる人は少ないのですから、重圧ではなく幸福だと思わなければと考えたのです。するとチャレンジ精神が沸々と湧き、何ごとも前向きに捉えられるようになりました。また、父は仕事に対して何よりも責任を持つ人だったので、「やるべきことをやれ」と常に言われてきましたし、その言葉は今も私が行動するときの指針にしています。しかし、ただ父から学んだことを真似るだけでは意味がないと思いますので、自分なりのやり方で当社の新しい歴史を刻んでいけるように取り組んでいるところです。

吉沢 具体的にはどのようなことをしておられるのでしょう。

中村 経営者になったからといって椅子に座って指示を出すだけでは誰もついてこないでしょうし、現場に出ている人に責任を取らせるのは筋が違うと思っています。そこで、まずは自分が率先して動いて見本を見せることと、クレームが発生した場合は自分から伺って、責任は全て私が取ることを明らかにしています。最近は経営業務が増えてきましたが、時間がとれる限り現場に出るように心がけていますね。

吉沢 経営者のそういった姿勢を見ると下で働く人は安心できると思います。

中村 そうであれば嬉しいですね。それに現場に出ているのは、毎日頑張ってくれているスタッフの顔を見たい気持ちもあるんです。立場が上になると人間関係は身近ではなくなりますし、150人ほどの組織だとなかなか全員と触れ合う機会がありません。そこで現場を訪れる度に「おはようございます」と元気よく声を掛けたり、些細な相談も気軽に聞くようにしているのです。それによって一人ひとりの士気を上げて、会社の一体感も高めていければと思っています。私自身、この仕事を始めたころに先輩から声を掛けてもらうと嬉しくてやる気につながりましたし、色々な話をすることで会社に馴染むことができました。それを実践することで、スタッフたちと良い関係を築いていければと考えているのです。

吉沢 なるほど。それはスタッフにとって嬉しいでしょうね。

中村 ありがたいことに当社はスタッフの定着率がよく、長年勤めてくれている人が多いんですよ。それに一度他の会社に移った人が「ここより居心地の良いところはない」と言って戻ってきたこともあります。未熟な経営者なので不満もあるでしょうが、それでも一緒に頑張ることを選んでくれて嬉しいですね。

吉沢 やり甲斐を感じられるときは?

中村 無事に一日を終えられて、お客様から「今日もありがとうございました」と言ってもらえたときですね。安心・安全が求められる職種ですから当たり前のことをしているだけなのに、それを喜んで頂けるのは警備業ならでは。それがやり甲斐につながっているのです。

吉沢 では、今後の展望をお願いします。

中村 これまで建設現場などを中心にスタッフを派遣してきましたが、広島は新球場や新しい建物が建てられるなど、目まぐるしい変化が起きています。そこで、これまで進出していなかったそれらの分野でもお仕事を得られるようにしていければと考えているのです。そして、将来的には地元を飛び出して日本中から依頼を受けるような会社となり、警備業界でナンバーワンになることが目標ですね。もちろん課題もたくさんありますが、先代が築いてきた基盤を大切にしながら着実に問題も解決し、少しでも目標に近づけられるようにしたいと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

物事の基本は“オアシス”から

▼『東和セキュリティサービス』の中村社長がスタッフ育成の際に必ず伝えていることは“オアシス”だそう。これは「おはようございます」「ありがとうございます」「失礼します」「すいません」の頭文字で、社長はこれらの挨拶を実践することが人としての基本だと考えているのである。「現場に黙って入るのと元気よく挨拶をして入るのとでは印象が全く異なります。挨拶は物事の基本であり欠かせないこと。技術などを覚える前に人間性を伸ばさなければ良い仕事はできないと思っているのです」と語った。実際に同社のスタッフを見るとどの現場でもひときわ大きな声を発し、生き生きとした表情で業務にあたっている。この姿勢が、同社の評価を確固たるものとしている理由なのだろう。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

対談を終えて
「以前は安全と水は無料だと言われていましたが、今やその言葉は過去のものとなりつつあります。その中で『東和セキュリティサービス』さんに寄せられる期待はさぞ大きいことでしょう。2代目の中村社長は、現職に就いてまだ2年ほどとのことでプレッシャーもあるでしょうが、先代が築いた基盤を守り発展させてほしいと思います。」(吉沢 京子さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
東和セキュリティサービス 株式会社
住 所

【本社】

広島県広島市南区松原町3番4号 東和ビル

TEL 082-263-4033(代) FAX 082-263-9853

【営業所】

広島県三次市三次町1725-11

代表者名
代表取締役 中村 栄二
掲載誌
報道ニッポン 2009年7月号
本記事の内容は、月刊経営情報誌『報道ニッポン』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。