基本を重んじ、堅実であることを大切にしたい

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

(国際ジャーナル 2009年5月号掲載)

株式会社 山口商店

【本   社】

大阪府豊中市原田元町2丁目19-12

TEL 06-6846-7708

 

【伊丹営業所】

兵庫県伊丹市口酒井1丁目1-37

TEL 072-782-2287

【対談】
代表取締役 山口 敦広/ゲスト 羽田 惠理香

羽田 早速ですが、山口社長は早くに建設業界に入られたのですか?

山口 はい。父が建設会社を経営していたことから、学校卒業後すぐにこの世界に入りました。「山口商店」の創業は1970年で、1988年に法人化を果たしました。私が父から引き継いだのは2005年ですね。現在は、地盤改良工事や泥土改良工事、残土掘削土工事、材料販売などを手掛けています。好景気の波にのって事業を拡大する同業者をたくさん見てきましたが、私はあくまでも堅実であることを大切に事業を進めてきたんです。それが、今日につながっています。

羽田 大不況と言われていますが、影響は感じておられますか?

山口 当社は業績を伸ばし、成長を続けられています。それも、取引先をはじめ周囲に恵まれたからこそです。他社に先駆けて設備を整えたり企業努力もしてきました。それが周囲との信頼関係につながったのかもしれません。確かな仕事に徹するのはもちろん、商売は、人と人との信頼関係の上に成り立つものですから。周囲とのお付き合いも大切にしています。従業員にも恵まれていますね。

羽田 みなさんを信頼していらっしゃるのですね。

山口 はい。当社の従業員は、機械・器具を大切にする、現場では安全作業を徹底するなど基本的なことを大切にしてくれるんです。みんな責任感のある者ばかりで、本当によく頑張ってくれているんですよ。若者が建設業界から離れていっていると言われる現代ですが、当社は20代の若手も育ってきています。若手がいると、現場に活気も出ますよね。

羽田 今後についてはいかがでしょう。

山口 安全や信頼──そんな基本を大切にして会社の基盤をより安定させ、次世代に引き継ぎたいと思います。厳しい時代を乗り越え、頑張ります。

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